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雨。~大好きでした~

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雨。~大好きでした~

1 - 雨。~大好きでした~①

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2020年11月18日

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高校の入学式が終わった。

時はあっという間に過ぎ、、

今は自己紹介中。

知らない人たちばかり。

少し緊張しながらも私は自己紹介をした。

ツユカ

どうも、ツユカです。
よろしくお願いします。

皆にギリギリ聞こえるか聞こえないかくらいの声の大きさで自己紹介をした。

周りを見ると、自己紹介なんて聞いてない人もいる。

そっちのほうがありがたい。

すると私の後ろの席の人が前に立ち大きくいきを吸った。

ヒカル

どうも!!!!

ツユカ

?!

自己紹介なんて聞いてなかった人も彼を見る。

ヒカル

ヒカルです!!!よろしゅう!!

ヒカル

将来はサッカー選手になる予定です!!!!!!応援してくれよな!!!

みんなポカーンとした顔ですっと彼を見ている。

ヒカル

あれ?みんな反応ない?

そりゃ、反応しづらいでしょ。

ヒカル

…?

彼は自分がなにかしたのかなと一人で小さくつぶやいていた。

つぶやきながら自分の席に付き、そこでもなにかしたのかな、なにかしたのかなと一人で呟いている。

ツユカ

(…不思議なひとだな)

あぁいう子とは関わりたくないのが本音だったりもする。

そんなことを考えながら私は後の人の自己紹介なんて聞く耳も持たず自己紹介タイムを過ごした。

帰り道。

まだ空は青くて雲一つない

今日は昼下校。

歩いてでも行けるような近さにある私の家。

軽く15分ほどで着く。

止まれと言う標識に従い止まって左右をみる。

右‥左‥と次の瞬間

ツユカ

右‥って、、ひゃっ!!

ヒカル

あ、、気づいた?

右をもう一度向くと顔面ドアップ

驚くほどの近さだった。

ヒカル

俺の席の前の人で、、たしかツユカだったよな。

ツユカ

はい。そう、ですけど。

ヒカル

俺の名前は覚えてる?

ツユカ

ヒカルさん、ですよね。

他の人は覚えてないけどヒカルさんの自己紹介はあまりにもインパクトがありすぎて覚えている。

ヒカル

正解〜、覚えててくれたんだなぁ。

ツユカ

あ、まぁ。

ツユカ

あなたも私の名前覚えててくれてありがとうございます。

ヒカル

あ、全然!名前くらいは数人でいいから覚えようと思って。

ツユカ

そうなんですね。

きっと根は優しくてしっかりした人なんだなとなんとなく分かった。

ヒカル

ツユカって呼んでいい?

ツユカ

どうぞ。

ヒカル

なら、よろしくなツユカ。

そう言ってニカッとわらうヒカルさん。

ツユカ

トクッ

その笑顔はまるで、太陽のようだった。

この瞬間私は、彼に、少し特別な感情をいだき始めた。

次回もお楽しみに。 ♡やフォローよろしくお願いします !土下座!

雨。~大好きでした~

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