氷牙
(よく探したらレンジあった、おいしかったな)
氷牙
アナウンスで呼ばれたから来てみたが、誰もいないな…
幻夢
よーし、ちゃんと来たみたいですね。
氷牙
(幻夢…)
幻夢
では、これから…
幻夢
第1回戦を始めたいと思います!
第四韻【才能】
氷牙
一回戦だと?
幻夢
そうですが、なにか?
氷牙
一回戦もなにも、相手がいないぞ。
幻夢
はい?
幻夢
貴方が戦うのは、この私ですが?
氷牙
え?
幻夢
嘘です。
氷牙
………
幻夢
もう来ますよ。
コツ コツ コツ コツ
???
はじめまして、あなたが対戦相手ですか?
氷牙
(やけに冷静だな…)
氷牙
(俺みたいに、死のうと思ってたところで連れてこられたのか?)
氷牙
ああ、そうだと思う。
???
そうですか…
???
あ、自己紹介がまだでしたね。
芯宮
わたしの名前は、『芯宮 針太(しんみや はりた)』といいます。
氷牙
俺は韻神 氷牙だ、よろしく。
幻夢
ではお二人とも、ステージ上に立ってください。
タンッ
幻夢
では、マイクを渡すので、開始の合図で始めてください。
氷牙
ああ。
芯宮
はい。
氷牙
(おいおい…ラップなんてあまり知らんぞ…)
氷牙
(たまに聞くことはあったけど…)
氷牙
(やばい、どうしよう…)
幻夢
初めッッ!!
氷牙
(始まっちゃったよ…)
氷牙
(でも…芯宮もラップに関してはあまり知らなさそうな感じだし…)
氷牙
(心配することはないか…)
ヒュッ
芯宮
俺の針をショット!
お前の体にヒット!
決めるぜもう一度シュート!
お前の体にヒット!
決めるぜもう一度シュート!
氷牙
!?
グサッ
氷牙
ぐあっ!!
氷牙
(なんだこれ!!針!?)
芯宮
おっ、案外効きますね。
芯宮
これなら勝てそうです。
氷牙
なんだァ?てめェ……
芯宮
フフ、言っておきましょう。
芯宮
この様子だとわたしが圧勝しそうですしね。
芯宮
私の能力は、「針を垂直に飛ばす」という能力です。
芯宮
封筒に針が数十本入れてありました。
氷牙
(生み出すことはできないのか?…)
氷牙
(垂直に飛ばす…)
氷牙
(封筒に針が数十本…)
芯宮
では…いかせてもらいましょう!
氷牙
(見つけたぞっ…!コイツの攻略法っ…!
この作品はいかがでしたか?
43
コメント
1件
サブタイに【才能】とありますが、4話(続編)があるのでそこで回収します。