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第八話 「第八の花は、まだ無名」
夕刻、中部に一本の報告が届いた。
その内容は――「HYDRANGEAの構成記録が一部復元された」という情報。
提供者は“匿名”。だが、ルートは明らかに“東京から”だった。
静岡
静岡
愛知
愛知
愛知
静岡
愛知
愛知
静岡の眉が動いた。
愛知
神奈川
東京
東京は一枚の地図を取り出す。
都市名の記されたマップの右下に――
消された一つの都市名が、赤く浮かび上がっていた。
《香川》
東京
東京
神奈川
東京
東京
バーにて、静かに会話が交わされていた。
大阪の前に座っているのは――広島。
大阪
広島
広島
大阪
大阪
広島
大阪
大阪
広島は静かに笑った。
広島
広島
地下倉庫。
札幌は古い保管箱を開いた。
中に入っていたのは、一丁のリボルバーと――一枚の写真。
そこに映っていたのは、かつてのHYDRANGEAメンバー8人。
中央には、他の都市ではない、“香川”の男が写っていた。
部下
北海道
北海道
部下
北海道
北海道
宮城
宮城
宮城
岩手
宮城
宮城
宮城
場所不明。
数人の武装した男たちが箱を運んでいる。
中身は、HYDRANGEA時代の機密文書――そして、“特製の爆薬”。
銃声が鳴る。
「裏切りやがったな……!」
男たちは倒れる。
そこに歩いてきたのは、覆面の男。
「“第八の花”が咲く場所は、ここじゃない」
「てめぇ……何者だ……」
「俺か?――“かつて都市だった者”だよ」
男は一冊の小さな手帳を落とす。
中にはこう記されていた。
『HYDRANGEA、復元中――第八席、確保完了。』
佐賀
佐賀
福岡
佐賀
福岡
福岡は机の引き出しから、黒い銃を取り出す。
マフィア時代から封印していたもの。
福岡
静かに、壁の“花紋”を見つめていた。
埋まっていなかった“第八の花びら”が、
いつの間にか、真紅に染まっている。
静岡
愛知
静岡
愛知
愛知
まとめ
HYDRANGEAの“八席目”は元・香川だったと判明(かつて粛清) “第八の花”は、「香川の残党 or かつて都市だった何か」が復讐と再構築を目論んでいる 福岡 → 武力行使の準備 北海道 → 粛清の真実 大阪・広島 → 過去の誓いと取引 愛知 → 新たな謎“咲いたふりの花”に気づく
次回
――銃を向けたその先に、咲いていたものは。
第九話 「名もなき花に、銃声を」
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コメント
5件
フォロワー様が伝説をかいてる…
よっっしゃ来たぁ!!(??) えぇ…第八の花誰ぇ…!?( 分からないッ…からこそおもろい(?)