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数時間後
ようやく面倒臭い大学が終わり 1人で音楽を聴きながら駅前に到着する
鮫川優風
音楽を流していたイヤホンを耳から外し 辺りを見回すが シャケの姿は何処にもなかった
その事からまだ来ていない事を察する
一応連絡をしておこうと思い シャケに「もう着いたよ」と連絡をいれる
するとすぐに既読が着いて 「俺ももうすぐ着く」と着信が入る
鮫川優風
そう呟いた後 私はスマホを弄り出した
数十分後
少し遅いなと思いながら スマホを弄り続けていると…
トントン
鮫川優風
不意に横から肩を軽く叩かれ 反射的にその方向を見る
ナンパ男
そこには知らない男が立っていた
鮫川優風
知らない男などに話しかけられた時は シャケに無視しろと言われているので 言われた通り無視する私
ナンパ男
ナンパ男
ナンパ男
無視しているにも関わらず 執拗く話しかけてくる男
鮫川優風
少しイラッとした私は その男に冷たくそう言う
ナンパ男
ナンパ男
ナンパ男
私がそう言っても尚 引く事なく話しかけてくる男
何この人、本当に執拗いんだけど
鮫川優風
ナンパ男
ガシッ
鮫川優風
私が断り続けていると 男は痺れを切らしたのか手首を掴んでくる
何この人、気持ち悪いんだけどッ…
ナンパ男
笑顔でそう言いながら私を強く掴んで どこかに連れて行こうとする男
鮫川優風
ナンパ男
グイッ
鮫川優風
私も負けじと抵抗していると 男が無理やり引っ張って 掴まれている腕に痛みが走る
やばいッ…シャケッ…!!
???
グイッ
ナンパ男
私がもうダメかと思っていると 私の目の前に声が低い誰かが来る
しかもその人は私が掴まれていた腕を その男から引き離してくれた
その事に驚いて俯いていた顔を上げると…
鮫川圭
鮫川優風
制服で首に赤いヘッドフォンを下げ 怒りのあまり圧をかけているシャケがいた
ナンパ男
男も男で邪魔をされて腹を立てていた
鮫川圭
鮫川圭
鮫川圭
シャケは相手を嘲笑った後 冷たく圧をかけながらそう言った