美麗
んっ、ハァ、
美麗
なんとか、帰ってこれたけど、
美麗
辛いな
美麗
私このままやっていけるかな
美麗
ハァ、
おかあさん
美麗??
美麗
どうしたの?
おかあさん
とっても疲れてるみたいだけど、
美麗
大きい、ライター倒したんだ
おかあさん
噂で聞いてたのは本当だったのね
おかあさん
ごめんね、変なところへ、引っ越して来ちゃって、
美麗
大丈夫楽しいし
おかあさん
父さんが帰って来たら、いつ頃帰れるか聞くから、
美麗
大丈夫だよ、友達とも仲良くなれたし
おかあさん
そう、
くーちゃん
ハァ、久しぶりだな、あの大きさわ
くーちゃん
でも、美麗を不安にさせちゃダメだ
くーちゃん
もっと頑張らないと
お母さん
くーちゃん?
くーちゃん
どうしたの?
お母さん
お母さん、手伝えることない?
くーちゃん
え
お母さん
わたしも、キレレスだった頃くーちゃんからしておばあちゃんに助けてもらったことがあるの
くーちゃん
えっ、
お母さん
おばあちゃんは、街でも有名な、キレレスだったしね、
くーちゃん
そうなんだ、知らなかった
お母さん
この前、おばあちゃんが死んだ時ね、くーちゃんに渡して欲しいって、
お守りを取り出す
くーちゃん
何?これ
お母さん
これ、おばあちゃんが、あなたに、守ってくれるからって
くーちゃん
ボロボロ
お母さん
おばあちゃんが、子供の時つけてたの
くーちゃん
そうなんだ、
幸代
ふぅ、
幸代
ゴクリ…
幸代
…あのほっぺた。
執事
幸代様
執事
お風呂の準備ができました。
幸代
今行く
幸代
。
幸代
もしかしたら、
幸代
愛理!
執事
はい!!
執事
どうされました??
幸代
今すぐ過去のキレレスの“あの事件”について調べて!
執事
あっ、はい!
沙知
3人、大丈夫かな
沙知
キレレス救祭の準備もしなきゃなのに
沙知
あとで、連絡してみよう
沙知
あのほっぺたって、あれだよね、
沙知
キレレスの子が、人間をライターだと思って、呪文が聞かなかったから、包丁で首を切った。それで、後から人間だとわかり、神社に埋め、引っ越していった。
沙知
その子のほっぺにも、変な形に色が付いていた。
沙知
似てるんだよな
沙知
まあ本でその子の顔を見たことがあるから
沙知
まぁ、関係ないか
光輝
美麗をどこがで見たことがある。
光輝
でも、どうしたなんだ、
光輝
美麗が住んでたのはここから遠いところ。
光輝
会えるはずがないのに
光輝
美麗も俺を知ってるみたいだったし、
光輝
どうして、
光輝
ッ、
光輝
ほっぺた…







