もうそろ連載終わっちゃうよー😭
あ、過去の連載を少し上書きしてたので変な通知来てたらごめんなさい💦 この後間違って下書きにしちゃったやつ投稿し直そうと思ってるんですけど気にしないでください!
読み返してたら結構面白かったので(自分で言うな)......もし興味があれば 「聖なる夜、君と2人で」 ぜひ第1話から読んでみてください!!
2025/03/29投稿
第75話
「魔王討伐開始」
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ついに魔王討伐の遠征が始まった。 今日は2日目だ。
魔王城に乗り込もうとしてるの漏洩したし、作戦1個も立てれてないし....まぁここまでいろいろあったからちょっと聞いてほしい。
情報漏洩に伴い、とりあえず緊急会議が開かれたわけなんだけど...
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省長
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省長
桃
省長
桃
省長
桃
省長
桃
桃
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ないくんと省長が対立しちゃって他の人が口を出せない状態に。
バッチバチじゃん。 多分ないくん今まで省長に対して我慢してたこと全部噴火してるって。タイミング悪いよねほんと。
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熱くなってディベートが繰り広げられてはまろ達に制御されるのを何度か繰り返し、緊急会議は終了。
群衆
群衆
群衆
群衆
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結局、魔王討伐前の式典は執り行われ、ぎこちない表情をしたメンバーと共に大通りと王城前を練り歩いた。
みんな恥ずかしいんだと思う。 照れてるの丸わかりで可愛いよねw
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1人で背負い込もうとしているのがわかる。本人は無自覚なのだろうけど。
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初兎ちゃんらしいな。 もちろん俺もそのつもりだったけど、ああやって言い切るほどの自信は無い。
初兎ちゃんの場合、「自信」というより「覚悟」なのだろう。 誰も死なせないという覚悟。
黄
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あ、そうそう。もう1つトラブルがあるんだよね。
討伐計画を知った魔王が人間に危害を加える可能性を加味して迅速に魔王城まで向かわなきゃいけないわけなんだけど...
赤
そもそも進むルートがまったく違う。 メンバーと魔王城の前まで行ったときの道も険しかったけど、本番で進もうとしてるルートのほうがもっと険しいっていうね。ほんと省長大嫌い()
まぁこれは初兎ちゃんの意見でもあるし、省長とバチバチだったないちゃんも納得してるから仕方が無いのかな〜とも思う。
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省長
省長
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省長
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て感じで、初兎ちゃんがいつの間にかおじいさんから預かっていたらしい勇者セルフィウスの情報を頼りに魔王城まで向かっている。
時代も人数も違うもんだからトラブルばかりだけど、なんとか進めていることには成長を感じるなぁ。
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緊急会議で早急に設けられた作戦...というか役割分担というか。それでないくんとまろはペアになっている。
ちなみに内訳としては
勇者パーティー 1組(6人) 一般冒険者パーティー 5組(24人) 魔物監視省軍隊 20人 計 50人
こんな感じ。 そしてこれを組織的な図にすると__
勇者 (指揮) ↓ 勇者パーティー (先導・作戦・救護班指揮) ↓ 一般冒険者パーティー・魔物監視省軍隊・救護班
こうなるらしい。 りうらも難しくてよくわかってない。
完全なトップは勇者のようだ。 すなわち初兎ちゃんになる。 指揮を執るのも最終的な判断を下すのも、全て初兎ちゃんだ。
結局先導も初兎ちゃんなんだけど、アニキと2人でやることになった。 アニキがいれば安心だろうというみんなの総意だ。
「救護班指揮」っていうのはほとけっちのこと。 「救護班」は一般冒険者パーティーから白魔術師と白魔術に特化した赤魔術師を集めたグループだ。
ちなみにりうらは「救護班指揮補佐」っていう長ーい名前の役目を任されている。まぁようするにほとけっちのお手伝いってことらしい。
そして__
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お察しの通りこの2人が「作戦」。 これもアニキ同様、全員の総意である。
主に魔王城での立ち回りを考えてくれているみたい。なんせ出発までの時間が無かったので、遠征しながら作戦を立てている。ゴリ押しだよね。
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桃
桃
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赤
さっきからりうらパシられてない....?
50人が一斉に移動してる中でメンバー探すのって結構大変なんだけど。 初兎ちゃんもないくんも俺ならパシっていいって思ってるよね??
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桃
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りうらの役割の中に「パシリ」って入れて追加報酬でも貰いたいくらいだ。
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白魔
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赤
白魔
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この白魔さんはたしか....
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白魔
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救護班の中にはほとけっちの友達が居たみたい。白魔学校時代の同級生らしい。
メンバーはみんな攻撃系だし魔王城の中でも一緒に居れるか分からないけど、友達が居ると聞いて実は少し安心したりしている。
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補佐なのは事実なのでなんだか悔しくなって強引に会話を終わらせて踵を返したら、無邪気に「ばいばい」なんて言うんだから気が抜けてしまう。
でも、どれだけ時間が経っても変わらないメンバーのそういうところが好きだったりするんだよね。
白魔
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やっっっと先頭に戻ってこれた....結構疲れるんだよな。伝言係って大変。
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数人の兵士たち
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数人の兵士たち
数人の兵士たち
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うわぁ修羅場....
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数人の兵士たち
双方に希望の目で見られる。 今来たばっかだからどっちが悪いとかわかんないんだけど....
赤
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数人の兵士たち
どうやらウサギを捕まえてたみたいだった。兵士の2人が2匹ずつ、ウサギの耳を掴んで宙吊りになっている。
あぁ...これはたしかに初兎ちゃんが怒りそうだ。ウサギはかなりボロボロで、多分兵士たちが捕まえるのに手こずったのだろう。
赤
赤
どうしよう。1人でできる気がしない。 アニキ呼んでこようかな...
....いや。これくらい自分でしないと。
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数人の兵士たち
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数人の兵士たち
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数人の兵士たち
数人の兵士たち
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数人の兵士たち
兵士さんたちはたしかにちょっとマニュアルっぽくて考えが硬い感じがするけど、勇者パーティー自体は慕ってくれているらしく関わりやすい。
冒険者パーティーの中にはあんまり友好的じゃない人もいるし....特にまだ未成年のりうらは好かれてないっぽいし。
その点、兵士さんたちはちゃんと言うこと聞いてくれるから悪いとこばかりじゃないんだよね。
赤
あぁぁぁぁぁぁ..........もう!!!!! (自分への怒り)
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初兎ちゃんが一般冒険者と兵士さんたちに指示を出した後、さっきまでピシッとしていたほとけっちが駄々をこねだす。
みんなが見てなかったらいいみたい。 でも多分バレてるよ。そのキャラ。
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桃
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みんなが言いにくそうなところを、ないくんがズバッと切り込む。
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初兎ちゃんはこのところ少し弱気だ。 自分が率いているチームが順調にいっていないのだから当たり前である。
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ないくんがカバンの上に4枚ほどの紙を広げる。近くにあったランプを引き寄せて、照らしながら説明してくれた。
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いくつかのグループに分かれるのはなんとなく想像していたが、まさかリーダーを任されるとは思っていなかった。
りうらにできるのだろうか。 初兎ちゃんみたいな勇気も無いし、ないくんみたいに賢くないし....そんな素質があるとは思えない。
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正直言ってりうらは舐められてるし、言うこと聞いてくれる気がしない。 ほとけっちがいれば幾分かマシだろう。
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ないくんが紙に文字を書き始める。 右手でランプを持ったままで書きにくそうだったので、持つ手を代わった。
下級 獄人・番犬・兵隊 中級 三大貴族 上級 右大臣・左大臣
スラスラと文字が並べられる。
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まろの言葉的に多分魔族だろう。 俺の大嫌いな。
「嫌」なんて言えないし、そもそも魔王だって魔族だ。ただの敵とでも思えば大丈夫だ。きっと。
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桃
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紫
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そして最後に合流して全員で魔王に立ち向かうのか。なるほど。
なんせ情報が古いから少しくらい作戦は変更になるかもしれないけど、リスクも高すぎない合理的な作戦だ。 さすがしごできペア。
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ないくんが出した紙を見ると、Dグループの枠に入れられた名前の横に(兵)という字がみんなついている。 人数は俺を含め13人らしい。
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りうらのことも考えてくれていたんだ。 ただグループ組むのでさえ大変だろうに、そういうところがすごいと思う。
桃
Aグループ 19人 Bグループ 7人 Cグループ 11人 Dグループ 13人 (Eグループ) 10人
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さらっと言えてしまうところがすごい。 りうらにはそんな自信が無い。 Sランクにはなったけど、心はまだ追いついていないみたい。
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ほとけっちが居たほうに目をやると...
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そう言いながら優しい顔でほとけっちに毛布をかける初兎ちゃん。 昨日も見張りは初兎ちゃんだった。
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寝袋に入りながら初兎ちゃんを観察する。まだ寝床は温まっていない。
これがもし冬だったら相当寒かっただろうなと思う。秋でもこんなに冷たくて寂しいのだから。
初兎ちゃんは珍しく何を考えているかわからない顔をしていて、木の途中くらいから伸びている大きな枝に腰掛けていた。
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赤
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俺の呟きに気づいたのか、こちらを振り返って不思議そうに見渡す。 別にやましい事なんてないけどなんとなく見つかってはいけない気がした。
寝たフリをしてジッとしていたら、また遠くを見つめ始めた。
赤
きっと「寒いでしょ?」と毛布を持っていったらいつもの初兎ちゃんに戻るんだろうな。
あーあ、なんでわかんないんだろ。 ずっっと一緒に居た気だったのに。
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初兎ちゃん....心配だな。
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紫
翌日の昼、初兎ちゃんが一般冒険者パーティーの各リーダーと軍隊の代表者1人を招集した。
ちょうどお昼時だったので昼食を邪魔されたリーダーたちは少し機嫌が悪い。
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ほとけっちにそう視線を送ると、
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みたいな表情が返ってきた。
ちなみにないくんたちは食事と並行して作戦の見直しをしているからこの場には居ない。俺と初兎ちゃんとほとけっちの3人だけだ。
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初兎ちゃんの声がだんだん小さくなる。 そりゃこんなこと言いにくいよね。
話を聞いてる側はと言うと、あまりいい態度では無かった。「なんで俺らのせいにするんだ」と顔が物語っている。
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初兎ちゃんが深々と頭を下げる。 彼は変なプライドを持たずに躊躇なく頭を下げれる人だからすごい。 でも、たぶんリーダーたちはそれでいい気になったんだと思う。
リーダーたち
リーダーたち
リーダーたち
リーダーたち
そう言ってりうらのほうを睨んできた人に少し怯んでしまう。
こんなところで後ずさってはいけないのに。舐められちゃだめなのに。 ないくん達ならどうするんだろう? りうらにはどうにかできる気がしない。
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初兎ちゃんの悲しそうな笑顔で幕を閉じた説得作戦。
彼は決して自分のことを自慢しない。 「お前たちはSランクなのか?」とか、「自分は勇者だぞ」とか、言い返せる手札なんていくらでもあるだろうに、決してそれを使わない。
とっても優しいけど、それ故に頼りない人に見えてしまうのは悲しいことだ。
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りうらには真似できない。 あんな態度を取られたらもうすでに嫌いになっているだろう。
勇者って、勇ましいだけじゃないのかもしれない。
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〈 たいへんたいへーーん!!!
遠くからほとけっちの声が聞こえた。
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水
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水
水
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グォォォオォォッ"!!!!!
赤
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こだまして聞こえてきたのはかなり大きな咆哮。威嚇の音だ。
魔王城に近いし、力を持った魔族という可能性も考えられる。 鉢合わせでもしたら厄介なことになるのは誰だってわかるだろう。
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紫
続く
コメント
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久しぶりのコメント失礼します🥹 魔王退治始まったんですね! この話の連載が始まってもう約2年 この話を楽しみに約2年間過ごして来ました🥲💕 soraさんの書く物語は色んな視点から考えられてほんとに素晴らしいです✨️ 何回読み返しても新しい発見があり無限に読み返せます☝🏻 これからも陰ながら応援しています😌✨️
今回もめっっっっっっっっっちゃおもしろかったです!続きがとっても楽しみです✨今は季節の変わり目ですので体調には気おつけてくださいね!