テラーノベル
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ある日、レッスン後にマネージャーから呼ばれた。
マネ
レッスン終わりで汗も引かないまま、スタッフルームのソファに並んで座らされた俺と楓弥。
向かいに座ったマネージャーが、 開口一番こう言った。
マネ
史記
楓弥
俺と楓弥が同時に声を漏らした。
マネージャーは資料をテーブルに置いて説明を続ける。
マネ
マネ
マネ
マネ
マネ
楓弥は驚きつつも、 ぎこちなくうなずいていた。
俺はと言えば、完全に動揺していた。
――これ以上、 距離が近くなるってことでしょ?
ただでさえ、今でも“演技”と割り切れてないのに。
マネ
マネージャーの確認に、 俺はなんとか頷いた。
史記
楓弥
でも心の中じゃ―― 全然、大丈夫なんかじゃなかった。
これ以上、気持ちが混ざったら、俺……
もう、“演技”でいられなくなるかもしれない。
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