TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

自分の気持ちに素直になるよ

一覧ページ

「自分の気持ちに素直になるよ」のメインビジュアル

自分の気持ちに素直になるよ

1 - 自分の気持ちに素直になるよ

♥

270

2020年08月02日

シェアするシェアする
報告する

あの後僕は走って逃げた

赤葦さんの近くにいると

どうしてももやもやしてしまうから

月島

木兎さん

月島

木兎さん

月島

ぼぐどざん

声が掠れてく

あの人を泣かせた罪悪感と

自分の情けなさ

その2つの感情が混ざって

僕の中でぐちゃぐちゃになった

月島

本当は好きなんですよ

月島

貴方の…事

僕だって

素直になりたい

だけど

なれないんだ

恥ずかしさ

そして

その後の関係性

嫌がられないか

嫌われないか

そういう事で僕は怯えて

貴方に言えない

この簡単な4文字が

月島

こんな簡単な

月島

4文字が

月島

好きですが言えないなんて

月島

本当に

月島

月島

素直じゃないな

月島

貴方の笑った顔が

月島

1番好きなのに

木兎

……っきぃ..?

月島

!?

月島

ぼ、くとさ…

木兎

何で、ツッキー泣いてんの…?

木兎

嫌な事あったのか…?

月島

ありましたよ

木兎

それって、俺に話せるか…?

木兎

俺、ツッキーが嫌な事あんのに1人で抱えてるの、嫌だからさ…?

月島

月島

本当

月島

貴方って人は

月島

罪な人ですね

木兎

へ…?

本当は泣かせたくなかった

嬉しくもなかった

なのにあんな感情を持ってしまった

それでも僕は

貴方を好きでいていいのか

月島

素直になるって

月島

簡単じゃないんですよ

木兎

うん

木兎

知ってるよ

木兎

俺だって

木兎

本当は少し

木兎

時間かかったよ

そう言って

木兎さんは俺に優しく

そっと微笑んだ

月島

月島

木兎さん

月島

月島

貴方が泣いてしまった時

月島

少し嬉しかったんですよ

月島

引きますよね

月島

早く

月島

赤葦さんの所

月島

行った方がいいですよ

木兎

なぁ

木兎

ツッキー

木兎

俺。なんでか分からないけど

木兎

そんくらいの事じゃ全然傷つかないし

木兎

引いたりも出来ねぇんだ

木兎

不思議だな。ツッキー

月島

そうなんですね

月島

それは凄く不思議です

木兎

だろ?

月島

はい

木兎さんが傷つかなかった事への

安心と

引かれなくて良かったっていう

2つの安心で

僕はほんの少しだけ

心が暖かくなった

月島

木兎さん

月島

木兎さん

木兎

何だ?ツッキー

月島

素直になった方がいいですか

木兎

んー…

木兎

素直になってくれた方が

木兎

俺はうれしーな!

月島

そうですか

月島

今だけ

月島

今だけですよ

月島

今だけ..なら

月島

僕は貴方に素直になってもいいです

木兎

ははっ

木兎

何だよそれ〜!

木兎

じゃあさ

木兎

素直になって?ツッキー

月島

仕方ないですね

月島

木兎さん

木兎

どーした?ツッキー

月島

実は僕

木兎

うん

月島

明るくて五月蝿くてわがままで

木兎

うん

月島

それでも凄く優しくて

月島

面白くて

月島

一生懸命頑張る貴方が

木兎

うん

月島

僕は

「好きです」

木兎

ツッキー。

月島

…何ですか

木兎

自分の気持ちに、素直になれたな?

月島

黙って下さい

木兎

へへ

木兎

俺もツッキーの事

木兎

好き

月島

ぇ…

木兎

なーに?赤葦の事が好きだと思った?

月島

木兎

ズボシ〜!

木兎

俺はな、赤葦の事後輩としてって言うか、なんていうか、その…胸がきゅうってなる好きじゃないんだ

木兎

だけどツッキーはさ

木兎

胸がきゅうってなって、近くにいるとドキドキ止まんなくて、凄いんだ!

月島

少し語彙があれですけど、言いたい事は分かりました

月島

はぁ…

木兎

んだよ〜

木兎

…引いちゃったか?

月島

違います

月島

後悔したんです

もっと早く素直になっとけば

木兎さんの気持ちも知れて

月島

好きですって

月島

早く言っとけばよかったなって思っただけですよ。

木兎

そ、それは、俺も同じ…好きって言ったら良かったなぁ…って

きっと僕だけしか見れない

こんな可愛い顔も早く見れたんだな

月島

一緒…ですね

木兎

そうだな!

木兎

なぁ、ツッキー

木兎

木兎

貸して?

月島

木兎さんはそういうと

僕の手に優しく触れて

自分の指を絡ませて来た

木兎

これ、やりたかった

木兎

やっぱり、落ち着くな!

月島

…そう.ですね

木兎

このまま戻ろ?ツッキー

月島

今日だけですよ

木兎

おう!行こうぜ!

之からはもっと

木兎さんの色んな顔が見れる

どんな顔が見れるのか

楽しみだ

この作品はいかがでしたか?

270

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚