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最終回楽しみです。 どうなるのかな?
VIP期間が終わっちゃいまして💦 アイコンは変わっちゃいますが、ご了承ください🙇♀️
なぜ今回はスタンプ?
朝目が覚めると雅紀はまだ寝ていた。
昨日の寝る間際の会話を思い出す。
言いすぎた自分を恥じた。
雅紀の彼女が好きって気持ちは私が雅紀を好きって気持ちと同じようにどうしようもないのに
なのに幼馴染って言葉に敏感になっちゃって
雅紀に怒っちゃった
私、本当理不尽
反省して、雅紀が起きたらいつも通りに接しようって
そうじゃないと雅紀が困っちゃうから
前みたいに戻れないかもしれないから
ソッと雅紀の腕から抜け出してキッチンで朝ごはんを作る。
目玉焼きとトーストとサラダ。
あまり料理しない私にはそれくらいしかできないから
トーストを焼いている途中で雅紀が起きてきた。
いつものように笑顔で迎える。
咲羅
雅紀
ほっとした顔の雅紀。
よかった、これでいつも通り
咲羅
雅紀
よいしょ、ってトースターからトーストを取り出してお皿に入れる。
その間に雅紀はコーヒーを淹れてくれた。
咲羅
雅紀
咲羅
雅紀
咲羅
いつもの関係
もう、幼馴染だって受け入れなきゃ
私はもう雅紀の彼女にはなれないんだって
もう認めなきゃいけないんだ
今日で雅紀を好きなのも終わりにしよう
そう決めて大切な人と幸せな朝を過ごした。
和也
咲羅
あんなことがあったにも関わらず私とニノはいつも通り。
だけどにのと雅紀はまだほとんどしゃべらなくて
いつものサンコイチでお昼ご飯を食べることもなくなってしまった。
ニノと雅紀は必要最低限以外言葉を交わさなくて
間にいる私の居心地はすごく悪い。
だから私は仲直りしてほしくて
前みたいに3人でご飯食べたり遊びに行ったりしたくて
咲羅
ニノをデートに誘った。
ニノは驚いた顔をしていたけどいいよって言ってくれた。
咲羅
雅紀
ニノがいないところで同じ時間に雅紀も誘った。
こうでもしないと2人はきっと、しゃべらないから
本当は2人とも仲直りしたいくせに
チラチラお互いのこと見て様子伺ってるんだもん
素直になれないだけだから私がきっかけつくってあげないと
本当に手がやける2人だな
雅紀
和也
次の日
案の定2人は驚いていた。
目は合わすけどしゃべらない2人。
咲羅
雅紀・和也
2人がはもる。
ほら、仲良しじゃん(笑)
ぷはって2人して吹いてる。
やっと戻ったよ
いつものサンコイチに
やっぱこうでなきゃ楽しくないよ
雅紀
和也
咲羅
久しぶりのこの感じ
やっぱり楽しい
雅紀
咲羅
夕方ごろ私たちは解散。
と見せかけてニノと再び落ち合う。
もうすぐクリスマスだから
雅紀の誕生日プレゼントを一緒に買いに行こうってなった
和也
咲羅
雅紀と別れた駅の2つ先の駅で落ち合ってそこの近くにある大きなショッピングモールに入る。
もうすぐクリスマスだから赤と緑でたくさんの装飾がなされている。
音楽もクリスマス仕様でテンションが上がる。
気づいたら鼻歌を歌ってしまっていてニノにうるさいって言われた。
咲羅
和也
咲羅
和也
商品を見渡しながらサラッと言うニノ。
完璧逃げてた私に釘をさす。
咲羅
和也
さすがに店内は、っなってショッピングモールの外の庭みたいなところに出る。
なんだか、緊張しちゃう
いつも言い合いばかりしてるニノだから
改まるとすごく緊張する
咲羅
和也
咲羅
和也
緊張してるのが伝わっていたのか重い空気にしないように気を使ってくれた。
そんなとこまで気を遣わせて
ニノ、本当にありがとう
和也
咲羅
私は雅紀のことを諦めるってことを話した。
それに至った経緯とか、そんなのを色々初めて、人に話した。
和也
咲羅
和也
咲羅
和也
本当はそう言ってほしかったのかもしれない
諦めるって決めてからずっと心の中にあったモヤモヤがスッと消えた。
和也
咲羅
和也
私の目を真っ直ぐ見つめてニノは続ける。
和也
咲羅
言っていいのかわからなかった
言ったら迷惑なんじゃないかって
だからこのどうしようもない気持ちを鎮めようと諦めるって決めた。
だけどニノにそう言われて
言っていいんだって
言って砕けたらスッキリ諦められるんだって
咲羅
和也
きっとニノだってすごく苦しいはずなのに
そうやって私にアドバイスをくれる。
本当に私はいい人に恵まれているなと感じた。
和也
ニノと相談して相談して選んだのは雅紀に似合いそうな深い緑のネクタイ。
と、大人っぽい時計。
ニノは靴を買っていた。
和也
咲羅
和也
そうだ、今年のクリスマス、雅紀の誕生日の日は彼女のものだ。
初めてなんじゃないかな
当日会えないなんて
だけど仕方ないや
和也
咲羅
和也
咲羅
和也
咲羅
クリスマス独りだと私が悲しくなると思ってくれたのかな
さみしいなって思っていたクリスマスの日が一気に楽しみになった。
和也
咲羅
ニノと別れて家に着いてから悩んだ末に買ったプレゼントを眺める。
雅紀は彼女となにして過ごすのかな
何をもらうのかな
そんな想像ばかりが膨らんでまた悲しくなる
だけどそんなこと考えても仕方ないから
いつ言おうかな、とか
なんて言おうかなとか色々考えてた
彼女がいる雅紀に告白だなんて絶望的な未来しかみえてないけど
だけどやっと前に進めるって
やっとこの長い片想いから解放されるんだって
なんだか前向きな気持ちだった。