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今回も美味しゅうございました😽💭 全員Sランク達成おめでとーごさいます🤩💖💖 スカイさん元々超かっこいいのにもっとかっこよくなったら困ります😫 魔王討伐が近づくにつれ作品もどんどんクライマックスになってくのですが終わりに近づいて寂しい気持ちも…😭 相変わらずsora様の作品だいすけ過ぎます🥹🥹
Sランクいったーっ!ナイス⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆* 次回も楽しみにして待ってます!
省長のバチで🐇君達にいくの腹立つ(( 全員Sマジ⁉︎凄✨
3月なのに日焼けするって何事...??? 顔面が痒すぎます...
2025/03/24投稿
第64話
「イレギュラー」
黄
魔王討伐に向けてクエスト漬けの毎日。 Sになるための修行も死ぬかと思うくらい頑張ったが、毎日クエストというのも疲れる。
前までは中級止まりだったのが上級クエストばかりこなすようになってきたのでさらに疲れが増している。 身体は追いついてるけど心が追いついていないみたいだ。
昔のパーティーのほうがほのぼのとしててよかったなという考えがふと頭をよぎることがある。
でも、今が一番幸せだ。 メンバーといれることは、それ以上でもそれ以下でもない最大の幸福なのだから。
紫
呑気に俺の肩を揉む初兎。 とか言ってる本人も目の下にクマが。
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黄
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こうやって会話していると、ダルさや眠気も少し薄まる気がする。 やはり仲間は偉大だ。
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桃
遠くから手をぶんぶん振ってくるほとけ。もう見慣れたな。
今日はないこと一緒らしい。
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紫
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黄
2人揃って特大あくびをするものだから、俺と初兎もつられてあくびがでた。 眠たいのはお互い様のようだ。
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紫
青
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黄
これは王城まで行くのも大変そうだ。
省長
紫
水
初兎とほとけが愚痴をこぼすと、「すまないすまない」と2回繰り返して簡単にあしらう省長。
省長
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黄
「元通り」とは言ったが、実際戦い方は変わっている。 全体のレベルが上がったことで、個々の戦闘にシフトすることが増えた。
1人でも事足りるのはそうなのだが、やはりパーティーでいるからには協力したい気持ちがある。それも今から探っていくべき課題なのだろうけど。
省長
省長
赤
省長
省長
省長
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桃
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それにしても初兎が指揮....
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紫
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桃
図星らしい。 ないこに頼りすぎるのもよくないが、たしかに、記録は誰でもできそうだ。
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省長
省長
ひとつ大きなため息をつかれる。 ならもうそっちで決めてくれ。そう思ったが、言えるような立場でもないので言葉を飲み込む。
役割分担の話はもう諦めたようで、省長が「そういえば」と話を変えてきた。
省長
紫
もうみんな忘れかけていた事実である。 パーティー名で呼ばれることはあまり無く、その分実感も無かったので自分たちの名前という気がしない。
桃
省長
省長
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水
紫
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青
紫
たしかにかなり安直な理由だった気がする。初兎らしいけど。
省長
省長
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省長
省長
黄
省長
省長
「《イレギュラー》の『スカイ』」 ってこと....?
紫
桃
桃
省長
省長
省長
黄
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過去にも未来にも存在することの無い、俺らにしか付けられない称号。 省長サイドも認めてくれたという意味で受け取っていいだろう。
紫
赤
水
水
省長
ほとけのフレンドリーさにも慣れたみたいだ。いや、呆れたのほうが正しいかもしれないが。
こうやって俺らのことを尊重してくれるなら、魔王討伐の不安も少しは薄れる。 人間同士で揉めるなんてことはどっちもしたくないのだから。
ドンドンドンッ!!
黄
黄
窓の外の様子を見るにまだ6時頃だろう。そもそも睡眠時間が削られているのに、ギリギリまで寝かせてほしい。
黄
ガチャッッッ
紫
黄
黄
ベッドから降りる前に初兎が扉を開けてきた。こんな明け方に来るなんてパーティーメンバーくらいだとは思ったが、初兎だったのか。
紫
紫
黄
黄
紫
半泣きの初兎が勢いのままベッドに飛び込んでくる。 抱きついてきたのでパジャマのまま抱きしめ返したら、さらに泣き出した。
紫
黄
身近で見てたからよくわかる。 クエスト以外の時間でもたくさん努力をしていたのを、俺は知っている。
紫
黄
紫
黄
初兎らしいと言えば初兎らしい。 変なところで謙虚だ。
黄
紫
黄
紫
黄
紫
大丈夫。俺らが初兎以外についていくことはありえへんから。
言葉にはしなかったけど、これは紛れもない本心だと誓えるくらい、本気でそう思うのだ。
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青
水
水
青
水
青
ガサッ....(通知書を開く)
イフ・ボーリエ 【Sランク昇格】
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水
青組
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水
水
青
青
水
青
水
青
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
赤
リウラ・スタティアン・シェイラ 【Sランク昇格】
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
黄
水
最近やけに省長に呼び出されるのでうんざりしていたら、どうやら今日は魔物監視省の軍隊を見学させてもらえるらしい。
筋骨隆々の兵士たちが綺麗に整列している。国中から厳選された約300人しか加入できないらしい。
桃
紫
桃
赤
水
省長
水
1番上の位の上司にかなりの無礼をはたらいているほとけを兵士たちが驚いた顔で見つめる。「こいつ殺されるぞ」とでも言わんばかりの。
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省長
省長
紫
桃
桃
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省長
桃
兵士たちのテンションがあからさまに下がったのが顔からわかる。 たしかに、これは多ければ多いほど良いという問題でもない。ないこの言うことは理にかなっていると思う。
省長
水
赤
桃
黄
青
整備なんてされてないし、途中には大きな川や崖があって回り道の回数も多かった。
俺らだけなら多少危険な道も進むし長い期間の野宿も耐えられるが、大人数となるとそうもいかないだろう。
桃
省長
省長
省長
ザワッ(兵士たち)
赤
桃
省長
省長
黄
桃
俺たちの制止を聞かずに「手合わせの準備を」とスタスタとどこかへ行ってしまった。
あわててみんなで話し合う。
水
水
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赤
紫
青
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赤
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水
黄
青
桃
省長
紫
省長
省長
『...はい???』
兵士たち×60
兵士たち×60
赤
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桃
黄
国家権力の持つ軍隊....絶対に強くないはずがない。しかも人数が人数。 ほとけを抜いて単純計算すると1人につき12人を相手することになる。
水
紫
赤
桃
りうらがかなり物騒なことを呟くが、それが聞こえないくらい向こうは盛り上がっている。
相手が勇者パーティーだからだろうか。いや、それよりも先に6対60は楽勝だと思ってるのだろう。
黄
黄
青
兵士たちを見つめながら言う。 ダルそうに頭を抱えていたまろが顔を上げて、狐につままれたような顔でこちらを見た。
青
青
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イマイチ現実を受け入れていなかったパーティー内にやる気が満ちていく。
やはり、俺らの原動力のひとつは "かっこいい" のようだった。
省長
紫
省長
省長
紫
紫
赤
黄
ないこ、初兎とまろ、俺とりうらに分かれ、それぞれの役割分担を決めた。
兵士一人一人が同じ力なわけが無いということで、強さに応じて誰が受け持つかというのをざっくり分けたのである。
Aランク相当の兵士はないこが、Bランク相当の兵士は初兎とまろが、その他は俺とりうら。
もちろん軍隊内の強さもピラミッド型なので、俺らの受け持つ人数はざっと40人。頭がおかしいと思う。
兵士
青
ガキーーンッ
紫
紫
青
青
向こうはなんだかんだで楽しそう。 2人で17人を相手しているみたいだ。こっちは必死だというのに少しムカつく。
桃
兵士
兵士
桃
ないこは1対3でかなりの強敵を相手しているらしい。目にも止まらぬ速さで技を繰り出している。
黄
赤
黄
人数が多すぎて状況の把握が難しい。 "引き受ける"と言っても相手の行動を全て管理できるわけではない。 2人で40人を制するなんて無茶な話だ。
兵士
赤
水
カキーンッ
兵士
水
赤
ほとけの作った結界に剣が吹き飛んでいく。いつのまにかあれほど硬い結界を作れるようになったらしい。
黄
水
赤
黄
兵士
黄
間合いまで上手く入り込めば、武器を奪うことは楽勝である。 不意打ちをつけば尚更だ。
水
赤
赤
水
赤
兵士
赤
近くに居た兵士の剣がいつの間にかりうらの手の中に移った。 「移った」というより「盗った」のだろうが、早すぎて何も見えなかった。
兵士
赤
兵士
赤
赤
カキーーンッッ(相手の剣をはじき飛ばす)
水
剣が空高く舞い上がって飛んでいった。ほとけがもはや引いてしまうほどのパワーである。
剣士でも無いのにあの威力。魔法使いということを忘れてしまいそうだ。 彼はとにかく周りの身体の動きをよく見ていて、それをリハーサルも無しに実践できる器用さが武器なのだろう。
黄
赤
黄
考えることは同じようだ。 俺らなら案外どんな敵にも勝てるのかもしれない。
兵士たち×60
兵士たち×60
兵士たち×60
兵士たち×60
兵士たち×60
兵士たち×60
黄
水
赤
桃
紫
青
赤
桃
赤
息が上がりながらも勝てたことにはしゃぐパーティーメンバー。 省長が呟く声が聞こえた。
省長
省長
紫
紫
紫
黄
水
メンバー全員が初兎の言葉に反応すると、「えへへ」と満更でもなさそうに笑う初兎。
紫
衛兵
省長
衛兵
水
赤
桃
省長
省長
水
青
省長
省長
続く