テラーノベル
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休み時間が終わっても
私の胸の熱は引かなかった
黒板の文字を目で追ってるはずはなのに
さっきの声が、言葉が何度もよみがえる
ya
思い出すたび、顔が熱くなる
避けたつもりはなかった
ただ、近づかれるとどうしたらいいか、分からなくて
体が勝手に逃げ出しただけなのに。
et
そう、小さく呟いた瞬間
がた
後ろの席から椅子の音がした。
yua
et
名前を呼ばれただけで、心臓が跳ねる
返事が遅れたことをごまかすように、
私はわざと素っ気なく顔を上げた
et
yaくんはさっきの強さを引っ込めた表情で
でも、距離は詰めたまま
yua
その言い方がずるい
責めてないのに、
気にしてるのがわかってしまう。
私は目線を泳がせて、
机の端を指でなぞる。
et
自分でも、
少しきつい言い方だったと分かっている。
でも引っ込みがつかなくて、
視線を逸らしたまま続けた。
et
そこでyaくんが舌打ちをする
et
yua
低い声。
今まで聞いたことのないトーンだった。
yua
私は驚いて顔をあげる
yaくんは眉を寄せたまま、少し距離を詰める
yua
yua
yua
怒ってる、
でも、それは感情を抑えきれなくなった人の顔だった
yua
yaくんは一度、深く息を吸う
yua
yua
yua
et
私は喉がつまる
否定したいのに、言葉が出てこない
yua
et
et
et
yua
et
強く引っ張ってる訳じゃないのに
でも、迷いのない速さで
逃げる隙を与えない。
et
問いかけても、返事はない
ただ、掴まれた手から伝わる体温だけが、
やけに熱かった
コメント
2件
続き早く見たいです!!