お腹が空いたら…、 赤青

注意 ・いれいす様の名前を使わせていただいております。 ・赤青です ・ちょいえろ要素あり！！！ ・地雷、苦手様は他の神書き手様の作品へ行きましょう！！ ・パクってるつもりはありません！ 似通った作品がある場合はごめんなさい！ ・吸血鬼パロ 通報しないでくださぁぁぁい！！！

俺はりうら。

吸血鬼、

の、なり損ない。

え、なんでかって？

普通の吸血鬼より血が飲めないからだよ。

俺ら吸血鬼の世界では、どれだけ人間の血が飲めるかで強さが変わるんだ。

でも俺は1口飲めばお腹いっぱいなんだよね。

それ以上飲んでも吐いちゃうし。

だから、論外。

なり損ない、

一族の恥さらし。

なんて除け者なんだ。

なんで俺だけが。 仕方ないじゃないか、飲めないんだから。

望んで、吸血鬼にうまれたわけじゃない。

俺の髪も、瞳も、真っ赤なのに。

誰よりも血を望まない。

ほら今日だって、

親にも、同い年の子にも、

…大好きだった兄にも。

悔しい。

苦しい。

そんな渦巻く感情をもったまま来たピンクだらけの店が並ぶ繁華街。

その時すれ違った。

青年。

青髪の、青い瞳の。

彼を見た瞬間。 息が詰まった。

身体に甘い電流が流れたような感覚。

あれ、変だ…。

今日はもう飲んだのに。

いつもなら絶対に感じない空腹感。

ほしい、血がほしい。

君が、ほしい。

半ば強引に連れてきた俺の家。

親から離れたくて頑張って手に入れた。 もう今では自由の身。

人を招くのは初めて。

無言で睨まれた。 りうらかなしいよ。

やっぱダメなのかなぁ…。

お家帰してあげようかな…。

意外とあっさりOKしてくれた…。

目を瞑る彼。

怖いのかな。

え、可愛い。

やばい、止まらない。

おかしい…。

こんな甘い血、初めて…。

あ、やば。 一旦止めなきゃ気絶するかも。

ﾊﾟｯ

まろ？呼び名かな。

はぁ、これで俺は出来損ないじゃない。

これからは、まろだけ飲むよ。

だから、お腹が空いたら……

よろしくね…？？♡

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