くつくつと喉を鳴らし笑うは花街一の花魁。
瞬く赤い瞳が
青と紫のグラデーションの衣装が
白い肌に映える。
夢を見せる事が花魁の仕事。
今日も花街一の花魁は妖艶な笑みを浮かべてただ一人、男を待つ。
ぱしゃりと襖が開く。
こんなにも雑にこの襖を開けるのはあの男1人。
巫 楓舞
やぁ。
そうひらひらと手を振りながら花魁の隣へとやってくる。
その男は巫楓舞。 この見世の常連の様な者で、花魁が待っていた男。
紅葉花魁
__また来んしたんでありんすか。
妖艶な笑みを浮かべるは紅葉花魁。
廓一、花街一の花魁と呼ばれた女。
巫 楓舞
なんだ、ダメだったか?
紅葉花魁
まさか。
紅葉花魁
しかしまぁ、何の用でありんすかぇ?
巫 楓舞
あんたのそういう所は好きだがな。
巫 楓舞
それじゃあ要件といくか。
暫し沈黙が流れる。
口にし難いことなのか、怪しげに思い花魁が口を開こうとすると男が一言。
巫 楓舞
また影隠しにあった奴が増えて来たとか。
___影隠し。
紅葉花魁
そら真でありんすか。
巫 楓舞
私が何時嘘を?
紅葉花魁
そらあんさん、…
巫 楓舞
私はあんたに嘘はつかん。
紅葉花魁
はぁ、そら大層信用されてる事でありんすね。
巫 楓舞
兎に角な。
巫 楓舞
あんたにまた頼む用事が出来たんだよ。
紅葉花魁
そらどんな事でありんすか。
巫 楓舞
くくっ、分かってる癖に…
巫 楓舞
勿論そりゃあ
影退治に決まってるだろう。
皆様どうもこんにちは。 テキストより星桜です。 何となーく花魁系に手を出したくて、話を考えてたんですがね。 なかなか上手く行きませんねー。 兎に角廓言葉が難しいったらもう…😔 後は見た目とか…メーカーとなるとそれらしいものがあまりなくて…🥲 まぁまだ確定ではないんですが、参加型にしようかなーと。 あ、参加型が良ければコメント等で言って下さるとモチベーションが…(( それではこの辺りで。 ここまで読んでいただきありがとうございました🙌🏻