登場人物の紹介
朱里(あかり) 27歳
・性別:女 ・5歳の娘を持つ母 ・夫とはすれ違いで3年前に離婚した ・趣味は、娘と遊ぶこと ・身長170cmでやや長身 ・好きな色は赤
茜 5歳
・性別:女 ・元気いっぱいの5歳児 ・ママが一番大好き ・ママとのかくれんぼが最近の ブームらしい。 ・ひょんなことから事件に巻き込まれ る。
犯人 推定35歳
・性別:男 ・全身黒い服で見るからに怪しい ・誘拐を繰り返す悪の人物 ・女を見下している
あれ!?娘がいない!!
朱里
買い物中だった
あたしは、ふとした時に、
娘の行方を失ってしまった。
朱里
朱里
どこにいるかな、、
朱里
途方もなく、落ち込んでいたとき
朱里
朱里
朱里
上着が落ちている。
見るからに怪しい廃墟ビルの入口に 娘の上着が落ちていた。
朱里
朱里
朱里
一目散に走った!
朱里
朱里
が上から微かに聞こえてくる
朱里
ここに愛する娘の茜はいる!
ガチャン!!
朱里
勢いよく開けると ついに犯人と対面した。
朱里
朱里
犯人
姑息な女め。
犯人
ふと、犯人のいる先を見ると 茜が倒れている、、
檻の中に入れらているようだ、、
朱里
朱里
茜に何をした!
犯人
犯人
まあ、これから何かするかもな。
犯人
獲物だし笑
茜
茜は、ボロボロな姿になっている、
朱里
朱里
娘を返しなさい!!
全力で声をあげる。
犯人
女のお前が俺に勝てるってか笑
朱里
犯人
獲物が1匹増えたと思えばラッキーだな。
まずは、お前で堪能してやろう!
朱里
絶対にあんたには、負けないから!
とはいえ、あたしは 不安でいっぱいだった。
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
バカにするヤツには
絶対に負けたくない!
朱里
朱里
あたしは、 気合いを入れた。
犯人
何を考えているか知らんが
弱いな。
朱里
所詮あたしは女
朱里
いざというとき
度胸があるのは女
朱里
犯人に飛びかかるあたし!
犯人
ヤツは思い切り払いのけ あたしを ぶん殴る。
朱里
朱里
朱里
飛ばされたところに、 さらに男の 打撃があたしの身体を襲う。
犯人
雑魚だな。
犯人
朱里
差は感じるけど、 まだ立ち上がれるかも
朱里
朱里
朱里
その時あたしは、ふと朝の占いを思い出した。
確か、今日は 朝の星占いが 1位だったはず
勝負事にに勝つ日って 言っていたけど、 あたし負けてるじゃん笑
確か、ラッキーカラーは、赤だったような。
朱里
赤を身につけてあたしの 本気を出そう!
大好きな色で もう一度戦おう!
あたしは、 決意の現れとともに 真っ白なコートを 脱ぎ捨てた。
朱里
朱里
真っ赤なニットに 身を包むあたし
なんだかやる気が 出てきた!
さあ、反撃開始だ!
犯人
所詮はか弱い女だけどな!
朱里
あたしは、か弱い女よ!
朱里
犯人
犯人
何になるってんだ笑
朱里
身体からパワーを感じる
赤の力だね。
女子力全開かも!!
朱里
朱里
朱里
茜
犯人
ほざくな!
犯人
犯人が体当たりで 向かってきた!
朱里
犯人
相手の攻撃をヒラリとかわした!
何度か相手と ぶつかりあう。
何度目かの衝突で 相手のパワーを 上回ってきた気がする!
朱里
犯人
生意気な色をしやがって
犯人
いいものを!
朱里
またもや相手と激しく ぶつかり合う。
朱里
犯人
ついに犯人を突き飛ばし あたしの力が上回るように なった
犯人
朱里
朱里
朱里
隙ができた敵に
今の全力を ぶつける
朱里
朱里
相手の顔面に 向かって渾身の パンチを 繰り出す!!
犯人
朱里
あたしの本気の パンチが犯人に直撃する。
犯人
顔面にクリーンヒット
犯人
俺が、、
困惑する相手
とても効いている!
犯人
ヤメロ、、、
低い声が聞こえる。
朱里
あたしの高い声が響く
朱里
朱里
朱里
朱里
茜
娘の声が聞こえてくる。
茜のためにも 絶対に勝たないと!
気合いを入れ直し 全力で向かう!
朱里
次に相手の大事な ところに 強烈な蹴りを お見舞いする!
犯人
苦しむ相手だけど 容赦はしない!
朱里
朱里
朱里
朱里
犯人
俺の大事なところがぁぁぁぁ
何度も何度も 下半身を 蹴りつけて やった!!
茜がやられた分 あたしがやり返す。
母としての当然の 責務を果たす
犯人
犯人
どんどん青ざめていく男
悶絶しているけど、 攻撃は止まない。
朱里
もう一度相手の大事な 場所に向かい回し蹴りを お見舞いする。
あたしのスニーカーの 尖った先端が男に 直撃する!
犯人
痛い、、、苦しい、、、
相手の大事な所は ぐちゃぐちゃに 潰されている。
でも、茜の痛みはもっと すごいと思う。
だから、 これはあんたが 受ける当然の罰
犯人
犯人
潰れても、儚い男の プライドなのか 犯人は立ち上がり、 逃げようとした。
朱里
出口をしっかり塞ぎ込む
朱里
茜への復讐に 燃えるあたし
犯人
まだやるのか、、、
朱里
あんたが完全にやられるまでね!
朱里
みるみる青ざめるヤツと
真っ赤な闘志に燃える あたし
さて、最後の 一撃だ!
朱里
朱里
最後にもう一度、 漆黒の犯人に向かって 飛びかかった。
女子の全力を あんたに ぶつけてやる!
あたしは、できるだけ 高い声を出して 自分が女であることを 意識して相手にぶつけた!
あたしの高い声と
ヤツの低い声
真っ赤なあたしと
漆黒の犯人
正義と
悪
そして!
女と
男
全てが対比になっているね
女のあたしでも
男はやっつけられる!
女子力全開
これが最後のトドメよ!!
犯人
あかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
情熱の一撃が 顔面に直撃!!
茜
身体中が粉々に砕け
崩れ落ちる敵
ついに 犯人をやっつけた
朱里
朱里
悪い男をやっつけ 高揚感も湧いてくる
犯人
俺様が、、
犯人
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
朱里
胸に刻みこんで
今後生きること!!
朱里
今度は、息の根を止めるから!!
朱里
犯人
はぁ〜 なんだかスカっとする。
一方で、女に やっつけられた男は 肉体だけではなく、 プライドもズタズタ になっていた。
女子は強し! 母は強し!
つくづくあたしは そう感じた。
この男に対する嫌悪感は 元夫と離婚した時以来の 気がする。
朱里
あたしは犯人に言い放つ。
朱里
犯人
犯人
ようやく負けを 受け入れたってところか
男は最後の力を振りしぼり 倒れながらも びくびくしながら やっとのことで 鍵を差し出した。
ヤツは痛みが 限界にきており まだ起き上がれない だろう。
あたしに潰されて 全身がボロボロに なっているから。
朱里
茜のところに 走って駆け寄る。
ガチャガチャガチャ
鍵を素早く開けて 茜を救出する。
朱里
茜
抱き合う2人
朱里
茜
今にも泣き出しそうな 我が子をぎゅっと 抱きしめる。
朱里
本気にごめんね。
茜のほんのり暖かい 温もりが 伝わってくる。
茜
茜
茜
朱里
朱里
朱里
朱里
悪いことする人がいたら
朱里
やっつけちゃうよ!
茜
ありがとう♡
今だから、戦ってよかったと ほっとしている。
普通に戦っていたら 負けたはず
でも、あたしは やっつけた!
女の?母の? 底力だね!
今後も、茜のためなら どんな悪でも立ち向かえる 気がする。
あたしは、優しく茜の 頭を撫でた。
朱里
朱里
茜
茜
朱里
朱里
茜
朱里
魔法の色なんだよ!!
朱里
朱里
茜
まっかだね笑
朱里
赤が一番好きなんだよ!
あたしの名前も 大好きな朱が使われて いるからね
茜
赤がにあう
かっこいい女にしょうらい
なりたいな。
朱里
朱里
あたしの大好きな赤色から
取っているんだよ。
朱里
ママの想いが
詰まっているんだよ!
目を輝かす茜
茜
ありがとう
茜
強くなるよ!
朱里
朱里
愛するこどもを守ってね。
もう一度ぎゅっと娘を 抱きしめる。
あったかい
将来、茜も 悪に屈せずに 生きてほしいな。
朱里
茜
朱里
ハンバーグ作っちゃうよ!
茜
ハンバーグすき!
茜の手を握りゆっくり 帰路につく
あの日の出来事は いつまでも忘れない。
朱里
あの後は
朱里
犯人はそのまま捕まりました。
朱里
ヤツは倒れていたのだとか。
朱里
朱里
粉々になっていたらしい。
朱里
仕方ないよね!
朱里
朱里
指名手配犯ってこともあり
あたしは、後日犯人逮捕の大手柄として表彰もされたんだ。
朱里
朱里
正義の女として
朱里
ことが少し恥ずかしかったな。
朱里
最初は、恥ずかしかったけど
今は慣れてきたかな。
朱里
朱里
あたしの話は終わります。
朱里







