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15件
早く続きみたい!
ドキドキワクワクします😍
窓から差し込む光で 俺は目を覚ました
翔太
翔太
目黒が重い表情で 姿を見せなくなって数日。
警戒して夜通し起きていたけど 結局彼は現れず
今日なんかは寝落ちしてしまった
翔太
翔太
そう口に出してみたものの
俺は嬉しいのか寂しいのか 複雑な感情だった
翔太
翔太
今日から大学生。
新しい環境で不安だけど 幸いにも隣人とは 関係を築けているし
なんとかなる、はず
翔太
翔太
俺は準備していた荷物を引っ掴み 家を出ていった
蓮
蓮
蓮
蓮
数時間後
翔太
翔太
俺は大学初日を終え 帰宅した
翔太
翔太
翔太
鞄を放り投げ ソファーに倒れ込み しばらくぼーっとしていた
蓮
すると視界に 不本意ながら 見慣れてしまった顔が映る
翔太
翔太
蓮
蓮
俺は体を起こし 着ていたカーディガンを脱いで ハンガーにかけ
ソファーに座り直した
目黒も床に座る
翔太
翔太
蓮
蓮
目黒が ちょっと悪い笑みを浮かべる
翔太
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太
蓮
あぁ…そういえば そんな話をしたあとに
目黒は来なくなったんだった
翔太
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
翔太
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
ガシャァァァンッ!!
蓮
蓮
モブ
ある日の夜のことだった
俺の元彼女が 部屋で暴れた
モブ
モブ
モブ
蓮
モブ
モブ
モブ
モブ
蓮
蓮
今まで付き合った人にも こんなに取り乱されはしなかったが 同じような事を言われた
『蓮はそっけない。』 『本当に私のこと好き?』
俺の中では ちゃんと向き合ってるつもりで ちゃんと好きなはずだった
でも伝わらなかった
どうやら俺は 恋愛に興味が無いらしい
モブ
モブ
彼女の手には ハサミが握られていた
蓮
蓮
この彼女は 愛が重いところがあって
怒ると手がつけられない その最終形が、この姿だ
モブ
モブ
俺は 全力では抵抗しなかった
心のどこかで もう面倒臭いと 感じていたのかもしれない
そして刃物が振り上げられ
蓮
俺の腹部にぐっさりと刺さった
モブ
モブ
彼女は 肩で息をして 俺を見下ろしている
蓮
蓮
一度でいいから 本当の恋愛がしてみたかった
誰かに胸が高鳴って 誰にも渡したくないと思うような
そんな気持ちに なってみたかった
蓮
蓮
俺の視界は だんだんと狭まっていった──
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
突然目黒が 驚いた顔になった
翔太
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
翔太
蓮
翔太
思わずムキになってそう言うと 蓮はクスッと笑った
蓮
蓮
蓮
蓮
翔太
翔太
蓮
蓮
蓮
翔太
蓮
蓮
翔太
目黒は本当にムカつく奴だ
幽霊のくせに 俺の気持ちを見透かしたようなこと 言ってくるから
翔太
蓮
翔太
蓮
翔太
蓮
翔太
口にはこう出したけれど
本当は心のどこかで 目黒に特別な思いを抱いている… かもしれない
一方隣の部屋では──
辰哉
ギシッ
辰哉
小さな物音で 俺は目を覚ました
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
なるべく 何も考えないようにして 俺はまた目を閉じた
辰哉
ギシッ…ギシッ
ボフッ
辰哉
辰哉
辰哉
ついでにナニカから 視線も感じる
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
辰哉
冷や汗を全身にかいていた
目を閉じて 必死に気配が無くなるのを待つ
???
辰哉
やばい、今の何、
笑い声?
誰の?
辰哉
俺は玄関へ走り ドアを思いっきり開け
外へ出た
???
???
ぬっし
ぬっし
ぬっし
ぬっし