⚠短いです
Srr
突然かけられた声に びくっと背筋を震わせて、まふまふは勢いよく振り返った。 まふまふは目を細めてふんっと 男から視線を外した。
Mfmf
貴方はどうせ僕を止めるんでしょ。
掴んだ太いアルミの柵が、 手のひらにくい込んで痛い。
Srr
男の言葉へ皮肉に笑って まふまふは遥か下コンクリートの硬そうな地面をじっと見つめた。 きっと、痛い。楽には死ねない。 でも生きていたいと思う理由もない
Mfmf
止めますよね。
近づいた距離に鼻先をくすぐる きつい煙草の香りがする。
Mfmf
じゃないです…。
Srr
パーマーのかかった黒い髪 やけに色白でロングの煙草を挟む 唇はやけに…………赤い。 お医者さんに見えないけど雰囲気は結構歳上っぽいかな…。
Mfmf
放っておいてください。
Srr
煙草を持つ白くて長い指が やけに目について男相手だというのにやけにどキリとさせられた。
Srr
言葉の理解ができず、 一瞬言葉を頭の中で転がして
Mfmf
Srr
その上お前みたいなのが自由に出入りできること自体が間違ってる。
どうぞ飛び降りて死んでくれって
言ってるようなもんでしょ。
Mfmf
している訳じゃ…。
火を持ったままのが怖いのに 絡められた思いの外大きな手のひらがじわっと自分の体温に馴染んで心地いい。
この手を知っている気がする…。
Srr
ここにいるんじゃないの?
バカにしているようなのに なぜか暖かい。
Mfmf
Srr
ここへ来なくちゃな。
ーじゃあさ、今すぐ死ななくていいから自分の世界に帰りなよ。
優しい声が耳元を掠めて まふまふの傷んだ金髪を撫でた。
Mfmf
呼びかけた自分の声に ハッと目を見開いた。
小さな病室の中 心臓がどキリと鳴る
Mfmf
Mfmf
看護師
Mfmf
看護師
先生に相談しましょうと 節論をまとめた看護師に まふまふは慌てて声をかけた。
Mfmf
看護師
誰かしら?
彼女があぁ、と手を叩いた。
看護師
Mfmf
看護師
入院していたの?
Mfmf
看護師
看護師
Mfmf
Mfmf
Mfmf
なんでもう死んじゃってるんですか。
Mfmf
Mfmf
あの人がここから居なくなって 初めて出会うなんて