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息が切れそうになった頃、森を抜け、丘の上に出た。 そこから見えるのは、見渡す限りの廃墟と、割れた月。
きら.
私の問いに、青年はしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
銀髪の青年
銀髪の青年
その言葉に、息が止まる。 そんな大昔の話なのに、まるで昨日の傷のように世界が壊れている。
きら.
ずっと気になってたことを聞くと、青年は少しだけ笑った。
銀髪の青年
そう言ったら彼の横顔は、初めて少しだけ人間らしく見えた。