高校の入学式が終わった。
時はあっという間に過ぎ、、
今は自己紹介中。
知らない人たちばかり。
少し緊張しながらも私は自己紹介をした。
ツユカ
よろしくお願いします。
皆にギリギリ聞こえるか聞こえないかくらいの声の大きさで自己紹介をした。
周りを見ると、自己紹介なんて聞いてない人もいる。
そっちのほうがありがたい。
すると私の後ろの席の人が前に立ち大きくいきを吸った。
ヒカル
ツユカ
自己紹介なんて聞いてなかった人も彼を見る。
ヒカル
ヒカル
みんなポカーンとした顔ですっと彼を見ている。
ヒカル
そりゃ、反応しづらいでしょ。
ヒカル
彼は自分がなにかしたのかなと一人で小さくつぶやいていた。
つぶやきながら自分の席に付き、そこでもなにかしたのかな、なにかしたのかなと一人で呟いている。
ツユカ
あぁいう子とは関わりたくないのが本音だったりもする。
そんなことを考えながら私は後の人の自己紹介なんて聞く耳も持たず自己紹介タイムを過ごした。
帰り道。
まだ空は青くて雲一つない
今日は昼下校。
歩いてでも行けるような近さにある私の家。
軽く15分ほどで着く。
止まれと言う標識に従い止まって左右をみる。
右‥左‥と次の瞬間
ツユカ
ヒカル
右をもう一度向くと顔面ドアップ
驚くほどの近さだった。
ヒカル
ツユカ
ヒカル
ツユカ
他の人は覚えてないけどヒカルさんの自己紹介はあまりにもインパクトがありすぎて覚えている。
ヒカル
ツユカ
ツユカ
ヒカル
ツユカ
きっと根は優しくてしっかりした人なんだなとなんとなく分かった。
ヒカル
ツユカ
ヒカル
そう言ってニカッとわらうヒカルさん。
ツユカ
その笑顔はまるで、太陽のようだった。
この瞬間私は、彼に、少し特別な感情をいだき始めた。
次回もお楽しみに。 ♡やフォローよろしくお願いします !土下座!