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ゆず
ゆず
目が覚めて、みーくんにお菓子を食べたいと初めて嘘をついた。
それは松里くんに想いを伝えるためについた嘘。
紅葉(もみじ)
松里くんに告白する覚悟は決まっているけど、緊張する。
松里(まつり)
優しい顔で聞いてくれる松里くんを見て少し緊張が和らいだ。
だからもう、大丈夫。
紅葉(もみじ)
体温が上昇する。
心臓の音も鳴り止まない。
まるで、僕の体じゃないみたい。
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
言葉一つ一つに重みがあって発する度に顔が熱くなる。
こんな思いをしたのは初めてで、この感情を持つのが松里くんで良かったと心が暖かくなった。
松里(まつり)
松里くんは口を開いたと同時に涙を見せた。
松里(まつり)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
松里(まつり)
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
松里(まつり)
松里(まつり)
松里くんは何かを思い詰めているかのように縮こまって、震えた声で次の言葉を発した。
松里(まつり)
松里(まつり)
東山家の出来損ない…だから松里くんは僕の使用人を任されたんだ…
紅葉(もみじ)
松里くんの目元に指を添えて涙を拭りながら口を開く。
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
あぁ…紅葉様はあの時もお優しい言葉を下さった。 紅葉様はいい意味で何も変わっていない。 そんな所に惹かれたんだ。
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
紅葉(もみじ)
そんな贅沢な言葉を肯定してもいいのだろうか。
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
紅葉様は本当にっ…
紅葉(もみじ)
松里(まつり)
予想もしない素敵な言葉を使われる。
紅葉(もみじ)
松里くんは笑顔になって僕の手を繋いだ。 そして口付けを交した。
ーーガタッ
幸せすぎて完全に僕は油断していたんだ。
紅葉(もみじ)