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10年前
アルフレッド
ここはどこだろう
入学式の日、学校が広くてはしゃいでいたら迷子になってしまった
迷子なんて、HEROでも難易度が高すぎるんだぞ、
迷子ってことはバレたくないし、これ以上歩いても余計迷うだけだからどこか分からない場所でこっそり泣いていた
アーサー
低くて、不機嫌そうな声
顔をあげると、金髪のグリーンの目をした自分と同じぐらいの少年がたっていた
眉毛が珍しくて、ちょっとヤンチャしてそうな感じ
アルフレッド
アーサー
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
差し出されたのは紺色のハンカチ
橋に小さく王冠の刺繍が入っている
アーサー
アルフレッド
アーサー
と言ってるくせに、目がうるうるしている
アルフレッド
アーサー
アーサー
そう言いながら、彼は俺の隣に座った
何も言わない
ただ、いなくならなかった
その沈黙が暖かかった
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
アルフレッド
アーサー
そのあと、いっぱいないた
アーサーくん!アルフレッドくん!
そのあと助けが来て、プチ事件はおわった
その日から俺はずっと隣にいた
給食の時間も、帰り道も、宿題も
気づいたら、笑っていた
泣かなくなっていた
アルフレッド
アーサー
振り向いた時の少しだけ柔らかい顔
胸がキュッとした
HEROなのに
走るのは得意なのに
この気持ちだけは制御不能だった
アルフレッド
それが初恋だった
そして今も─────
まだ終わっていない