個性的な貴方と没個性の私

ついに夏休みに入った。普通科の私は職場体験分の補習に1週間行ってたためみんなより遅めの夏休みに入った

何やってるんかなあ。 勝己、出久と喧嘩してたからなあ。今は一緒のクラスみたいだし

いつか2人がまた仲良くなれるときがくればいいな。 私は気晴らしに「Instagram」を見る

通知が来ていて見てみたら勝己がフォローバックをしてくれていた。そういえば私がフォローしたときフォロバしてくれなかったっけ。

思わず笑みが溢れてしまう

…ちょっとメール送ってみようかな。 お互いフォローし合ってるためメールは送られる

『林間合宿、楽しい？』

きっと厳しい訓練だらけだと思うし

かなり時間をかけて送る言葉を考える

『林間合宿どう？笑』

ポチッと送信する

私は机に向かって夏休み明けの実力テストの勉強をすることにした

夏休み4日目。 今日は夏来の家でお泊りすることになった

その時スマホの着信音が鳴る

夏来の冷静な判断に押し黙ってしまう

ﾌﾟﾁｯ（電話を着る）

勝己が…攫われた。 死んでしまうかも…しれない。 こんなの…嫌だ

まだ話したいことだって…

親友は強い眼差しで見てくれる

本当にその通りだ

その日の晩は一睡もできず翌日の早朝夏来に軽めの挨拶をして家を出た