テラーノベル
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屋上での出来事のあと
私は教室に戻っても落ち着きがない。
笑い声、チャイムの音、
いつもと変わらない休み時間なのに、
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yua
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視界の隅にyuaの姿を見つけるたび。
胸が小さく跳ねる
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話しかけたいのに、
今までみたいに近ずけない
ふとした仕草や声が
「親友」だった時よりも強く意識されてしまう。
yua_いや、yaくん、
心の中で名前を言い直すたびに、
距離が近くなったようで、
同時に遠くなった気もして、
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yua
et
yua
et
冗談交じりのその言葉、
yua
yua
et
yua
yua
et
わざと距離を詰める仕草
親友だった頃にはなかった、
意図的な視線や意地悪な態度、
et
流石に近すぎると思って私は目線をそらした、
それに気づいたのかyaくんが、
ちゃんとした男の子の低い声で
yua
責める言い方じゃないのに、
その一言で私の心臓が飛び跳ねる
照れ隠しをするように、
私は小さく笑ってごまかす
et
そう言いながらも、
耳まで赤くなっていることに
私は気づかなかった、
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