TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

凪沙は、会社を走って出たあと、 マンションが近くなるにつれ、どんどん早歩きになる。 会いたい! その気持ちだけが、先走っている。

マンションへ着き、エレベーターに乗り、 そのまま、亮平さんの家に行こうと、10階を押した。

桜井凪沙

お願いします。

桜井凪沙

待っててください。

亮平さんの部屋のインターホンを鳴らした ピンポーン 誰も出てこない…… 留守か……

桜井凪沙

そうだよね……

いついるかわかんないよね。

勝手に家にいると思った。 いつもみたいに、ドアを開けてくれると思った。 また、明日にしよ…… 凪沙は、エレベーターへ向った。

桜井凪沙

はぁ、会えなかった……

桜井凪沙

遅かったかな……

もう、、待っててくれないのかな…… すると、エレベーターが10階へ上がってきて止まり、ドアが開いた。

阿部亮平

なぎちゃん……

桜井凪沙

えっ……

亮平さんが降りてきた…… 会えた……会えたよ。

桜井凪沙

あの……亮平さん…

阿部亮平

待って……

俺ん家で話そ?

そうだよね。 こんなところで話すのは良くないよね。 気持ちだけが先走ってしまう。 どうしよう…… いつも通りに出来ない。

阿部亮平

なぎちゃん?

大丈夫?

桜井凪沙

大丈夫です。

阿部亮平

俺ん家でいい?

桜井凪沙

はい。

阿部亮平

じゃあ、おいで。

と亮平さんが言い、亮平さんの後ろをついて行く。 これまで、亮平さんの家に行った時とは違う感覚だ…… 好きな人の家に行く感覚。 亮平さんの部屋の前に着き、鍵を開けて、 扉を開ける。

阿部亮平

どーぞ。

私を先に入れてくれた。

桜井凪沙

お邪魔します。

リビングへ行くと、、、

阿部亮平

ソファー座って。

桜井凪沙

はい。

そう言われ、ソファーに座った。 何から話したらいいんだろ…… いや、迷ってる場合じゃあない。

桜井凪沙

あの……すみませんでした。

阿部亮平

えっ

桜井凪沙

LINEも電話も無視してました。

阿部亮平

いや…それは俺が悪いから……

桜井凪沙

いや、私が…

亮平さんの顔を見ると、辛そうなのに、少し笑っていた。 なんで…… そんな顔しないでよ…… ねぇ、私、どうしたらいいの?

阿部亮平

なぎちゃん、ごめんね。

次は亮平さんが謝罪

桜井凪沙

えっ……

阿部亮平

不安にさせたよね……

うん…… 不安だった…… 苦しかった。 怖かった……

阿部亮平

本当にごめんね。あの記事嘘なんだ…

桜井凪沙

知ってます……

阿部亮平

知ってたんだね。

佐久間さんや深澤さん、みなさんと話したことは、亮平さんの耳に入ってないんだ。

桜井凪沙

嘘って分ったから、亮平さんに会いに来ました。

桜井凪沙

ごめんなさい。

勝手に思いこんじゃって……

阿部亮平

いや、俺が悪いから…

悪くないよ… 私だって……

桜井凪沙

佐久間さん、深澤さんから嘘だって、
教えてもらいました。

後、メンバーのみなさんにも相談したって聞いて。

桜井凪沙

そしたら、渡辺さん、目黒さん、宮舘さん、向井さんが来られて。

みなさんからも、聞きました。

もう、全部話してしまえばいい。 後悔はしたくない……

阿部亮平

え…そうだったんだ……

驚いてるのか、驚いてないのか分からない表情。 もしかしたら、佐久間さんや深澤さん、そしてメンバーが…とか思ってるのかな…? それとも、私に伝えて欲しいって頼んだのかな……?

阿部亮平

ねぇ、なぎちゃん……

桜井凪沙

……はい?

阿部亮平

契約解除しよっか……

え…… 今、なんて? 契約解除…… 亮平さんから、言われることはないと思っていた。 ねぇ、なんで? どういう意味?

契約解除……

阿部亮平

なぎちゃんは、俺と一緒に居ない方が、幸せになれるよ。

桜井凪沙

……えっ

何を言ってるのか、まったく分からない…… もしかしたら…と思っていた自分が、恥ずかしくなる。

阿部亮平

俺といると、トラウマ増えちゃうでしょ?

トラウマ……たしかにそうかもしれない。

桜井凪沙

私は、、

話そうとしたら、亮平さんが被せるように、

阿部亮平

大事にしたいのなぎちゃんのこと。

あぁ……もうやめてよ…… 苦しいよ。 辛いよ。 聞きたいけど、聞きたくない。 でも……

桜井凪沙

どういう意味ですか?

勇気を出して言った言葉。 こんなのもう、告白の返事を待っているような感覚と変わらない。 だって、私のこと「大事にしたい子がいる」ってみなさんに話したんでしょ? 期待しちゃうよ……

阿部亮平

なぎちゃんは……

桜井凪沙

……

阿部亮平

大事なお友達。

お友達…… はぁ……もう最悪… 私が、1人で勘違いしていただけだった…… 勝手に期待して……本当にバカみたい。

阿部亮平

なぎちゃん……?

もう「なぎちゃん」って呼ばないで…… どんどん好きになっていく…… もういい。

桜井凪沙

…あの……

決めた。 この期に及んで中途半端なことしたって、 何も変わらないって、もうとっくにわかってるのに。 私は、なんでこんなことを言ってしまったんだろう……

嫌いになればいい……

桜井凪沙

……しないです。

阿部亮平

えっ……

桜井凪沙

契約解除しないです。

不安しかないのに。

桜井凪沙

約束と違います。

こんなこと言っても気持ちは変わらないのに……

桜井凪沙

亮平さん言いましたよね?

好きになったら、契約解除って……

阿部亮平

……うん

桜井凪沙

トラウマが増えるとか、一緒にいない方がとか、契約解除の理由になりません。

私が恋しくなるだけなのに……

桜井凪沙

トラウマを無くしてくれるまで、
契約解除しません。

阿部亮平

……なぎちゃん?

桜井凪沙

大事な友達なら最後まで、この契約が終わるまで手伝ってください。

私が一方的に話したため、亮平さんは、驚いた顔をしている。 そりゃそうだよね。 こんなに、自分の意見を言って来なかったから、 亮平さんにも見せたことがない。 いつもと違う私。

桜井凪沙

(責任もってトラウマ無くしてよ……)

桜井凪沙

トラウマ増やしたと思ってるなら、
そのトラウマ無くしてください。

なんでこんなに私、強気なの? 自分でも、自分がわからなくなる。 自身もないのに……

桜井凪沙

普通の恋愛教えてください。

すると……

阿部亮平

そうだよね…

桜井凪沙

え…

阿部亮平

なぎちゃんの言う通り。

桜井凪沙

……

阿部亮平

俺が言い出したんだから、

契約は守らないとだね。

桜井凪沙

友達との約束は守ってください。

阿部亮平

うん。友達だからね。

亮平さんと目が合って、今までとは違う会話に、私は、思わず、笑ってしまう。 すると…亮平さんもいつもみたいに笑っている。 いつも通りに戻れたかな?

これでよかったのかな…… でも…… 嫌いになんてなれない……

一旦この話は終わり……ではなさそう。

阿部亮平

トラウマ無くなったら言ってね。

桜井凪沙

はい…

たとえ、亮平さんを嫌いになって、契約を継続しても、トラウマが無くなったら、 私たちは一緒に居られない……

阿部亮平

そんな顔しないで…

桜井凪沙

え…

えっ…私どんな顔してんの?

阿部亮平

友達なんだから、契約終わっても、
会える時に会えばいいでしょ?

あっ……私、顔に出てたのかな?

桜井凪沙

そうですよね。

でも、好きってバレなきゃいいよね…

阿部亮平

明日から、前みたいに、どっちかの家に集合でいいよね?

桜井凪沙

あっ、はい!

阿部亮平

えっ、なに?急に元気だね笑

桜井凪沙

いや……あの時の約束……

私が破った約束……

桜井凪沙

パスタ……

阿部亮平

あっ!そうじゃん!

桜井凪沙

明日、作って待ってます

阿部亮平

なるべく早く帰ってくるね!

はぁ、、一安心 いつもの会話。いつも通りの私たちだ。

阿部亮平

今日はどうする?

桜井凪沙

今日は、遅いので帰ります。

阿部亮平

そうだね。

じゃあまた明日だね!

桜井凪沙

はい。また明日!

そう言って、私は家に帰った。 この調子で頑張るしかない。 いつ壊れるかわかんないけど……

桜井凪沙

もう、11時か……

今日は休日 いつもより目覚めもよかった。 勝手にスッキリした気分になっている。 でも、気持ちを切り替えるのは難しい。 亮平さんは仕事だけど、私は休み。

休みだけど、やることは、仕事。 これもいつも通り。

桜井凪沙

……

それから、私はパソコン入力に集中した。 でも、今日は、スーパーに行かないと。 そんなこと考えていると…… LINEがきた。

阿部亮平

LINE
今日は、20時頃に帰れそうだよ。

と亮平さんから一言。

桜井凪沙

20時なら、19時くらいから準備したら間に合うよね。

桜井凪沙

LINE
分かりました

と返信した。 すると… ブルブルブル……ブルブルブル

桜井凪沙

えっ…電話?

画面を見ると、「阿部亮平」と移し出されてる。 えっ………どうしよう。 電話初めてだ……1回かかってきたけど、 私が無視しちゃったから。 慌てて電話に出ると……

阿部亮平

なぎちゃん?

桜井凪沙

……はっ…はい…

阿部亮平

どうしたの?
声ガッチガチじゃん笑

桜井凪沙

いや、電話って緊張しません?

いや、何言ってんの?私… 電話で緊張するとか… 好きな人に言う言葉だよ。

阿部亮平

そう?ちょっとよくわかんないけど。

桜井凪沙

あっ。そうですよね……すみません。

阿部亮平

いや大丈夫だよ。

誤魔化せたかな?

桜井凪沙

あ、どうしたんですか?

阿部亮平

いや、ご飯楽しみにしてるって言いたかったんだけど、
なぎちゃんの声聞いたら、元気出た。

いや、どういうこと?

桜井凪沙

元気なかったんですか?

阿部亮平

ちょっと仕事でミスっただけ。

桜井凪沙

ミスった……

阿部亮平

うん。でも元気もらえたから大丈夫!

桜井凪沙

なんかよくわからないですけど、
良かったです。

そう言うと、亮平さんの笑い声が聞こえる

阿部亮平

あっ……ごめん。

仕事戻んなきゃ。

また後でね!

桜井凪沙

はい。分かりました。

阿部亮平

じゃあね!

桜井凪沙

はい

そして、会話終了。 なんだったんだろ? でも、私も元気になれた気がする。 勝手に恋人気分……

私を探し続けてくれた人……

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

32

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚