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ふぃる汰
356
あおい🌧️
32
羽海汐遠
14,578
夕暮れ時、ひとりぼっち。
店の人も、その辺を歩く人も、友達になれそうな子も親もいない。
…全部僕のせいで、僕のせいじゃない。
星螺
星螺
海唯
コイツ(星螺)のせいだ。
星螺
星螺
海唯
海唯
星螺
星螺
海唯
海唯
そう、コイツが街の人ぜーんぶ消した。
僕が望んでしまったから。
星螺
星螺
海唯
星螺
海唯
星螺
海唯
星螺
海唯
海唯
海唯
星螺
星螺
海唯
海唯
星螺
海唯
夜になる前、ふたりぼっち。
星も月も、電気すらも光らない。
なんだかんだ星螺がいるし、まだ子供でもいいのかも。
暗くてもいいや。
僕はその辺の建物に入った。
海唯
星螺
目の前の子供が寝たのを見届ける。
すっかり見慣れた寝顔。
出会ったばかりの頃は、こんな一緒にいることになるとは思わなかったな。
…丁度1ヶ月くらい前か?
誰もいない廃れた社に、薄汚い子供が転がり込んできた。
そいつは追われていて、社の裏に隠れてしばらくやり過ごしていた。
しばらくして追手が居なくなった頃そいつはのこのこと社の裏から出て────
海唯
そこに何がいるかも知らず、感謝して供物をした。
星螺
だから興味が湧いて、話しかけたんだ。
海唯
そしたら、警戒をしてこっちを睨んできた。
数十年前に見て、それ以降見たことの無い人間の表情。
あまりいい思い出はなかった。
だから、脅してみたんだ。
星螺
海唯
星螺
初めて見た。
土地神の存在すら知らぬ人間なんて。
星螺
海唯
海唯
海唯
星螺
海唯
星螺
社の方に目を向けると、確かにそこに狐がいて、先程の供物を食べていた。
海唯
星螺
海唯
そう言って、海唯は本当に去っていった。
星螺
土地神すら知らない、失礼で無知なあの子が、オレは気になってしまった。
まぁ、実際はただの妖だから土地神の事を知らなくてもどーでもいいけど。
星螺
そんなこんなで町を見て海唯を観察して3週間。
もうすっかり彼に情を持ってしまっていた。
海唯は、かなり酷い扱いを受けていたのだ。
親からの育児放棄、生きる為に盗んだ食べ物などの持ち主からの逃亡を強いられる生活。
だから、あんな誘いをしたのだ。
星螺
海唯
海唯
海唯
星螺
海唯
星螺
星螺
海唯
星螺
海唯
星螺
星螺
海唯
星螺
星螺
海唯
海唯
星螺
そうして、全員消した。
忌々しいこの町の人類を、海唯以外。
星螺
海唯
海唯
星螺
星螺
海唯
そうして、オレと海唯は一緒にいるようになった。
星螺
まさか土地神を食った化け物のオレが、こんな子供を育てるなんて。
光の力を無理やり僕のものにして、好き放題できるなんて。
数十年前の、忌み嫌われていたオレからは想像できない。
これから海唯を育ててオレはどうするのかな?
このまま死ぬまで育ててもいいし、食べても壊しても誰も気付きやしない。
星螺
あーあ、海唯ってば本当に可哀想。
虐げてくる人間から解放されたと思ったら、化け物に執着されるなんてさ!
コメント
1件
わあ…すごく重くて切ない世界観だけど、なんだか目が離せない…!😭💦 星螺の飄々とした口調と裏にある執着の重さがめっちゃ怖いけど気になるし、海唯の「僕のせいで、僕のせいじゃない」みたいな複雑な自己認識がリアルすぎて心に刺さったよ…。 土地神の設定や、星螺が実は化け物で海唯をどうするか迷ってる感じ、すごく興味深い…!続きめっちゃ気になる…!次のエピソードいつ読めるの?🥺💕