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やっと会えた
翌日、僕は学校が終わると校門でりいぬって人を待ち伏せた。
力ずくでも連れていこう
そう決心した
莉犬さん?がやってきた周りの男子も連れて高笑いしている姿を見て腹が立った
親友のさとみくんが苦しんでるっていうのに
青
莉犬さんとその周りの男子は足を止めて僕を見る
赤
青
赤
青
赤
赤
青
赤
軽く手を挙げ莉犬さんたちは足を動き出した
青
赤
少し驚いたように僕を見る
青
青
赤
莉犬さんの隣にいたやつが僕を睨む
モブ
青
赤
青
僕は莉犬さんの手を取って駆け出す
赤
莉犬さんは叫んだが僕は止まらなかった
バス停に着くとさすがに観念したとか莉犬さんは手を離しても逃げようとしなかった
赤
僕は自分が病人なんて忘れて無我夢中に走っていた
肩で息をし呼吸を整える
赤
すでに息を整えた莉犬さんが不機嫌そうに言った
青
赤
青
赤
言っていいのか迷ったが莉犬さんをさとみくんに合わせるには言うしか無かった
僕は全部のことをはなす
赤
僕の話を聞き終えると消え入りそうな声で莉犬さんは言った
青
赤
莉犬さんの細い声はバスが到着した音でかき消された
病院に着くと莉犬さんの足取りが重くなった
青
青
赤
青
扉をノックするが返事はない
ゆっくり扉を開ける
さとみぐは窓の外をぼーっとみていた
最近よく見る光景だ
桃
扉を閉めた
莉犬さんは咄嗟に僕の後ろに隠れた
桃
青
僕は素早く回転し莉犬さんの後ろに回りこみ背中を押した
桃
さとみくんは目を丸くしてる
莉犬さんは顔を伏せてしまってる、
桃
さとみくんが彼の名前を呼ぶ
赤
桃
赤
赤
莉犬さんの目から大粒の涙が溢れ出てくる
桃
桃
俺が悪い いや俺が悪いの繰り返し、、
僕はなにしたらいい、?
一緒になってなく? いや、それはカオスだだめだ、
静かに病室を出る、うん、そうしよう
赤
扉に手をかけた瞬間気づかれた
青
桃
鼻をすすりながら僕にスケッチブックを指さした
しばらくして2人が泣き止んだ
面会時間もギリギリで今日は帰ることになった
僕はずっと椅子に座ってたのでおしりが痛くなって立ち上がるとさとみくんがビクッと体をはねた
桃
どうやらほんとに僕は置物だったらしい。
桃
桃
青
僕は病室をあとにした
それから毎日莉犬さんは会いに行ってるらしい
莉犬さんがいることで病室が少し賑やかになった
今日は久しぶりの2人きり
桃
突然そんなことを口にした
青
僕は少し戸惑いながら返事をした
桃
青
桃
しん、と静まり返った病室に鉛筆の音だけが聞こえる
だんだん照れくさくなっていき、最後は急いで描きあげた
桃
青
このまま僕達は数十秒間見つめあった
時間が止まったのかと思うくらい静かだった
すると突然ドアが開いた
赤
入口にたっている莉犬くんが気まずそうに言う
青
僕はさとみくんの方を見ずに逃げるように病室を出た