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ニコ

はー疲れたーーー

ニコ

スマホでもしよーーっと!

ニコ

ん?何これ?

その時ニコのスマホが強く光った。と同時にニコは光の中に吸い込まれた。

ニコ

わっ!!!!

ニコ

ここ...どこ?

?

早く逃げた方がいいよ…

ニコ

(わっ...かっこいい...あ!そんなところじゃないんだった!)

ニコ

あのここどこなんですか…あと...あなたは誰...?

?

ここは地球でもなんでもない。異世界でもなんでもない。間の世界だ。

ニコ

間の...世界...?(てか名前無視された~泣)

?

世の中と死の世界の間の世界だよ。

?

ここには死んでいるけど、まだ未練のある人達が集まるんだ。

ニコ

ちょっと待って、私未練どころか死んでないんだけど!

ニコ

ここから出してよ!

?

...そんなことが出来るならとっくの昔に俺だって出てるさ。

ニコ

じゃあなんで…

?

無理矢理だよ

ニコ

.........!!!

?

100年に一度、死の世界にいる死神達は人間を食べるんだ。

?

それなら間の世界の人を食べればいいと思うだろ?でも間の世界の人をちゃんと死の世界へ行かせることがそこでは法律みたいなものなんだよ。

ニコ

じゃあ...私もあなたも...食べられるために.....?

?

....そういうことになる。

?

あんた、元の世界にいた知り合いの名前を言えるか?

ニコ

そんなこと聞いてどうするのよ。私だって赤ちゃんじゃないんだから。えっと、.....え?なんで?....さっきまで分かってたのにっ...

ニコは恐怖のどん底だった。

ニコ

どうなってるの...ねえ...ねえってば!

?

...一つだけ方法がある...

?

小声)どうせ死ぬのなら...

ニコ

え?なんて?

ニコ

それより方法って?

?

これを...

ニコ

メガホン...?

?

ああ。死神は騒音が苦手な上に電子機器も苦手なことがわかった。これはそのどっちも取れる便利すぎるものだ。

ニコ

そんな事どこで...

?

思い出したんだ。忘れるぎりぎりの時間前だったと思うよ。

ニコ

!すごい!!!

?

いいか?俺が合図をしたら大声で叫ぶんだ。今までにないくらいのな。そしたら、どこかに光る何かがある。死神が気を取り戻すまで3分だ。3分以内に探せ!

ニコ

...分かった...

?

よし...

そして、気がつけば二人とも埃だらけで城のような大きな部屋にいた。

ニコ

何ここ...いつの間に...

?

大丈夫

ニコ

!...うん!

部屋の奥から低く不気味な声が近づいてくる。

?

静かに!

死神1

やー100年ぶりだよーそれに2体でどちらも10代。こりゃ立派なご馳走だぜ?

死神2

そうだな。若くて新鮮で何よりまだ生きてるのが最高だなー。

死神1

ほんとだよ。こないだは勝手に自殺したやつもいたもんなー

死神2

ありゃもったいないことしちまったぜ。

ニコ

小声)ほんとに食べる気なんだ...。

?

小声)失敗するなよ...

?はニコの手を上から握った。でもニコは?の事が心配になってしまった。手が震えている。自分よりも恐怖を抱いているんだ。そう思った

ニコ

小声)絶対しない。

その時

死神1

バンッ

死神1

おやまあ可愛らしくて美味しそうだね~

死神2

何にして食べる?素焼き?煮物?それとも...生でいっちゃう??笑笑

死神1

ああそうしよう。

そして死神二体どちらもこっちを向いた。

?

今だ!!

ニコはずっと背中に隠していたスピーカーを素早くとり、大声で叫んだ。今までにない大きな声で…

死神1

うわああああああああああ!!!!!!

死神2

ぐわああああああああああ!!!!!!

ニコはすぐ立ち上がり光る何かを探した。

ニコ

どこ?どこにあるの??

ふと下を見ると床の極わずかな隙間から光が見えた

ニコ

これだ!

ニコは細い指を床の隙間に入れ、精一杯の力をだし床を破いた

ニコ

あ!これだ!!

ニコは手に取った嗅ぎたばこを開こうとした。その時

死神1

う、ぅぅぅぅ何をするぅぅぅぅ!!!!!!!!

死神2

誰だ...お前か....許さん....!

3分経ってしまった。

ニコ

え?早くこっちに!!!

?

無理だ。1人しか無理なんだ。だから、お願いだ。早くっ...うっ

?はもうどう見ても間に合わなかった。

?

早くしろっ!!!!!!!!

ニコ

そんな....

嗅ぎたばこを開ければもう、全てが終わる。でもニコの手は動かない。

?

何をしているんだ!早くしろっ!

ニコ

で、でも...

?

....好きだ...

?

ずっと好きなんだ...名前も思い出せない...だけど...分かるんだ...だから、お願いだから...生きてくれ...

?は泣いていた。?の最後の願い...叶えてあげたかった。ニコは泣かずにはいられなかった。

ニコ

ありがとう!!!!私もきっと、あなたの事好きだったと思う!

ニコは嗅ぎたばこを開けた。

朝日

おいニコ!!!!!!

朝日

おいって!

ニコ

あ、あれ?あさ...ひ?

朝日

は?何寝ぼけてんだよ。幼なじみだろ...。それよりコレ見ろ!

ニコ

........!!!!!!!!!

ニコ

あ、き...!

ニコ

明死んだの?!

朝日

...ああまだ伝えきれていないこともあるのにな。

ニコ

え?

朝日

明憲お前の事昔っから俺に好きだ好きだって言ってたんだぜ。

ニコ

私も...すきd!!!

急にニコの脳内に記憶がよみがえった。

明憲

死神は騒音が苦手な上に電子機器も苦手なことがわかった。

明憲

思い出したんだ。忘れるぎりぎりの時間だったと思うよ。

明憲

大丈夫

明憲

失敗するなよ

ニコ

(手が震えていたのは、怖いからなんじゃなくて失敗して、私が一緒に死ぬのを恐れていたから...?)

ニコ

(ありがとう。明憲。大好きだよ。)

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