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はなびら

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はなびら

1 - はなびら

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9

2018年08月11日

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花びらが散った

私にはそれが人の命のように思えてくる

そんな自分に自分が言う

「ねぇ、助けてよ。」

あーつーいーでーすー

うるせえ

LINEなのでうるさくないですー

文字がうるせえ

40℃越えの所もあるんだぞ

そんな暑いならそこ行って帰ってきて「まだ涼しいな」と思えばいい

その手があったか!!

え、まじかよお前

じゃあ行ってくるわ〜

あ、冗談ですー本気ですかー

うわあ

こりゃまいった

あいつ明日ぶったおれるだろうな

俺は、あんな馬鹿といつまで一緒にいるんだろうか

自分がバカバカしくなってきた

あれ

赤い薔薇だ

なんで薔薇なんかが廊下に落ちてんだよ…

…あれ

花びら、勝手に…

なんだこれ…こええよ…

は、遥に知らせないと

不在着信

不在着信

なんで出ないんだ

おい、遥!!

ふざけんなてめえ

クソ暑いじゃねえかよ…

あ、生きてた

良かった良かった

よかねえよ!!

なんで私はこんな暑いところにいるんだ!!

お前が勝手に行ったんだろ?

お前が行けと言ったんだろう?

そんなことより薔薇が

勝手に花びらが落ちてんだよ!

手でちぎってないのに

風じゃないのー?

窓は閉めてあるし風なんてふいてねえよ

なんだろう

やべえ

どうした

おい、遥!!

会話が途切れると同時に、最後の1枚の花びらが床へぽろりと落ちた

夏休みがあけ、学校へ行くと、

クラスの親しい友達がみんないなくなっていた

暑い、暑いよ…

「助けて」

見てくれてありがとうございます。

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