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権田沼奈穂美
勢いよく教室に入ってきた転校生に
原田幸枝
夏川夕陽
教室内の空気が変わり一気にざわつき始める
そんな空気をもろともせず黒板に名前を書いた転校生は
権田沼奈穂美
自己紹介をしてにっこり笑顔を見せた
金田友美
いじめのことを知ればきっと幸枝の側に着く
そうしなければ蓮斗のように標的になり傷つくことになるのだから
友美はこの転校生に何の期待もしていなかった
どんなに仲良くしたいと願っても
あの子もきっと幸枝と一緒に攻撃してくる
新学期になってものこの地獄のような日々は終わらない
そう思うと涙が出そうになり
友美の心は限界を迎えようとしていた
そして転校生の方に視線を向けると
予想通り幸枝達が声をかけていた
原田幸枝
そう言いながら友美を指差す幸枝
原田幸枝
金田友美
微かに聞こえる幸枝の言葉に再び身体が震える
下手に関われば転校生自身が標的にされ攻撃される
黙って従うことが得策だと言うことは誰にでもわかること
でも最初に教室に入ってきた時から
他の人とは違う雰囲気の転校生のことが気になっていた
権田沼奈穂美
原田幸枝
権田沼奈穂美
原田幸枝
金田友美
クスクスと笑う女子達の声が友美の心に突き刺さる
耐えきれずトイレに逃げようと思ったその時
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
原田幸枝
権田沼奈穂美
教室内に響く転校生の言葉に心底驚いていた
金田友美
きっとこの転校生も標的になる
友美はそう思った
転校生は躊躇することもなく畳み掛けるように続けた
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
権田沼奈穂美
力強い転校生の言葉
原田幸枝
原田幸枝
冷たい幸枝の言葉に転校生は舌を出し
権田沼奈穂美
思いっきりあっかんべーをして見せた
そして立ち上がり友美の方に近づいてくる
金田友美
友美の横で立ち止まる転校生
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
その気迫に押されて答える
金田友美
権田沼奈穂美
金田友美
権田沼奈穂美
転校生の満面の笑みにつられて思わず笑みがこぼれる友美
権田沼奈穂美
転校生はそのままの勢いで自分の席に戻っていった
チャイムが鳴るまでのわずかな時間に
転校生、アホ美はクラスの生徒全員に強烈な印象を与えた
原田幸枝
原田幸枝
幸枝の鋭い視線がアホ美に向けられるも
アホ美は全く気にする素振りも見せず
八神蓮斗
アホ美の行動には蓮斗も驚いている様子だった
金田友美
友美もアホ美のことが気になり
この日からアホ美のことを目で追うようになっていった
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