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雪華と桜華の物語

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雪華と桜華の物語

26 - 強くなるための選択肢

♥

100

2022年04月03日

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ラーメン

皆様ラーメンです

ラーメン

春休みという名前は自分をダメに
しますね、だらけてばっかりです

ラーメン

そして今回の物語は前回の続き…

ラーメン

と言いたいとこですが、このまま
書いても何も需要がないので、今
回は雪華達が蝶屋敷に挨拶しにい
く回です

ラーメン

時期は冬頃です

ラーメン

それではどうぞ!

こんにちわ、私は蕗谷 桜華です

いきなり私の会話から始まって、びっくりした方がいることでしょう

突然ですが、私は今蝶屋敷というところにいます

そして私の目の前に座っているのはここの当主、胡蝶カナエさんという方で、柱でもあります

胡蝶 カナエ

ニコッ

はい、とても笑顔が似合う方です

そしてカナエさんの隣にいるのが

胡蝶 しのぶ

カナエさんの妹、胡蝶 しのぶさんという方です

とても美女です、私とは比べ物にならないぐらいの美女です

どうして私は美女二人の目の前にいるんでしょうか

そして

私の隣には姉さんと、姉さんの膝の上に乗っている栗花落カナヲちゃんという子がいます

こんな可愛い子を自分の膝の上に乗せるなんて

正直雪華姉さんが羨ましいです

おっと、こんなことを考えているんじゃないですね

私がなぜこんなところにいるのか、ということを話しておりませんでした

そう、それは雪華姉さんの言葉から始まりました

姉さんと一緒に街中に歩いている頃の話___

蕗谷 雪華

ねぇ桜華、蝶屋敷って知ってる?

姉さんが突然私に蝶屋敷のことを話しかけてきた

蕗谷 桜華

隊員の傷を癒すところだよね

蕗谷 桜華

結構有名のところだし知ってるっちゃ
知ってるけど、どうしたの?

蕗谷 雪華

そこに行ったことある?

蕗谷 桜華

え、ないけど…

蕗谷 雪華

じゃあ今から行かない?

蕗谷 桜華

私、怪我してないよ?

蕗谷 雪華

違うよ、そこの当主さんに
会いに行くんだよ

蕗谷 桜華

……何故に

蕗谷 雪華

桜華のことを紹介したいと思ってね

蕗谷 桜華

え?姉さんはそこの当主さんと
知り合いなの?

蕗谷 雪華

知り合いっていうか、この前
たまたま蝶屋敷のところに連
れて行かれてそれ以来たまに
通ってるぐらいだけど

蕗谷 雪華

それで前に桜華のことを話したら
当主さんが会ってみたいって言ったの

蕗谷 桜華

なるほど

蕗谷 雪華

桜華も今日暇でしょ

蕗谷 桜華

基本的には暇だね

蕗谷 雪華

だから蝶屋敷に行かないか
誘ってみたけど、どうかな?

蕗谷 桜華

うーん、

蕗谷 桜華

(姉さんがたまに行くところなら
優しい人なんだろうな、下劣な
人じゃなさそう)

蕗谷 桜華

(悪い人だったら耳でわかるし
顔合わせぐらいならいいかな)

蕗谷 桜華

顔合わせぐらいなら

蕗谷 雪華

それじゃあ一緒に蝶屋敷に行こう!

蕗谷 桜華

うん、

蕗谷 桜華

(私も蝶屋敷のことは気になって
たし、どんな人くらいかは自分
の目で確かめないと)

蕗谷 雪華

桜華〜こっちだよ!

蕗谷 桜華

え、もうあんな所まで

蕗谷 桜華

待って、姉さん!

タッタッタッ

数十分後…

蕗谷 雪華

着いた!

蕗谷 桜華

蕗谷 桜華

(思ってたよりも大きかった…)

蕗谷 雪華

カナエさん達いるかな〜

コンコンッ

蕗谷 雪華

ごめんくださーい

………

蕗谷 雪華

いないのかな

蕗谷 桜華

用事とかで出かけてるんじゃないの?

蕗谷 雪華

そうなのかも

フワッ

蕗谷 雪華

あれ?今匂いした

蕗谷 桜華

匂いはしてないけど、音はしてるよ

蕗谷 雪華

こっちかな

ガサッ

蕗谷 桜華

あ、姉さん!

イメージ画像です

蕗谷 雪華

こっちから匂いが…

コツコツ

ーーー!

ーーーー!!

あはは

蕗谷 雪華

話し声が…

蕗谷 桜華

姉さん(ボソッ)

蕗谷 雪華

桜華

蕗谷 桜華

勝手に入ってきていいの?

蕗谷 雪華

だってなんか匂いがしたから
変なことが起こってるのかな
って思っちゃって

蕗谷 桜華

その行動を少しは直した方が
いいと思うよ

蕗谷 雪華

でも声を聞いた感じ女性の
方だし、もしかしたらカナ
エさんかもしれないじゃん

蕗谷 桜華

(カナエさん?)

蕗谷 桜華

私も、話し声を聞いてる感じ
女性の方の声をしてるよ

蕗谷 雪華

だからさ、ちょっとだけ
覗いて、カナエさん達だ
ったらそのまま凸ればい
いんだよ

蕗谷 桜華

でもこれって不法侵入じゃないの?

蕗谷 雪華

蕗谷 雪華

でもカナエさんは許して
くれるだろうし、

蕗谷 桜華

姉さん

蕗谷 雪華

蕗谷 桜華

親しき仲にも礼儀あり、だよ

蕗谷 雪華

はい、すみません

蕗谷 雪華

だけど、そう言ってる桜華だって
不法侵入だけど

蕗谷 桜華

私は姉さんが急に走ってったから
後を着いてきたの

蕗谷 桜華

不法侵入じゃないから

蕗谷 雪華

でもバレたら同罪だよね

蕗谷 桜華

いや、でもバレてないし大丈夫だよ

ザッ

蕗谷 雪華

蕗谷 桜華

そこで何をしてらっしゃるんですか

蕗谷 雪華

あ、

…あれ?

胡蝶 しのぶ

雪華さん?

蕗谷 雪華

アハハしのぶちゃん、久しぶり

胡蝶 しのぶ

お久しぶりです…でもなぜ
こんなところに…

胡蝶 しのぶ

それに知らない方がいますし…

蕗谷 桜華

こんにちわ…

蕗谷 雪華

後で説明するよ…とりあえず中
で話させてもらっていいかな?

蕗谷 雪華

そろそろ足が痺れてきた…

胡蝶 しのぶ

その体制だと血の流行が
遅くなりますよ。そうで
すね、中に入ってからお
話を聞かせてもらいまし
ょう

蕗谷 雪華

ありがとう

ガサッ

胡蝶 カナエ

しのぶ〜そんなところで何をしてるの?

胡蝶 しのぶ

姉さん

胡蝶 カナエ

…あら?雪華ちゃんじゃないの

蕗谷 雪華

カナエさん

胡蝶 カナエ

どうしてそんな所にいるの?

蕗谷 雪華

戸のところで叫んだんですけど
返事がなくて…

胡蝶 カナエ

そうなの、ごめんなさいね
私達今シャボン玉をしてい
て、もしかすると聞こえて
なかったかもしれないわね

蕗谷 雪華

シャボン玉ですか

蕗谷 雪華

(あぁーなるほど、さっきの
匂いはシャボン玉の匂いだ
ったんだ)

胡蝶 カナエ

そうよ、カナヲとしのぶで楽し
んでたのよ

胡蝶 しのぶ

私はシャボン玉をやってないけど

胡蝶 カナエ

見てたなら楽しんでいるのと
同じじゃない

胡蝶 カナエ

カナヲも喜んでいたし

栗花落 カナヲ

蕗谷 桜華

(わっ!びっくりした、
この子がカナヲ(?)ちゃ
んかな?)

蕗谷 雪華

カナヲ

栗花落 カナヲ

栗花落 カナヲ

ペコッ

蕗谷 雪華

久しぶり

胡蝶 カナエ

こんな所で話すのもあれだし
中に入りましょう

胡蝶 しのぶ

(さっき私が言った言葉…)

蕗谷 桜華

(美女ばかりだ…)

胡蝶 カナエ

ほら、行くわよぉ

タッ

一応経緯は話しました

それでこんな向かい合わせになってるのは分かりませんがとても圧を感じるのは私だけでしょうか

雰囲気はのほほんとしていますが、風格は流石柱と言ったところでしょうか、とても私達だけでは敵いません

力の力量差が違うことが戦ってなくても明らかです

やっぱり柱ってすごいんだなぁと思います

胡蝶 カナエ

貴方が雪華ちゃんの妹の
桜華ちゃん?

蕗谷 桜華

は、はい、蕗谷 桜華です

胡蝶 カナエ

一度会って見たかったの、
初めまして

蕗谷 桜華

初めまして…

蕗谷 桜華

(この人からの音…杏亮さんと
似たような音だな…)

胡蝶 カナエ

私は胡蝶 カナエと申します

胡蝶 しのぶ

私は胡蝶 しのぶです

栗花落 カナヲ

ペコッ

胡蝶 カナエ

この子は栗花落 カナヲ

胡蝶 カナエ

私の自慢の妹達よ

胡蝶 しのぶ

ちょっと、恥ずかしいからやめて

胡蝶 カナエ

なんでよ、しのぶ

胡蝶 カナエ

恥ずかしがることないじゃない

ワーワー

蕗谷 桜華

蕗谷 桜華

(カナエさんとしのぶさんは姉妹
だけど、なんでカナヲちゃんだけ
栗花落なんだろう)

蕗谷 桜華

(カナエさんは姉妹って言ってる
けど、肉体の質が全然違う)

蕗谷 桜華

(これは…今聞いたらだめな話だ)

蕗谷 雪華

仲良いねぇ

蕗谷 雪華

カナヲ

栗花落 カナヲ

ウトウト

蕗谷 雪華

(んぅッッ、可愛いッ!)

胡蝶 カナエ

カナヲも眠たいのかしらね

胡蝶 しのぶ

カナヲは朝からシャボン玉で
遊んでいたから疲れてるのかも

蕗谷 桜華

(朝から!?)

蕗谷 桜華

(今真昼間なんですが)

蕗谷 雪華

それじゃあ眠たいはずだよね

蕗谷 雪華

カナヲ、寝てもいいからね

栗花落 カナヲ

…コクリ

栗花落 カナヲ

コテッ

蕗谷 雪華

可愛い〜

胡蝶 カナエ

本当にねえ

胡蝶 しのぶ

ハァ

胡蝶 カナエ

しのぶも大変だったんじゃないの?
朝からカナヲの付き添いで

胡蝶 しのぶ

私は大丈夫だから

胡蝶 カナエ

そう?

胡蝶 しのぶ

姉さんこそ疲れてるんじゃないの?
昨日まで任務だったじゃん

胡蝶 カナエ

私はしのぶたちの顔を見たら
疲れなんて吹っ飛んだわよ

胡蝶 カナエ

貴方達の幸せが私の幸せでもあるから

胡蝶 しのぶ

…そっか///(ムスッ

蕗谷 雪華

(これ照れてるな)

胡蝶 カナエ

あ、そうだわ雪華ちゃん達に
聞きたいことがあったんだった

蕗谷 雪華

はい?

蕗谷 桜華

胡蝶 カナエ

全集中の呼吸ってあるわよね

蕗谷 雪華

はい、いつも私達が使ってる
呼吸の基礎ですからね

蕗谷 桜華

知ってますよ

胡蝶 カナエ

それを四六時中やってる?

蕗谷 雪華

…ん?

蕗谷 桜華

四六時中…ですか

蕗谷 桜華

やっておりませんが…

蕗谷 雪華

なぜそれをいきなり?

胡蝶 カナエ

雪華ちゃん達にも大幅に強く
なってもらうためにかな

胡蝶 カナエ

雪華ちゃん達だって強くなる
ことを望んでいるでしょう?

蕗谷 雪華

はい

胡蝶 カナエ

だったらまずは基礎から積み
あげていくこと

胡蝶 カナエ

朝も昼も夜も寝ている間もずっと
全集中の呼吸をすること

胡蝶 カナエ

これが基礎中の基礎

蕗谷 雪華

…全集中の呼吸をするだけで
肺が痛いのですが

蕗谷 桜華

私もです…

胡蝶 カナエ

まぁこればっかりは積み重ねて
行くしかないわね

胡蝶 しのぶ

でもこれを出来たら天と地の差
があるので、やっておいて損は
ないと思いますよ

蕗谷 雪華

なるほど

蕗谷 桜華

なるへそ

胡蝶 しのぶ

(なるへそ?)

胡蝶 しのぶ

ちなみに姉さんはいつも四六時中
全集中の呼吸を使っています

蕗谷 雪華

え?

胡蝶 しのぶ

今も使っていますね

胡蝶 カナエ

フフッ

胡蝶 しのぶ

私はまだまだですが

胡蝶 カナエ

しのぶも頑張り屋さんだから
徐々にできているわよ

胡蝶 カナエ

そして今日は雪華ちゃん達に
泊まってもらおうと思うの

蕗谷 雪華

蝶屋敷にですか?

胡蝶 カナエ

そうよ、なるべく雪華ちゃん達に
教えることは早めにしておいた方
がいいと思って

胡蝶 カナエ

いきなりだけどいいかしら?

蕗谷 雪華

(全集中の呼吸をやって強く
なれるのなら悪い話ではない)

蕗谷 桜華

(強くなれるのなら)

蕗谷 雪華

私達からもお願いします

蕗谷 桜華

ここで強くなれるよう頑張り
たいです

胡蝶 カナエ

決まりね

胡蝶 カナエ

それじゃあ今日から始めましょう

蕗谷 雪華

今日からですか

胡蝶 カナエ

時間は限られているのだし
今やるべきことをするべきよ

胡蝶 カナエ

それじゃあ行くわよぉー!

タッタッ

胡蝶 しのぶ

あぁ!姉さん!

蕗谷 雪華

あのカナヲはどうすればいいの
でしょうか?

胡蝶 しのぶ

あ、ごめんなさい

胡蝶 しのぶ

カナヲは布団に寝かせておきましょう

サッサッ、ホワッ

蕗谷 雪華

(布団の用意が早い)

栗花落 カナヲ

スゥー

胡蝶 しのぶ

これで大丈夫です

胡蝶 しのぶ

それでは急ぎましょう

蕗谷 雪華

はい

蕗谷 桜華

はい

ラーメン

おかえりなさい!

ラーメン

雪華達は全集中の呼吸の訓練
を果たしてできるのでしょうか?

ラーメン

それではまた

ラーメン

さようなら!
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