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今日限りサイダーになりたいわ
最後!サイダーくださi物語ずっとたのしみにしてるねん!
最高~ッ! 神じゃんね...もう好き... まゆゆ飲んだサイダーの缶私にちょうd((殴 ヴヴン 続き待ってるね~ッ!
私の包帯、絆創膏を剥がしてハヤトくんはこう言った
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
空桜
加賀美ハヤト
空桜
痣は消えないんだ、きっと
私は膝の痣をそっと撫でた
触っただけでは痛まない
けど
押したり何処かにぶつけると まぁまぁ痛い
痣なんて消えればいいのに。
痣を見るたびに
あの頃を
空桜
加賀美ハヤト
葛葉
空桜
怪我が治ったため とりあえず組員として
戦えるように 鍛えることになった
葛葉
空桜
葛葉
葛葉
葛葉
私に襲いかかりながら ふと声をかけてきた
空桜
私はそれを避けて 葛葉くんに言葉を返す
葛葉
葛葉くんは私の目を見て そう言った
確かに私は
人を傷つけることに 少し抵抗があった
葛葉くんだから余計に
自分のせいで 誰かに怪我をさせたら
あの人達と 同じになるんじゃないか
そう思ってならなかった
だから
本気は出したくない
もう誰も
空桜
きっと聞こえていたんだろう
葛葉くんは闘うのを辞めて
葛葉
葛葉
空桜
澄んだ青空をぼんやり 眺めていると
ガチャっと 屋上の扉が開いて
灰くんが入ってきた
黛灰
空桜
黛灰
黛灰
灰くんは私の頬にサイダーの缶を 当ててきた
水滴がついていて 冷たかった
空桜
黛灰
空桜
カシュッという音の後 サイダーの炭酸が
シュワシュワと少し溢れる
慌てて口をつけて 泡を飲む
隣を見ると 灰くんもサイダーを飲んでいた
すこし勢いよく飲むと 喉が痛くなった
でもそれに構わず 欲張ってもう少し口に含んだ
黛灰
灰くんも欲張ったんだ
痛みからだろうか
灰くんの目は 少し潤んでいて
遠くより遠くを 見つめていた
黛灰
黛灰
トモダチ、か、w
私は何処にも居場所がない 独りぼっちだと思ってたけど
案外近くに
居場所があったんだなぁ
私はクスッと笑って
サイダーを飲み干した
少し経って屋上の扉の 向こうから声が聞こえた
葛葉
叶
空桜
空桜
黛灰
黛灰
空桜
空桜
黛 side.
空桜が出て行った後
俺は少しフェンスにもたれて
サイダーの缶を少し振った
中身が揺れるのが分かる
俺はまだ余り減っていない
サイダーを飲み干した
最初は 少しほろ苦かったサイダー
でも、今は
凄く甘い。
何も考えず溢した言葉は
黛灰
だった
三枝明那
黛灰