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上野原高等学校革命同好会

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51 - 第五革命ゲーム 完全指名式はないちもんめ【8】

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2025年11月20日

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革命軍

まず、教員室チームは――生贄としてオオタを選択。

革命軍

一方、体育館チームはヤナギを生贄として選択した。

イガラシ

(え……こっちの指名と、あっちの指名が一致した?)

この時点で、キョウトウとオオタから、不安気な視線がイガラシへと向けられる。

イガラシ

た、たまたま一致しただけです。

イガラシ

それに、もしこっちの人数が増えるのであれば、方針を切り替えるしかありません。

とにもかくにも被害を最小限でおさえたい。

だからこそ、イガラシは焦っていた。

イガラシ

(ここで仮にあちらがオオタ先生を指名していたとしても、ヤナギ先生とオオタ先生が入れ替わるだけだ。万が一にも、こちらに誰かを引き込んだとしたら、あちらの誰か1人を犠牲にするしかない)

革命軍

そして、教員室チームが指名したのはヤナギ。

革命軍

体育館チームの指名は――イガラシだ。

革命軍

これにより、ヤナギが生贄とされ、またヤナギが指名されたことになる。

革命軍

ヤナギは至急、教員室へと向かうように。

【革命軍】の指示に、自然とノートパソコンのほうへと視線を向けるイガラシ達。

イガラシ

(あれ――今変なノイズが走った?)

注意して見ていたわけではないから確信はないのだが、ほんの一瞬だけ、体育館側の画面にノイズが走ったように見えた。

一瞬だけ静止して、再び動き出した――と表現したほうが正しいのかもしれない。

キョウトウ

イガラシ先生、ちょっと予定が狂ったみたいだな。

キョウトウの言葉を遮るかのように、校内放送が響く。

革命軍

一方、体育館チームはまたしても生贄と指名が不一致となった。

革命軍

移動が終了次第、次のゲームに移るとしよう。

オオタ

もう、私達が勝つためには、次ゲームイーブンで終わるか――。

キョウトウ

さらにもう1人、こちらに引き込むかのどちらかだな。

イガラシ

こうなってしまった以上、最終的にイーブンとなって全滅というパターンだけは避けたいところですが。

イガラシ

(どうにも引っかかる。さっきのノイズ――どうにもおかしい)

しばらくするとヤナギが教員室に姿を現した。

キョウトウ

おぉ、ヤナギ先生無事でしたか。

ヤナギ

まぁ、これまでの流れを考えると、無事ではあるでしょうね。

ヤナギ

ただ、こちらの読みが外れたせいで、イシカワ先生達が窮地に陥っていますが。

イガラシ

はい、まさかイーブンに終わらせる作戦が封じられるとは思っていませんでしたよ。

ヤナギ

とにかく、こうなってしまった以上、もはやフワ先生かイシカワ先生を犠牲にするしかありませんよ。

ヤナギ

どちらの命を取るのか――まぁ、イシカワ先生の考えることですから、どうなるかは目に見えていますがね。

イガラシ

(イシカワはきっと自分を犠牲にしてくるだろう。となれば、次に指名する人間は決まっている)

ヤナギ

それはそうと――気づきましたか?

ヤナギ

このはないちもんめ、非常に独特な歌詞が用いられていることを。

キョウトウ

あぁ、確かな奇妙な歌詞ではあるな。

ヤナギ

実はね、はないちもんめというのは、地域によって歌詞が違うんですよ。

オオタ

確か、犬がどうとかって歌ってましたよね。

ヤナギ

あれはね――岐阜のほうで歌われているバージョンのはないちもんめですよ。

それを聞いた途端、ある記憶がイガラシの脳裏に浮かんだ。

それは高校時代――すっかり忘れてしまっていた記憶。

アカリ

え、元々こっちの人じゃないの?

シズカ

そうなんだ。父の仕事の都合で、中学生の頃にこっちに越してきたんだけど、それまでは別のところにいたんだ。

ハカセ

そうなのか。

シズカ

みんな、少なくとも中学からの友達がいたりするかもしれないけど、私はこっちに越してきて、そのまま卒業だったから――。

セイヤ

まぁ、仕方がないよね。

シズカ

でも、イチカちゃんとかシキちゃんが気にかけてくれて本当にありがたいんだ。

アカリ

――――。

セイヤ

どうしたアカリ、神妙な顔して。

アカリ

あ、いや……なんでもないよ。

アカリ

それはそうと、どこからこっちに越して来たの?

シズカ

あ、うん――。

シズカ

岐阜からだよ。

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