８つの銃口

俺の回りにポロポロと潮のような水が垂れる。

皆は先ヘ行った。安心した。

不安を抱えながらも、俺は敵達に向かっていった。

その時…。

俺の身体が突然、赤に光り始めたのだ。

黒い手袋にブーツ…

赤いマントにゴーグル…。

そして俺の手には短剣…

俺は敵を次々に短剣で殺していく。

殺すごとに足も速く、跳躍力も上がって強くなっていく。

残すは研究員一人である。

俺は今までにないスピードで研究員に向かっていく。

頭にあるのは仲間に手を出された怒りだけだった。

そして…

研究員は短剣に刺され死んだ

ほっとする間もなく目の前の炎は既に消えていた。

最後に見たのは自分の回りに広がる紅色の液体だ…。

薄暗い闇の中で呟いた。

どんなことを言っても何も感じないのだ…。

きっと俺は死んでしまったんだ

呼んでも呼んでも返事がない。

俺は絶望に陥って“いた“

途中に登場した画像はアイコンメーカーで作成したものです