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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

私の包帯、絆創膏を剥がしてハヤトくんはこう言った

加賀美ハヤト

切り傷は完治してますね

加賀美ハヤト

後は、頬の傷と痣だけ

空桜

痣はもう消えないよ…

加賀美ハヤト

きっと消えますって
折角の綺麗な肌なのに

空桜

あははッ、、

痣は消えないんだ、きっと

私は膝の痣をそっと撫でた

触っただけでは痛まない

けど

押したり何処かにぶつけると まぁまぁ痛い

痣なんて消えればいいのに。

痣を見るたびに

あの頃を

空桜

(思い出すんだ。)

加賀美ハヤト

………空桜、

葛葉

じゃあ、始めんぞー

空桜

はーい

怪我が治ったため とりあえず組員として

戦えるように 鍛えることになった

葛葉

とにかくまずは
お前がどれだけできるか

空桜

じゃあ、一戦?

葛葉

闘うかぁー!

葛葉

………

葛葉

なぁッ、

私に襲いかかりながら ふと声をかけてきた

空桜

んー?

私はそれを避けて 葛葉くんに言葉を返す

葛葉

本気を出しても
いいんだぞ、?

葛葉くんは私の目を見て そう言った

確かに私は

人を傷つけることに 少し抵抗があった

葛葉くんだから余計に

自分のせいで 誰かに怪我をさせたら

あの人達と 同じになるんじゃないか

そう思ってならなかった

だから

本気は出したくない

もう誰も

空桜

ボソッ))傷つけたくないんだッ、

きっと聞こえていたんだろう

葛葉くんは闘うのを辞めて

葛葉

ちょっと休憩すっか、!

葛葉

俺一旦叶と仕事してくるわ、帰ってくるまで休んどいていーぞ

空桜

ッうん、

澄んだ青空をぼんやり 眺めていると

ガチャっと 屋上の扉が開いて

灰くんが入ってきた

黛灰

何してんの

空桜

休憩

黛灰

ふーん。

黛灰

はい

灰くんは私の頬にサイダーの缶を 当ててきた

水滴がついていて 冷たかった

空桜

つべたッ、

黛灰

どーぞ

空桜

ありがと

カシュッという音の後 サイダーの炭酸が

シュワシュワと少し溢れる

慌てて口をつけて 泡を飲む

隣を見ると 灰くんもサイダーを飲んでいた

すこし勢いよく飲むと 喉が痛くなった

でもそれに構わず 欲張ってもう少し口に含んだ

黛灰

痛、、

灰くんも欲張ったんだ

痛みからだろうか

灰くんの目は 少し潤んでいて

遠くより遠くを 見つめていた

黛灰

俺達にぐらい本音を
ぶつけてもいいから。

黛灰

だって俺達友達なんだし

トモダチ、か、w

私は何処にも居場所がない 独りぼっちだと思ってたけど

案外近くに

居場所があったんだなぁ

私はクスッと笑って

サイダーを飲み干した

少し経って屋上の扉の 向こうから声が聞こえた

葛葉

空桜続きしようぜー

僕と他のみんなも
一緒に特訓するってー

空桜

はーい、今行くー!

空桜

灰くん色々とありがとう

黛灰

何が、、

黛灰

どういたしまして。

空桜

灰くんも来るなら来てね

空桜

先行って待っとくから

黛 side.

空桜が出て行った後

俺は少しフェンスにもたれて

サイダーの缶を少し振った

中身が揺れるのが分かる

俺はまだ余り減っていない

サイダーを飲み干した

最初は 少しほろ苦かったサイダー

でも、今は

凄く甘い。

何も考えず溢した言葉は

黛灰

さよなら。

だった

三枝明那

まゆ〜、特訓行こッ!!

黛灰

はいはいw

借金を押し付けられまして。【NIZISANNZI】

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コメント

19

ユーザー

今日限りサイダーになりたいわ

ユーザー

最後!サイダーくださi物語ずっとたのしみにしてるねん!

ユーザー

最高~ッ! 神じゃんね...もう好き... まゆゆ飲んだサイダーの缶私にちょうd((殴 ヴヴン 続き待ってるね~ッ!

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