どうしてなのだろう③

3話見る前に1話、2話を読んでください

今回は明日美目線の物語となっています

途中でゆいに変わりますが

少しずつ変わっていく恐怖を味わってくださいね(*ˊᵕˋ*)

今ゆいさんは倒れ込んでいる

見た目的には中学生

中学生でここまで精神的にやばくなってしまっているのは

とても危ないと思って声をかけた

まさかこんな所で危険が及ぶとは...

そう呼びかけても誰も返事をしない

そりゃそうだろう

ちょっとした貧血だと思われる

だがゆいさんの場合はそんな軽いものでは無い

命にも及ぶのだ

ゆいさんと一緒にいることで

私にもきっと危険が及ぶだろう

もしかしたら私を殺してくるかもしれない

でもそんなことも承知で近づいたんだ

最後まで付き添う

彼女のために

病室にて

ゆいさんが目を覚ました

ゆいさんは小さく横に首を振った

なにかに気づいたような反応だった

ふふ、やっと来た

カフェで倒れてしまった時はどうなることかと心配したが

やはり明日美さんは優秀だ

私の異変に気がついてくれたのだろう

はぁ、たのしみだ

彼女が怯えきっている顔が想像出来る...

ふふふ...

今彼女の心の中は残酷に見える

真っ赤で

人がいて

...包丁？？

満面の笑みを浮かべているゆいさんがみえる

何よこれ...

これはやばい

もしかして私の心の中を見られた？

明日美さんは少し疑っているように見える

なるべく早く殺さなくては

なんだ、そんなことか

つまらない

もっと私を満たしてくれる答えが来るかと思っていたのに

やはり面白い

明日美さんは面白い

病室内に変な空気が流れる

その空気を断ち切るように

と明日美さんは言った

ゆいさん...もしかして照れてる？

なんか、可愛い、かも

わかってるはずなのにニコニコしながらからかう所...

了承しないと殺せないし

ちょっとムカつくけどしょうがないか

例えこれが彼女のやり方だったとしても

私が殺されたとしても

私の快感は満たされる......

むかつきが無くなればいいなぁ...

死ぬまで残り 41日

4話に続く