うらぎり

((ごめんなさい，迷子になってメールするところは省きます。

ここ、見たこと、、ある？

ーー、、やっぱり、同じだ。

よく、歩いた道なのに

どこか寂しく思えた。

目の前に立つ、普通の家。

それは、手入れがされていないのか、

ぼろぼろで、庭には草が覆いつくしていた。

いる、、のかな？

もう10年も経ったんだ、。

せめて、顔だけでも、、っ。

ピンポーン

返事はない。

やっぱりいないのかあ、、。

ドアノブを回してみると開いていた。

誰か、入ったのかな、、。

一緒に過ごしたところを、、

もう一度、だけ、、。

よく，おらこばあちゃんと過ごした寝室だ、、。

たくさん，遊んだなあ、。

見たことない，写真が置いてある。

家族、、写真，？

なんか、見覚えがある、、？

''僕たちの祖母は7年前に亡くなったんだ。''

…どうして、

どうしてここに、、。

みんなの名前があるの、、っ？

ブーッブーッ(着信

いまは聞きたくない。。

うるさい、、うるさい、！

みんなからの電話が、自分を這いつくばって追いかけてきそうで、。

ピッ

切ってしまった、。

裏切られるのは、、嫌、。

''息子が亡くなった''って、近づいたおらこばあちゃん。

''家が燃えた''って急に引っ越してきたみんな、。

混乱していた自分には、間違いに気付かなかった。

だから、辻褄が合ってしまった。

''裏切るんだね''

ピッピッピーー

違う、、、けど、。

ただ、言っちゃいけない気がしたから、、。

いや、、言いたくなかった。

言ってしまったら、認めてしまいそうで、、。

思い出を、、壊してしまいそうで、。

目の前が真っ白になってから、

意識を取り戻すのに、少し

時間がかかってしまった。

違う部屋に行く事にした。

それから、いろんな部屋を見て回ったけれど、

なにも感じることができなかった。。

やっぱり、、そうなんだ、。

''思い出にふけてただけですよ''

エンド❹ 嘘と本当 (バッドエンド)

見てくれてありがとう！　バイバイ♪( ´▽｀)