テラーノベル

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どうしようかな…

彼女はどこに行ったんだろう…

この扉…何か関係があるのかな…

彼女と私らしき人が行ったこの扉…

…開けて…みるしか…ないね!

だって、兎月さんも言ってたじゃん!

賭けてみるしかないでしょって!

賭けてなきゃ、私はずっとあそこに居たままだった!

だから、賭けて進んでみよう!

…ふぅー

ガラガラガラガラ…

な、何これ…黒い…

…!そうだ…これ…あの時の…

あの時の…ワープホールそっくりだ!

…行ってみよう!

…ん…?

あ…れ…

ここは…?

え…?

ま、窓が割れてる…どういうこと?

ここが…壊れた…時乃さんの…妄想…

…いや、今は…違うかな?

どっちかって言うと…壊れた…"理想"かな?

でも、どちらにせよ、悪いですけど…終わらせてもらいますよ…この…事件…そして…この妄想も!

美空時乃

雨乃奏

青上高校には慣れた?

…(さて、どうしようかな…)

(今は泳がせて、早めに真実を叩きつけるのが…一番かな?)

常盤香菜

奏、転校生くんは昨日青上高校に転校してきたばかりだよ?

美空時乃

あ、あはは

美空時乃

(な、何であの子まで…)

雨乃奏

そういえば私達、まだちゃんと自己紹介してないかも…

白鳥火樽

転校生も大人気だねぇ

械塚幸

そりゃ皆気になっちゃうよ〜

姫川美月

皆で一気に行くと使われちゃわないかなぁ?

(今…隠してた能力を使う時が来たみたいだね…)

(まぁ、言ってもただのスペルカードなんだけど…)

(悪用したら危ないかもって思って温存してたけど…)

(今,使うべき場面になった…ってことだね…)

(真符 聖なる記憶!)

ザー…ザー…

鵜飼…薫…?

なにしてんの?

如月…星夜…?

私たちとも話そうよ〜

(結構上手く出来るものなんだね…)

姫川美月

そういえばさ〜…隣のクラスの人達

械塚幸

うん、お休みしている人が増えたね…

…(ここでも起きてるってことは…何かある…?)

姫川美月

連絡も全然取れないみたいだしね〜

美空時乃

…ん?

(もしかして…まだ…効果が…続いちゃってる…?)

白鳥火樽

夏風邪でも流行ってるのかね?

常盤香菜

あれ、どうしたの?

美空時乃

う〜ん

美空時乃

ま…気のせいか

(い、いくら現実を見たくなくても…ここまでって…)

常盤香菜

実はね、奏は学級委員長なんだよ!

雨乃奏

わ,私のことより自分の話をすればいいのに…

学級委員長…そっか…

(まだ…残ってるんだ!心の奥深く…どこかで…真実を見つけようとする意思が!)

(それが反映されて…人も似たような人になってるんだ!)

常盤香菜

もっとしっかりしたいから学級委員長になったんでしょ?

雨乃奏

そうだけど…

(ここら辺だ!)

(さっき勘違いしてたけど…続いてない!もう一回発動させるんだ!)

(再発動!聖なる記憶!)

常盤香菜

君のことも知りたいからさ!色々と教えてよ!

雨乃奏

私も知りたいな

夏乃…華火…?

やった!えっとね…

…(懐かしく感じる…華火さんの声…)

夏乃…華火…?

私が知りたいのは好きな食べ物とか、好きな…タイプとかなんだけどさ…

夏乃…華火…?

稲裡も何か聞きたいこととかあるなら聞いといた方がいいよ!

白雪…稲裡…?

私は別に聞きたいこととかないし…私は華火ちゃんの質問のことでいいから…大丈夫だよ…

美空時乃

なにかおかしい…

美空時乃

気のせい…気のせいだ…

美空時乃

全部…

…!

パリーン!

え…?い、今の音…って…まさか…

そ、そんな…まだ…続くの…この…事件も…妄想も…

いや…でも…諦めたくない!

私は…もう…諦めないって決めたから!

もう…逃げたりなんかしない!

美空時乃

白鳥火樽

転校生。もう学校には慣れた?

美空時乃

え!?あ、はい!

械塚幸

それならよかったよ

姫川美月

困ったことがあったら頼ってね〜

姫川美月

ね〜稲裡さん?

え!?

い、稲裡…さん?

雨乃奏

うん。何か困ったことがあったら…

白雪…稲裡…?

なんでも…聞かせてください!

…そっか…まだ意志は消えてないんだね!

(時乃さん!)

美空時乃

青上町のこと…もっと私も知りたいです!

美空時乃

それに…みんなのことも

常盤香菜

転校生くん、今度昼の校内放送…

雨乃奏

おすすめの場所があるので…一緒に…

白鳥火樽

かわいい…お店が…あるんだけど…

姫川美月

???は賑やかだし…いっぱいお店があるから…一緒に歩こう…

械塚幸

もう、皆そんな一気に話したら転校生困っちゃうでしょ

械塚幸

ちなみに歌うのって…好き?

美空時乃

ああ…幸せだなぁ

(私には見えてるけど…他の人には…見えていないんだよ…幸せは…)

…懐かしいな…あの時の…眺め…

(確か…ここから近くに…青上神社と、青上第二公園があるんだっけ…)

(どうせなら…時乃さんの妄想の中の青上神社を見に行ってみようかな…)

常盤香菜

ん〜…今日の放送はいまいちだったな〜

雨乃奏

そうなの?

雨乃奏

私はいつも通り良かったと思うけど

美空時乃

時乃さん…

美空時乃

どうしてこんなことになったか…覚えてる?

美空時乃

…知らない…私は!

…いい加減にしてください!

美空時乃

…!

…話を戻しますね

質問が悪かったですね…

あなたは…あの時…なんて祈ったか…覚えてますか?

美空時乃

…!

(…!ここら辺だね…)

ついてきてください!時乃さん!

美空時乃

…分かった…

常盤香菜

…ん?どうしたの?

美空時乃

私、青上神社に寄ってから帰るね

常盤香菜

あ、うん…

ひぐっ!くうっ!

な、泣き声…?

美空時乃

…誰?

…待って!こ、この声…まさか!

美空時乃

え?な、何か心当たりがあるの?

私は何も出来なかった…何も

…やっぱり…そうなんだよね?

四宮さん!

四宮桜

美空時乃

し、四宮さん?

美空時乃

どうしてここに…

何か…心残りがあるのでしょう…

美空時乃

私はずっと前から思い出していた…

美空時乃

本当は知ってる…

美空時乃

この世界が偽物だってことを…

な、ならなんで!

美空時乃

自分がどうなってるか,本当は気づきたくなかった

美空時乃

友達とずっと幸せに過ごしたかった

美空時乃

ねぇ、四宮さん…どうしてここにいるの?

さっきも言いましたが…

恐らく心残りでしょうね

美空時乃

心…残り…

四宮さん…

ちょっと素材がなかったので代用としてお願いします

美空時乃

え…?

美空時乃

ここは…

多分ですけど…彼女が過ごした部屋でしょう

美空時乃

ここって、研究室…だよね

美空時乃

だから…こんなに観葉植物が…

…これは…

美空時乃

日記…

美空時乃

私に何を伝えたいの…

日記を開く時乃

美空時乃

私は四宮桜

美空時乃

あの地崩れ、それにヤンデレ事件のことは、

四宮桜

一度たりとも忘れたことはない

四宮桜

全てはあの日から始まった

四宮桜

当たり前の日々はあの時、一瞬にして奪われた

四宮桜

あの地崩れの原因は、連日続いた雨と

四宮桜

青上町の森林伐採による地盤の緩みだった

四宮桜

それによって、ヤンデレ事件も起こってしまったんだ

四宮桜

謎の…薬の影響で…

四宮桜

伐採に対しての反対運動を多くの人達はしてくれたけど

四宮桜

私は森が存在することで悪影響が出ていることを知っていた

四宮桜

森は呪われていたから

美空時乃

やっぱり七星さんとまりって子は…

森が…原因…ってことだったんだ…

美空時乃

…彼女は…ずっとあの日に縛られていたんだ

美空時乃

ふふっ…誰かさんみたいだね

四宮桜

伐採を続ければ地崩れはいつかまた起きる

四宮桜

でも伐採しなければ、誰かがまた七星さんの様に…

四宮桜

じゃあ森はどうすればいいんだろう…分からない

四宮桜

その双方を解決するために…私は環境科学者になり、自然環境に対しての理解を深めていった

四宮桜

うーん…

四宮桜

森の呪いの正体は公害だった

四宮桜

何かが原因で木々が汚染されていて、その周辺の空気が人間に悪影響を及ぼしていたらしい

四宮桜

だから、新しい森を作らなければならない…

四宮桜

それに…あの薬のことも…

四宮桜

その二つのことを考えて、私は研究に没頭している

四宮桜

それが彼女たちをあの日、巻き込んでしまった私の責任だから…

四宮桜

私が歩香さんに噂を話さなければ…

四宮桜

ちゃんとあの時、止めていれば…

ふふふ…

四宮桜

あぁ…まただ…

うふふ…ふふふふ…

四宮桜

また聞こえてきた…この幸せそうな笑い声

四宮桜

やめて…私を苦しませないで

四宮桜

早くしないと

四宮桜

みんなのためにも、この町のためにも

その後

四宮桜

やっと完成した…奇跡の種

四宮桜

一度今の森を無くして,新たな森を形成するために必要な種

四宮桜

だけど…

四宮桜

都市開発を賛成していた人達も、反対していた人達も、もう誰も青上町「いなくなってしまった

四宮桜

私のやってきたことって

四宮桜

意味があったのだろうか

四宮桜

でも…誰もいなくなってもいい

四宮桜

いつかはきっと…

四宮桜

意味が生まれると信じているから

四宮桜

これでこの町が良くなりますように…

四宮桜

彼女たちのようなことが2度と起こらないように

四宮桜

う…

バタン…

四宮桜

だけど私の身体は、もう限界を迎えていた

ピ…ピ…ピ…ピ…

四宮桜

動けない…ここは?

桜さんはもう…

植物状態というものですね

近い関係の方も少ないようで…

どうすればいいか…

四宮桜

あぁ…私はもうだめなんだ…

四宮桜

このまま何も出来ないまま…

四宮桜

彼女たちのところになんて行けないよ

四宮桜

ごめんなさい…本当にごめんなさい…

美空時乃

四宮さん…

美空時乃

あなたはもう少しのところで…

美空時乃

限界がきてしまったんだね…

美空時乃

悔しいよね…

美空時乃

そんなに長い間、一人で頑張ってきたのに

美空時乃

あと少しあれば…

分かりました!

美空時乃

え…?

あと,少しあればいいんですね!

美空時乃

え、うん…多分…

なら…任せてください!

美空時乃

…え?

時乃さんも手伝ってください!

美空時乃

…うん

だだし、注意点があります…

動けるのは…ほんの数十分です!

その間に…終わらせてください!

美空時乃

…でも…わたしは…ようやく幸せを手に入れることが…

だからなんですか!

美空時乃

ッ!

四宮さんは、あなた達のために一人で頑張って…ようやく作れたんです!

時乃さんは、全部それを台無しにするつもりですか!

美空時乃

…ごめん…わかった!

美空時乃

…お願い!

…うん!

癒複符 ヒールオーバーアクセル!

四宮桜

…ん

美空時乃

四宮さん!

四宮桜

時乃さん…

美空時乃

早く行くよ!

四宮桜

え…?

美空時乃

あなたの思い…私と四宮さんで終わらせましょう!

四宮桜

…うん!

美空時乃

後は…頼んだよ!

…ええ!

さて、最終決戦といきましょうか!

皆さん!

果たして皆さんとは…? 時乃さんと四宮さんは終わらせられるのか?

次回へ…続く!

日常的errorに迷い込んだerror…ヤンデレ事件…再び…

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