悠真
君が倒れた時…
私の声に反応しなかった時…
目を開けなかった時…
1年前のあの悪夢が蘇る。
最愛の親友を失った時と同じ……。
今度は……最愛の恋人を……?
悠真
悠真
どんどん呼吸が荒くなる。
ねぇ…目を開けてよ……。
ねぇってば…
悠真
悠真
意識が……薄い。
落ち着け…私…
落ち着け私……
私………、私……
???
夏輝
悠真
悠真
どうして……君が…
夏輝
夏輝
夏輝
夏輝
悠真
夏輝
夏輝
悠真
夏輝
夏輝
夏輝
私はただ…俯いてうなずいた。
ただただ怖かった。
夏輝
悠真
夏輝
悠真
夏輝
悠真
夏輝
悠真
悠真
悠真
夏輝
夏輝
夏輝
夏輝
悠真
悠真
夏輝
夏輝
夏輝
悠真
夏輝
夏輝
悠真
夏輝
悠真
悠真
悠真
悠真
目の奥から熱いものがこみ上げる…
悠真
そう…怖かった。
大好きな君を…
失いたくなくて…。
夏輝
夏輝
悠真
悠真
それはある夏の日。
俺にとって、とても嫌な思い出…
悠真
たまたま俺は目撃してしまったんだ…。
悠真がいっくんに告白する所を。
大好きな悠真が…
俺よりいっくんを選んだ。
それを認めたくなくて…
否定したくて……
いっくんが憎くて。
大嫌いだった。
いっくん
悠真
悠真
いっくん
いっくん
悠真
悠真
瑠色
俺はただ木陰に隠れて
2人の会話を聞くことしかできなかった…。
俺の駄目なところ…
それは………
それはっ……………
瑠色
空気に匂いがあった。
きつい消毒液の匂いだ。
それと太陽を浴びたシーツの匂い。
朝の匂い。
そして………
大好きな人の匂いがする……。
瑠色
頭には包帯が巻かれてあった。
なぜ…?
そうだ…俺は確か……。
悠真
俺のベッドに、もたれて眠る人影があった。
そこから大好きな人の匂いがする。
柔らかそうなツインテール、
大きな瞳…
あぁ…悠真だ。
悠真
俺をみると彼女は涙を目に浮かべた。
そして俺の身体を強く抱きしめる。
瑠色
悠真
悠真
俺の胸の中で彼女は泣いた。
やっぱりこの匂いだ。
優しい匂い。
懐かしい………
懐かし…い……?
悠真は…悠真は………
瑠色
悠真は…いっくんが好きで………
瑠色
悠真には……
その記憶が
ない。
それは……あの日の出来事から……
3人を離した出来事から………
悠真はあの日から…失ったんだ。
いっくんの記憶も…全部。
悠真
瑠色
悠真
瑠色
瑠色
瑠色は泣いていた、
辛そうな顔を浮かべながら…
悠真
瑠色
悠真
さらに彼は顔をしかめる。
なんで…そんな顔するの…?
どうして…
瑠色
瑠色
悠真
瑠色
瑠色
突然そう言われ…頭が真っ白になった。
悠真
悠真
気づいたら私は叫んでいた。
理由なんて…
ないはずなのに…………、
瑠色
瑠色
瑠色
悠真
瑠色は「はっ」としたように
右手で口を覆った
だけどしばらくして
瑠色
冷たい声でそう告げた。
彼の瞳は…どこか幼げで
もう私を捉えていなかった。
悠真
ねぇ…なんなの…?
何か私に………
悠真
悠真
悠真
瑠色
悠真
悠真
瑠色
悠真
悠真
瑠色
私は逃げるように…
病室を後にした。。
私はきっと…思い出しかけている…
大切な何か…
本当はいたんだ…
私達は3人だった……
きっとそうだ…
だけど記憶は曖昧だ。
何も映さない。
瑠色は…椎名君と関わるなと言った。
その意味がようやくわかった…
彼は…
彼は私達の……
椎名
悠真
悠真
確かめてみないと
何もわからない………
椎名
椎名
悠真
悠真
椎名
椎名
悠真
悠真
悠真
悠真
椎名
椎名
椎名
悠真
まだ何もわからない…。
椎名
悠真
悠真
椎名
悠真
椎名
悠真
悠真
悠真
悠真
悠真
聞こう。君のこと。
知りたいから。昔のこと。
どうして瑠色が椎名君を嫌うのか…
それはなんで?
君は一体………
悠真
悠真
悠真
悠真
椎名
彼は少し冗談げに笑った後、
ゆっくりと口を開いた。
椎名
悠真
椎名
椎名
悠真
椎名
椎名
椎名
悠真
謎は更に包まれていく。
私は……
誰を探しているの…?
結局彼と私は…
少し話をしただけで別れた。
そっか…私達は…
ただの友達だから……
だから………
悠真
悠真
昨日…
俺はアイツと再会した。
その時こみ上げた不安は…
恐ろしいものだった。
椎名
瑠色
椎名
椎名
椎名
椎名
椎名
瑠色
俺達……?
久々の再会…?
何かひっかかる……、
椎名
椎名
瑠色
椎名
瑠色
椎名
椎名
椎名
瑠色
椎名
椎名
椎名
椎名
椎名
椎名
瑠色
その時蘇った。
俺は悠真の眼中には…
もともと存在しなかったこと。
悠真を今まで…
自分のものだと思いこんでいたこと。
そうだ…こいつは……
瑠色
瑠色
椎名
椎名
椎名
椎名
椎名
そしてもう1つ。
悠真がコイツのことを忘れた理由。
とある出来事を………
あの悪夢を…
俺は思い出す。
次回予告
いっくん
そうあの日も…
俺はただ見ているだけだった。
それなのに………
瑠色
それなのにっ…、
瑠色
悠真を奪いたい一心で…
小さく…でも取り返しのつかない…
最低最悪の嘘をつく。
椎名
椎名
椎名
今…その真実が暴かれる…。
続きは♡800で!
お楽しみに✨
コメント
6件
しろくま🍓 おお!ありがと✨ いやいや、まだまだ足りないものばかりだよ…(。ŏ_ŏ) 頑張る!俺もすしぃ🍣🥰
♥️八百押したよ!続き待ってるねー❗どうしてこんなにうまい作品が作れるのか…私にはわからない…(きっと才能だけどw)RION様頑張れ!大好きだよ!💕
あおりんご ありがとう!!! 頑張る!!