理奈
理奈
穂乃果
理奈
穂乃果は、頭から火が出そうなほど顔が赤い。
颯太は、私の友達でもある。
入学したとき、席がたまたま近かったという理由かな。
理奈
穂乃果
穂乃果
穂乃果
入学式当日。(穂乃果目線)
私は、とても緊張していた。
なんでも、仲が良かった友達と、違う高校になったから、余計に。
友達できるといいなぁ。
教室についた。
穂乃果
緊張しながらも、ドアを開けて、席に着いた。
そのときに後ろの席だったのが颯太くん。
ちなみに、颯太の後ろの席は理奈だった。
私がガッチガチに固まっていると、
颯太
肩を、とんとんと後ろからつかれた。
優しい声だった。
颯太
颯太
そのとき、私はどきっとした。
優しい声だけど、明るい声で、
少し子供っぽい笑顔。
穂乃果
颯太
颯太くんは、いたずらっぽく言ってきた。
穂乃果
颯太
穂乃果
み、見られてたんだ…
颯太
颯太
穂乃果
颯太
颯太くんは、歯を出して笑った。
颯太
初めての、友達?
私が…?
颯太くんは、私に手を伸ばした。
颯太
初めての友達…か…
私はなんだか、とても嬉しくなった。
私も、手を伸ばして、握手した。
嬉しくて、笑顔になっちゃった。
颯太
穂乃果
颯太
颯太
穂乃果
驚いて、目を大きく開けちゃった。
颯太
颯太くんは、握手した手を離して、頭をかいた。
顔が少し赤かった。
穂乃果
理奈
穂乃果
理奈
今の話を聞いた限り、絶対に両思い。
穂乃果
理奈
穂乃果
理奈
穂乃果の肩を掴む。
理奈
穂乃果
穂乃果は、下を向いて、歩き出した。
理奈
穂乃果
理奈
穂乃果
理奈
せっかく私と颯太が仲いいんだし、すごくいいチャンス!
理奈
穂乃果
穂乃果は、顔をぱっと明るくして、私の方を向いた。
理奈
理奈
穂乃果
理奈
次の日。
穂乃果
理奈
朝、登校していると、後ろから穂乃果が突撃してきた。
穂乃果
背中からひょこっと顔を出してきた。
理奈
穂乃果
教室まで、2人で歩き出した。
すると、
颯太
颯太
後ろから、声がした。
理奈
颯太は、ポケットに入れていた手を片方出して、私達に手を振ってきた。
理奈
私も、手を振り返した。
ちらっと穂乃果の方を見た。
恥ずかしいのかな?
一回も目を合わせようとしない。
それに、顔が赤い。
颯太
颯太
穂乃果
顔を赤くしたまま、目だけ颯太の方に動かして、手を小さく振った。
穂乃果、可愛いなぁ
穂乃果なら、可愛いし、性格も良いし、それに、一途だから、お似合いだと思うな…
私は、本気で応援すると決めた!
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