亮
ヘアメイクの勉強ってなかなか大変だよなぁ。もうそろそろ実技あるし
祐也
それなー。実技とかセンスある人なら全然いいけど俺らなんてセンスないからね
亮
おいおい、お前と一緒にすんなよ(笑)
祐也
なんだよ(笑)亮もセンスねぇだろ(笑)
亮
まぁな(笑)
亮
(はぁ、まじ祐也の言う通りセンスねぇからなどうしよう)
祐也
なぁなぁ、一緒に練習しねぇ?家にマネキンと練習用のカツラとかあんだろ
亮
おう、あるけど。センスない2人でやったって意味ねぇだろ(笑)
祐也
確かに(笑)美優に手伝ってもらおうぜ!女子がいればちょっとはよくなんだろ!
亮
賛成。頼んでみるか
美優は同じ専門学校でいちばん仲が良く、遊びに行ったりもしている。
亮
てことなんだけど、手伝ってくれ!このとおり!
祐也
俺からも頼む~
美優
えー、やだよ自分ので精一杯
亮
そうかたいこといわずにさ~頼むよ
美優
んもー、まぁいいよ。みんなでやった方が楽しいし
祐也
よっしゃ、サンキュー!
亮
早速だけど今日とかどう?俺の家で
亮は専門に入学すると同時にひとり暮らしを始めた。祐也も亮と同じ時期にひとり暮らしをしている。
美優
いいよー
祐也
俺も大丈夫
亮
よっし決まり。家に着くまでになんか食うもん買ってこうぜ
祐也 美優
おっけー
亮
これってあるあるなのかわかんねぇけどさ、マネキンにカツラ被せたまま置いといて忘れた頃に見るとビビらねぇ?(笑)
美優
え、めっちゃわかる(笑)
祐也
それな(笑)生首があんのかと思うよね(笑)
亮
やっぱみんなあるよな(笑)
亮
なんか気になるニュースみっけた。1週間まえくらいのなんだけど俺らが今話してた後に見たからなんか気味悪いわ(笑)
祐也
あー、それ知ってる。俺もニュース見た。物騒だよなぁ
美優
頭だけ持ち去るってどんな趣味?(笑)やばくない?(笑)
何も気にせずに笑いながら話をしているうちに亮の家についた。
祐也 美優
おじゃましまーす!
亮
誰もいねーわ(笑)
祐也
笑
美優
さっそくカツラはっけーん!ちゃんと手入れしてんのー?ボサボサじゃん(笑)
亮
できる時にしてる(笑) どうする、ちょっと休憩してからやる?
美優
んー、休憩しながらどういうのがいいか話し合って決めようよ
祐也
確かに。それがいいかも
亮
よし、じゃあそーするか
買ってきたものをテーブルに広げ、ヘアメイクについて話し始めた
亮
てか、ぶっちゃけオシャレに見えたらなんでも良くね?
祐也
亮の気持ち分からなくもない
美優
えー、わかってないなぁ。人によってはこだわり強いひといるんだから適当はダメだよ
亮
俺はとりあえず実技でなんとかなればいいから。
美優
はいはい
祐也
女子ってどういうのが好みなわけ?
美優
うーん、個人的には髪の毛ながければおろしてるのがすきだけどね。ミディアムとかだったらまとめてスッキリしたのがいいかな
亮
おぉ~、さすが参考になります。
祐也
んじゃやりますか、練習。
亮
だな。
祐也
しっかし、まじボサボサだなくし通らねぇ(笑)
亮
うるせ(笑)
祐也
本物の髪の毛で毎日練習できたらいいんだけどな
亮
おいおい、むりだろ彼女とかいねーんだし(笑)
美優
なんのためにマネキンとカツラ買ってんのよ(笑)
祐也
はぁ、本物の生首でも置いときたいわ
亮
冗談きついって
亮
(こいつ、まじじゃないよな?)
美優
(急になにいいだすのよ祐也は)
美優
キモイぞー祐也
亮
あー、楽しかったわ。あの時の祐也…
【limeニュース】6月5日、女性が首を切られ殺害されているのが見つかった。近所の住民は叫び声がして見に行ってみたらすでに首が切られ頭部がない状態だったという。
亮
うわー…なんていうタイミング。まさかな…
祐也
おはよー
亮
おう、おはよー
亮
(昨日の事件のこときいてみるか)
亮
あのさ、昨日のニュースみた?
祐也
あ、見た見た。首を切られたってやつだろ。
亮
そう。
祐也
怖いよなー、女性を狙うなんて
亮
おう。だな。
亮
(普通だな。やっぱ気のせいか)
美優
2人ともおはよー!
祐也
おう、美優おはよ
亮
おは。
美優
実技の日決まったね!
亮
え?まじ?いつ?
美優
あさって!
祐也
まじかよ~、練習すんの今日と明日しかねぇじゃん。
美優
今日も練習しようよ
亮
あー、俺用事あるから終わったあとなら合流できる
祐也
じゃあ今日は俺の家でどう?
美優
賛成~
亮
おう、頼むわ
美優
じゃあ私は学校終わったら先に祐也の家に行ってるね
祐也
美優と先に練習して待ってるわ
亮
りょーかい
亮
んじゃ、また後で。
祐也
おう
美優
後でね!
亮
(美優大丈夫かな。なんか昨日のが引っかかるんだよな。とりあえず早く用事済ませよう)
祐也
しゃあ、亮がいないのをいいことに俺のセンスを高める
美優
いや~無理だと思うけどね~(笑)
祐也
んな悲しいこと言うなよ(笑)
祐也
狭いけどどうぞー
美優
はーい、おじゃましまーす
美優
(うわ、何この匂い。生臭いかも)
祐也
適当に座って待ってて飲み物持ってくる
美優
ありがとー
美優
なんでこんなに臭うの。あれ、このカツラ妙に綺麗。
祐也の部屋を見て回る美優。隣の部屋へ入ると押し入れから髪の毛が出ていた
美優
押し入れにもマネキンとか入ってるのか
美優
(開けていいよね別に)
そして美優は押し入れをあけた。すると生臭い匂いはさらに強くなった
美優
なに、これが臭ってるの?
美優
っ…。きゃあ。な、にこれ。血?え、どういうこと?
美優
あれ、そう言えば昨日のニュース…
祐也
なにしてんの?
美優
っ…。ゆう、や。これ…
祐也
ん?あぁ、やっぱさやるなら本物がいいじゃん?だから昨日とってきた。
美優
なにいってんの?なにしてんの?
祐也
本物はやっぱ違うね。しかも昨日の人なんて髪の毛サラサラで綺麗でさぁ、ツヤ感も抜群なの。気づいたらもう体が勝手にね(笑)
美優
(こんなの祐也じゃない)
美優
警察に行こう。こんなのおかしいよ。
祐也
え、だめだよ。そしたらこれはどうなるの?俺が手入れしないとさぁだめになっちゃう。
美優
(なに訳の分からないことをいってるの。話が全く通じない。亮早く来て)
祐也
バレたなら、美優のも貰おうかな♪美優の髪の毛も長さがちょうど良くて色も茶色で綺麗だし
美優
やだ、絶対にいや。
祐也
大丈夫、一瞬だから後は俺が大事にしてあげるね
そう言うと、祐也は生首と一緒に隠しておいた鎌をとりだした。
美優
やめてよ、祐也。こんなのありえ…っ
祐也は美優の首に鎌を刺した。そしてノコギリで首を切り落とした。
祐也
最高だよ美優。
亮
不在着信
亮
不在着信
亮
おかしいなぁ、祐也も美優も出ない。なにしてんだよ
祐也
わりぃ。気づかなかった
亮
おー、美優は?
祐也
なんか疲れたからってベットで寝てる
亮
まじか。もーすぐつくわ
祐也
りょーかい。
亮
おーい、ついた
祐也
今開ける
祐也
どーぞ
亮
待たせた、うっ…
亮
(生臭、なんだこれ。え?血?)
亮
おい、祐也美優は?それにこの血はなんだよ
祐也
ん?あぁこれ?美優の血は綺麗だねぇ髪の毛も肌も綺麗だよ
亮
(何言ってんだこいつ。まさか…)
亮
やったのか、美優を。
祐也
うん、綺麗だったから
亮
狂ってる
祐也
そうだな、狂ってる。
亮
警察に通報…
祐也
それはさせない
亮
うっ…
祐也は美優の時と同じように亮の首に鎌を刺した。そしてノコギリで切り落とした。
祐也
男のも魅力的だね。大事にするよ亮。
祐也
あぁ、綺麗だ。