人狼ゲーム〜闘魂〜2

人生はいつかは終わる

大切なのは生きた年月ではなく

その年月にどれだけ充実した「生」があったかだ

「皆さんは村人ですが、人狼が2人紛れています」

「構成」

「人狼側 人狼2人」

「村人側 予言者1人、用心棒1人」

「村人4人です」

「皆さんの腕には投票装置が付いています」

「毎晩9時に任意の相手の名前を押してください」

「皆さんの正体は投票装置で自分の名前を押して確認してください」

「人狼は夜、12時から2時までの間に1人を選んで殺してください」

「予言者は毎晩1人を選び、その人が人狼かそうでないかが知ることが出来ます」

「用心棒は毎晩1人を選びその人を人狼の襲撃から守れます」

「ただし、自分を守ることは出来ません」

「投票により最多票を集めた人は処刑となります」

「最多票の者が複数いた場合、決選投票を行なってください」

「それでも票が割れた場合、その夜は誰も処刑されません」

「人狼の人数が村人側の人数と同数以下になれば人狼側の勝利」

「人狼を全滅出来れば村人側の勝利です」

「それでは皆さん。頑張ってください」

そう言い残しアナウンスは聞こえなくなった

和馬は夢華を睨みつけた

窓の外を見ると雷鳴が聞こえた

その頃

1時間、私達はロビーに集まって円形のテーブルに向かい合って座った

時計を見ると8時を過ぎていた

私は自分の名前を押した

一条 真奈美さん あなたの正体は

村人です

良かった……と安心した

和馬がニヤリと笑った

場の雰囲気は最悪だった

和馬、京、城崎、羅夢が私を見つめていた

するとガタンッ！と椅子が倒れる音がした

和馬は怒りで震えていた

時刻は9時を指そうとしていた

すると京が笑いながら席を立った

私は京の圧に押されて和馬の名前を押した

「投票が終了しました。結果を発表します」

釜野 栄太さん1票

米塚 和馬さん7票です

和馬は京の方向へと向かった

その瞬間、和馬の投票装置からカチッという音が聞こえた

和馬は倒れ込み口から血を流した

数分後和馬は動かなくなった

翼が和馬の脈を確かめる

この瞬間、私達は傍観者ではいられなくなった

私達は

当事者となった

一条 真由美 生存

多田 陽子 生存

城崎 夢華 生存

源 羅夢 生存

柊 翼 生存

米塚 和馬 死亡

峰木 京 生存

釜野 栄太 生存

ーーーー残り7人ーーーー