テラーノベル
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夜、シャワーを浴びてリビングに戻ると、はやちんがソファに寝転がってテレビを見てた。
楓弥
颯斗
薄目を開けたはやちんは、俺を見るなりちょっとだけ体を起こした。
颯斗
俺はちょっと迷ってから、 その隣に座った。
楓弥
颯斗
一瞬、空気が止まった。
俺の言葉に、はやちんはテレビを消して、真顔でこっちを向いた。
颯斗
楓弥
颯斗
その名前が出た瞬間、 俺は思わず睨んだ。
楓弥
颯斗
颯斗
楓弥
颯斗
俺は頬をかきながら、目をそらした。
楓弥
颯斗
楓弥
楓弥
楓弥
はやちんはしばらく黙ってたけど、 少しだけ笑った。
颯斗
楓弥
颯斗
颯斗
楓弥
颯斗
颯斗
颯斗
颯斗
楓弥
颯斗
颯斗
俺は膝を抱えながら、 ポツリとつぶやいた。
楓弥
颯斗
はやちんはそれだけ言うと立ち上がって、自分の部屋に向かいながら振り返った。
颯斗
颯斗
楓弥
そう言いながらも、 俺の胸の中は少しだけ軽くなっていた。
はやちん、やっぱ兄貴だわ。
そして俺は、その夜、初めて“この気持ちを認める覚悟”をちょっとだけ持てた気がした。
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