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学生時代

私には好きな人がいた

告白をしたいが、なかなかできなかった

そんなある日

星璃

汰一くん…

汰一

何?

星璃

お話があるの

汰一

お話?

星璃

うん…

汰一

いいよ

汰一

どうしたの?

星璃

私、その…

星璃

汰一くんが好きなの!

汰一

えっ?まじ?

星璃

まじ…

星璃

ダメ?だよね…

星璃

こんな突然…

汰一

いいよ

汰一

大歓迎

汰一

君のこと大切にしてあげる

星璃

ありがとう…

数年後…

チュッ

耳にチュッ

首にチュッ

汰一

あー、好きすぎる…

星璃

んん、恥ずかしいよ

汰一

いいじゃん

汰一

好きなんだもん

星璃

ありがと

汰一

もうやばいわ

そう、いつも私に甘えてくるのだ

汰一

んんー

チュッ

星璃

きゃっ

汰一

可愛いなぁ

星璃

やだなぁ…

汰一

嫌なのか?

星璃

そんなことないよ!!

汰一

照れるじゃんかよー

星璃

私もー

チュッ

そして、このときはとても幸せだった

そして、私達は結婚し、幸せな家庭を築き上げた。

星璃

わぁ、一軒家建てれるなんてすごいなぁ

汰一

俺の親が負担してくれたから

星璃

そうだね!

星璃

ありがとうございます!

汰一

家具とかも買ってくれるってさ

汰一

ほら!

汰一

こんなカード貰っちゃった

星璃

何それ?

汰一

これで買い物したら親の口座から金が引き落とされるっていう便利なやつ

星璃

そうなんだ!

星璃

なんか、申し訳ないなぁ

星璃

自分で買える物あったら、買お

汰一

いいっていいって

星璃

いいのぉー

汰一

いいのに

星璃

わー、これ可愛い❤

汰一

おおー

汰一

飾ろ

星璃

うん

星璃

いっぱい買っちゃったねー

汰一

だなぁ…

星璃

どうしたの?

チュッ

星璃

きゃっ

汰一

www

星璃

いきなりはやめてよー

汰一

いいじゃん、したかったんだから

星璃

もー!

汰一

www

しかしそんな幸せもいつにか薄れていき……

星璃

ねえねえ!仕事始めることにしたんだ!

汰一

えっ!?なんで!?

汰一

星璃はしなくていいんだよ!!

星璃

前に友達とそういう話になってやってみようって悩んでたの

汰一

だめだよ!

汰一

今すぐやめて!

星璃

いいじゃんかー

汰一

ダメだって!

星璃

なんで?

汰一

お前なしじゃ俺寂しいよ…

星璃

ちょっとの間だけいないだけだよ!

汰一

ちょっとって…

汰一

嘘つけよ

星璃

嘘じゃないー

汰一

…ところでなんの仕事?

星璃

◯◯の仕事ー

汰一

結構大企業のやつだな

星璃

まあ、私、まあまあの学校行ってたから!(笑)

汰一

笑ってる場合じゃねーよ!

星璃

なんで?

汰一

大企業ってことは帰りが遅くなるに決まってんだろ!

星璃

そんなことないよ

汰一

根拠は?

星璃

…ないけど…

汰一

ほら見ろ!

汰一

やめとけって

星璃

そんなこと言わないでよ!

星璃

友達と一緒にやるんだから!

汰一

だめだって!

星璃

いいのー!!

汰一

ダメだ!

星璃

!もういい!寝る!

汰一

おい!

汰一

はあ、星璃…

翌日…

星璃

行ってきます!

汰一

考え直してくれないか?

星璃

じゃあね

汰一

……👋

キィー

私がちゃんと無事に帰ったときはなんとか怒らずいつも通りだった

でも、帰りが遅くなったり帰るのが次の日になったりすると…

星璃

ただいまぁ…

汰一

おい!遅いじゃないか!

星璃

ごめんね!仕事が長引いちゃって

汰一

ごめんで済むわけ無いだろ!

汰一

俺がどんだけ心配してたと思ってんだよ!

星璃

ごめんって…

汰一

ゴメンじゃ済まねーよ!!

汰一

俺はな、仕方なく許してやったんだぞ!し、か、た、な、く、!!!

汰一

なのに、これだと俺も我慢しきれねーわ!

汰一

仕事はいいって言ってんのに勝手にするし、

汰一

こうやって遅くなったりする!

汰一

やめてくれよ!もうやめて家にずっといてくれよ!!

星璃

…ごめん…

汰一

ゴメンじゃ済まねーってば!!

星璃

仕方ないじゃん!

星璃

私も遅く帰りたくて帰ってるわけじゃないんだよ!?

星璃

なのにどうしてそんな言い方されるの?

星璃

あなた一人は寂しい?

星璃

少しぐらいは我慢してよ!

星璃

私だってしたいものはしたいの!

星璃

そうやって言われると落ち込んじゃうの!わかる?

星璃

私の気持ちがわかるようになってよ!

星璃

あなたも仕事をしたらいいじゃないの!

星璃

私は仕事するから!

汰一

………

汰一

俺のこと嫌か?

星璃

えっ?

汰一

俺のこと嫌か?!

星璃

いや…そういうことじゃ…

汰一

そうなんだな!!

汰一

もういい!

ドンドン、バタンッ!

星璃

あっ…

ここでこんなに我慢していたと気づいた

せっかく結婚したのに喧嘩なんかしてどうするの

もー、バカ!バカ!

星璃

ねー、ご飯できたよー

汰一

………

星璃

ここに置いておくねー

星璃

冷えてたらレンジでチンしとくんだよー

汰一

………

星璃

………

星璃

行ってきます…

星璃

ただいま…

汰一

………

星璃

汰一…あの…その…

星璃

あの時はごめん…

星璃

言い過ぎたね…

星璃

バカだった…

星璃

でも、これだけは分かって

星璃

私も自分がしたいことをしたいの

星璃

お願い…

汰一

………

星璃

………

星璃

はあ…なんでこんなことになっちゃったんだろ……

星璃

自分のバカ…

星璃

テレビでも見よ…

◯◯さんと◯◯◯さんが離婚! その理由に迫ります!

星璃

離婚………

星璃

離婚かぁ……

星璃

でも、やだ……

星璃

汰一のこと大好きだもん…

星璃

………

星璃

よし決めた!!

翌日…

汰一

あれ?

汰一

あいつもう起きてんのか

汰一

はあーあ!!

汰一

ん?ここにもいねぇ

汰一

もう行ったのか?

汰一

ん?手紙?

そこには…

汰一へ 本当にごめんなさい… 汰一がそこまで私を愛してくれてたなんて… 気づけなかった私がバカだった。 でもね、これだけは分かって欲しいの 汰一の親にあまり心配かけたくないの… だから、仕事はさせて… そして、愛してる。 離婚なんてぜっっっっったいにさせないんだから!! 星璃より

汰一

星璃…

汰一

そんなこと思ってくれてたのか

汰一

残念だな

星璃

ふぅー、これで終わりですね

社長

これもお願いできるかな?

星璃

あっ、ごめんなさい、今日はこれで帰らないといけないので

社長

どうして急に7時までに帰るようになったんですか?

星璃

ちょっと、家で色々ありまして…

社長

そうか

社長

じゃあな

星璃

はい、お疲れさまでした

帰宅…

星璃

ただいま…

汰一

………

星璃

(いつも通りか…)

料理中…

星璃

汰一、これからね!7時には帰るようにするね!

星璃

朝早いけどね(笑)

汰一

………

星璃

今日ね!ビーフシチューなんだ!

星璃

初挑戦!

星璃

味は保証しないけどねー(笑)

星璃

汰一の好きなお肉とかたくさん入ってるよー!!

汰一

………

星璃

きょ、うみないか

星璃

ごめんね、うるさかったね

星璃

だまる…

汰一

………

星璃

汰一…

汰一

何?

星璃

えっ、あっ、嘘…

汰一

何が嘘なんだよ

星璃

私に喋ってくれた!(泣)

汰一

なんでそれだけのことで泣くんだよー

星璃

だって…だって…(泣)

汰一

もー

チュッ

星璃

汰一………

チュッ

星璃

んんん

汰一

んっ…

星璃

はあ…

汰一

強烈だな

星璃

だって…

汰一

いいよ、もっとしてやる

星璃

汰一…

星璃

んっ……

汰一

んん……

星璃

きゃっ

汰一

いいじゃん

星璃

うん…

星璃

はあっはあっ

星璃

うー

汰一

はあっはあっ…

星璃

もっと…

汰一

うんっ

星璃

あっあっ…

汰一

やばい!

星璃

あっ……

星璃

汰一…

汰一

星璃…

チュッ

星璃

きゃー

星璃

はあはあ…

星璃

夢か…、

星璃

本当だったら嬉しいのに…

星璃

汰一…

星璃

大好きだよ…(泣)

チュッ

パタパタ

バタン…

汰一

星璃…

汰一

はあーあ。

星璃

行ってくるね

汰一

………

星璃

(ニコッ)

キィー

汰一

行ってらっしゃい

ガチャンッ

星璃

汰一…

星璃

言ってくれた…(泣)

星璃

ありがとう…

星璃

社長、これ

社長

あー、ありがとね

社長

じゃあ、後これ

星璃

いや、もうこれから帰らないといけないので

社長

いやいや、これはあなたの仕事なんだから

社長

してもらわないと困るんだよ

星璃

明日はだめなんですか?

社長

休みだけどいいのか?

星璃

あっ…

星璃

じゃあ、やります…

社長

ありがと

汰一に連絡しとこ

星璃

ごめん、今日、遅れるね…

星璃

早く帰れるようにするから

汰一

分かった

返事返してくれた!

ありがとう…

星璃

よし、終わりました!

社長

おー、早いな、ありがと

星璃

はい…

急いで帰らないと

汰一が待ってる

星璃

ただいま!!

汰一

おかえり

星璃

汰一!

ギュッ

汰一

なんだよ

汰一

俺のこと嫌ってんだろ

汰一

近づくなよ

星璃

嫌ってない!

星璃

汰一のこと大好き!!!

汰一

星璃…

星璃

やっと喋れた

汰一

すまねーな

星璃

(泣)

汰一

泣くなよ

星璃

だって、嬉しいんだもん(泣)

汰一

俺が悪いんだよ

汰一

お前が心配することねーよ

星璃

違うよ

星璃

私が悪かったの

星璃

勝手にしたから…

汰一

違うよ

汰一

俺のせいなんだよ

汰一

俺が寂しがるから

汰一

俺が悪いんだよ

汰一

全部…

星璃

全部なんかじゃない

星璃

私のせいなの

星璃

だから、汰一は何も悪くない!

汰一

本当にすまねーな

汰一

俺がムキになったせいだよな…

星璃

そんな事ないよ…

星璃

私だって自分勝手で…

汰一

今まで料理、ちょーうまかったよ

星璃

ほんと?頑張ったんだ!

汰一

まじ美味かった

汰一

本当に初見かよって思ったぐらいだぜ

星璃

お母さんに教えてもらったことあって!

星璃

思い出しながら作った♪

汰一

美味かったぜ

星璃

大好き❤

汰一

俺もだ❤

チュッ

翌日…

星璃

あれ?汰一起きてる…

星璃

早いな…

星璃

ふんふん♪……!?

星璃

う…そ…

星璃

なんで?

汰一

ごめんなぁ、遅れて

女性

遅いよ?

女性

奥さんにバレたらどうするのさ!

汰一

朝には弱いんだよ

女性

何それー!

女性

せっかくいいことするのに!

汰一

だな!行くぞ!

女性

イェーイ

星璃

嘘…う、わ、き………?

それから…

汰一

ただいまぁ…

星璃

………

汰一

(ん?返事なし?)

汰一

おーい、ただいまぁ♪

抱きつこうとすると…

星璃

離してよ!

汰一

えっ、どうしたんだよ

星璃

これ何…

写真をばら撒ける…

汰一

あっ、見てたのか…

星璃

う…わきだよね?

汰一

違うって

汰一

これは深い意味があるんだよ!!

星璃

違わない!!

星璃

もういいよ!!

汰一

待てっ…

バタンッ!!

星璃

うぅ……

星璃

なんでなんでなんで!!

星璃

仲直りしたと思ったのに!!

翌日…

汰一

行ってくるよ

星璃

じゃあね

バタンッ

汰一

怒らせちまった…

汰一

今日はあの子とは会わないよ

汰一

友達と遊んでくるから

汰一

(あれ?おかしくないか?)

汰一

(なんで星璃は仕事に行かないんだ?)

汰一

(もしかして………)

汰一

星璃!!

ガチャッ

星璃

何…

汰一

今日、休みなのか?

星璃

うん

汰一

すまねー!!

星璃

何が?

汰一

そんなこととは知らず、遊んでくるとか言って!

星璃

いいよ、遊んでおいで

星璃

彼女が待ってるよ!

汰一

違うんだ!あれは彼女じゃない!

星璃

もういいって

星璃

早く行きな?

星璃

待ってるんでしょ?

汰一

すぐ帰ってくるから!

星璃

いいよ別に

キィー

星璃

はあ…

星璃

もうだめなのかな…

星璃

私達…

夜になり…

星璃

やっぱり嘘じゃん…

星璃

すぐなんて…

星璃

もう外も暗いし…

プルルルルル

星璃

なに?

星璃

汰一だ!

ピッ

星璃

はい!!

女性

すみません!汰一先輩の携帯を借りて電話しました!

星璃

(汰一じゃない…)

星璃

なんですか?

女性

汰一、事故あって今病院に搬送されました!!

星璃

病院?!

星璃

汰一!!

星璃

ごめんね…汰一…

女性

これ…

星璃

えっ?

女性

星璃さんに結婚記念日として渡すって言ってた物です…

星璃

結婚記念日??

女性

はい…

開けると…

星璃

指輪…

女性

結婚指輪を渡した物は親に決めてもらって親に買ってもらったものだったので自分では満足しなかったって

女性

だから、自分で決めて自分のお金で買った物を渡したいって…

女性

だから、私に相談して一緒に買いに行ってました

星璃

(だからあのとき…)

星璃

(泣)

女性

今日も急いで帰っていたそうです

女性

でもその途中で…トラックを運転していた人が居眠り運転していたそうで…

女性

汰一先輩はそのトラックと…

星璃

汰一!汰一!!

星璃

戻ってきて!

星璃

私、一つ汰一に言ってなかったことがあるの!

星璃

妊娠してるの!

星璃

言い出せなくてごめん!

星璃

ずっと言おうって思ってた!

星璃

ごめんね……(泣)

星璃

だから!戻ってきて!

星璃

そうしないと私………

大好きだよ…

星璃

えっ?

汰一

ずっと好きだよ

星璃

汰一…

汰一

幸せに…

星璃

汰一なしじゃ何も幸せになんてなれないよ!!

汰一

じゃあね

星璃

汰一!!

それから数年経った

私は無事男の子を出産

名前は

汰一

星璃

汰一!勉強したー?

汰一

まだぁー

星璃

じゃあしなさい!

汰一

えー!面倒くさいー

星璃

そっか…

星璃

なら、お母さんの昔話聞く?

汰一

うんうん!聞く!

星璃

昔ね、お母さん大好きな人がいたんだ

汰一

お父さん?

星璃

そう、お父さん

星璃

お父さんは私のこととっても大切にしてくれたわ…

星璃

本当に嬉しかった

星璃

でもね、事故にあったの

汰一

なんの?

星璃

交通事故

汰一

交通事故?!

星璃

そう、とっても悲しかったの

汰一

そうだったんだ…

星璃

でもね、今はこうやって汰一がいるから励まされてる!

星璃

元気に育ってね!

汰一

うん!

汰一

僕元気に育つ!

星璃

なら勉強しなさーい!

汰一

ええ!なんでそこでぇ………

星璃

ほら早くー

汰一

はーい!!

星璃

うふふっ

汰一… 今はこうやって元気に暮らしてるよ?空から見てるかな?いつまでも見守っててね

だいすきだよ

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