この作品はいかがでしたか?
500
この作品はいかがでしたか?
500
smsn BL
Are you OK?
吉原一の花魁。
それは生憎、…この僕だ
僕─わっち─の名はセンラ
昔、身売りされている所を可愛そうに思ったここの女将さんが買ってくれたのだ
幸か不幸か
僕は大層綺麗に育った
金箔のような輝かしい髪に、琥珀色の瞳
肢体は細くしなやかで
床に入ってしたたかにお辞儀して
流し目に上目遣いで見つめて名を告げれば、言い終わらない内に息荒く組み敷かれる
『今宵、貴方の為に咲きます』
そう告げると、客─…いや、欲望の塊は満足そうににたにたと笑うのだ
snr
こんな男の、何処が良いのか
姿見を見れば、自嘲気味の自らの顔が見えた
豪華絢爛である吉原
でもその裏は貧民に勝るとも劣らない劣悪な環境があった
性病は流行り、下層の者には十分な飯すらも行き渡らない
僕は昔から、遊郭でたった1人の男だった為、弟が出来たみたいだと、随分と姐さん達に可愛がって貰っていたから
そんな不自由な思い、したことなかった
でも目の前で、性病に倒れ、飢えに倒れ、慕ってもいない爺に買われていく姐さん達を見て
僕は
snr
snr
snr
「身請けしてやるから、一緒にならないか」
一生、お前なんかのその問いに頷いてやるもんか
僕はここで死にたいんや
大切にされて、愛されて育った鳥籠
…だがそれは見てくれでしかなく、その鳥籠に入ったら最後、情に惑わされ抜け出せない
分かっていて僕は、ここに残りたい
snr
<この時、入り口まで送らなかったら>
sm
<この時、振り返らなかったら>
足音が、聞こえた
振り返ってしまったのは、あまりにも儚い「旦那様」と呼ぶ声に惹かれてしまったから
今宵の僕の客に擦りついたのは、1人の男娼だった
sm
恥じらうように口元を長い裾で覆う
その瞳と目が合った
紫の髪に星空をビー玉に詰めたような瞳
何よりその瞳の下にある泣き黒子が扇情的であった
客が居るのも忘れて、志麻子と呼ばれた男娼に見とれる
sm
訝しげにこちらを見る瞳がいとおしくて
嗚呼、花弁が散った
snr
それから毎日のように、彼は来た
遊郭から離れられない、そんな僕の為に毎日窓の格子越しにお話をしてくれた
花魁より行動範囲が広い陰間茶屋の男娼である彼は沢山の御伽噺を聞かせてくれた
陰間茶屋…それは歌舞伎の女形になる為、男たちを育成する…だがそれは、遊郭と変わらない
誰だか知らない男の相手をさせられ、ぐちゃぐちゃにされる
…でも
彼がどんな男の前で啼いていても
彼がどんな男で欲情しても
本当の彼を知っているのは、僕だけ
sm
ある夜
嬉しそうに彼が来た
いつも通りの時間、場所、貴方
でも貴方の次の一言で、いつもが変わった
sm
その言葉の意味は
だからもっと、都の中心に行く もうここには来られない…
それと等しかった
やっと掴まえた花弁を、僕に手放せと?
僕だけに見せてくれる艶やかな笑み
羞じらう瞳
それを、諦めろと…?
snr
sm
snr
sm
snr
sm
snr
知っていた
腐っている格子を壊せば貴方に触れられることを
でもこんな穢れた僕に触って欲しくなくて、嘘をついた
この格子は外れない だから窓の前で外の話を聞かせてくれないか─…
嗚呼、なんて愚かな嘘よ
初めて自分を見せた人
あの日、貴方のその古代紫色の瞳に盛りを奪われた
ならば、貴方がまた、盛かせてくれないと
理に叶わないでしょ?
sm
snr
僕だけが知ってる生名を口にすれば、欲情した古代紫色の瞳がほら─
今ならあの客についていっても良いかもしれない
あの客は、都の中心付近に住んでいる地主の筈だ
会えなくとも、貴方の傍に少しでもよれるなら─…
部屋に入った貴方を手招き、耳元でこそり。
今宵、貴方の為に狂い咲きます
こんにちは、駄作
こんばんわ、駄作
何か途中から、smsnとsnsmどっちか分かんなくなりました
僕が書きたかったのは、 花魁であるsnrさんと 陰間茶屋の男娼であるsmさんの
決して結ばれない恋─…
最初はsmさんをただの客にしようと思ったのですが、
何か…ありきたりだなと思った結果、これが生まれました
駄目ですね😐️
❤️&💬&👤 よろしければ
してくださると、僕の頭のネジが一本ずつ外れますw
いつもコメントといいねありがとうございます とても嬉しいです
コメント
60件
うん…神か…
やばい それ以外の言葉がみつからん 神作!
え?すご?!どうしたらこれほどの神作品を作れるのか...。