「死んでやるわ」 「でも、可哀想だな」 「誰が?」 「生命がさ」
––– ドストエフスキー 『地下室の手記』
遥翔
遥翔
天望
遥翔
天望
あっしは将来の夢もなく ただ死ななければ良いだけの 人生を送っていた。
元々、あっしは人間嫌いで 1人でいることを好んでいた。
そんなある日、 眼鏡をかけたヘラヘラした女が 同じ研究室に配属された。
圭
本人曰く採用試験がプレゼンのみで 合格したから入社したらしい。
本当に彼女のプレゼンが 素晴らしかったのか、 採用担当者が節穴だったか、 或いはその両方なのか...
真相は闇の中である。 考えるだけで頭が痛くなる。
圭
圭
圭
コイツはとにかく騒音だった。
口を開けばふざけるか 嘘を吐くか... その内、狼少年から取って 『狼』と呼ぶようになった。
そんなある日のこと、 研究分野の違いから兎隠 柘榴 という人間が配属された。
柘榴
天望
彼女のことは後輩 と呼ぶことにした。
コイツも騒音か...と案の定、 あっしの予想は 当たっていた。
しかし、狼とは異なる点があった。
柘榴
柘榴
柘榴
この人間は生真面目で 無駄に心配性だった。
最初は正直に言って ウザさが勝っていた。
だが、次第に後輩の 未知の研究へ取り組む覚悟や 諦めない姿勢に興味が出てきた。
その結果、抗体人間という 人造人間を生み出すことに成功した。
まあ、結局は戦争で使う 生物型兵器だったがな。
天望
天望
天望
天望
遥翔
天望
遥翔
天望
天望
天望
天望
天望
天望
天望
天望
天望
気が付くと、あっしは 涙を流していた。
止めようとしたが まるでダムが決壊したかのように その雫をせき止める方法が 思い浮かばなかったのだ。
天望
天望
遥翔
天望
天望
遥翔
天望
遥翔
天望
遥翔
遥翔
天望
遥翔
遥翔
天望
遥翔
天望
遥翔
天望
遥翔
遥翔
遥翔
遥翔
天望
遥翔
天望
遥翔
遥翔
遥翔