紳士
ナツキ
私の目の前には、 マッサージ師によって生首状態になった紳士がいた。
相変わらず頭部だけで、 そこから腕が生えている。
紳士
夫人
その隣にいるのはふっくらとした体型の女性。
カールした金色の髪で片方の目は隠れ、 高級そうなドレスを身にまとっている。
紳士
紳士
夫人
紳士
夫人
夫人
夫人
ナツキ
紳士
紳士
夫人
夫人
夫人
紳士
夫人
夫人
夫人
紳士
紳士
夫人
夫人は、バスケットボールサイズの紳士を強く抱きしめた。
私は思わず目を背ける。
紳士
紳士
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
ナツキ
夫人
夫人
夫人が自らのコートをめくる
ナツキ
彼女の腹部には一切の肉がなく、
ガイコツのように骨だけであった
紳士
夫人
紳士
紳士
夫人
そう言いながら夫人は髪をかきあげると、 今まで隠れていた右目が露わになる。
いや、正確にはそれは「右目があった場所」だった。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
紳士
紳士
バチッ!
夫人が階数ボタンを勢いよく押した。
エレベーターは今いる階で停止する。
夫人
夫人
紳士
ナツキ
紳士
ナツキ
夫人
夫人
夫人
夫人
紳士
紳士
夫人
夫人
ナツキ
ナツキ
ナツキ
夫人
夫人
紳士
紳士
紳士
紳士
紳士
夫人
ナツキ
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
ナツキ
夫人
夫人
夫人
紳士
ナツキ
夫人がサッと私の手を掴む。
それと同時に、紳士の蜘蛛みたいな手が、 私の体を這い上がってきた。
ナツキ
全身に鳥肌が立つ。
紳士の手は器用に私の顔まで登ってくると、 私の口の中に入り込もうとした
ナツキ
紳士
紳士
紳士
ナツキ
夫人
旦那の腕が女子高生の口の中に入っていく様子を見ながら、 夫人はうっとりした声を出す。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
紳士
夫人
夫人
紳士
夫人が紳士を私の口からはがす。
夫人
ナツキ
ナツキ
紳士
紳士
紳士
夫人
夫人
紳士
ナツキ
紳士
ドアが開くと同時に、私は外に出て猛ダッシュで駆け出した。
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
ナツキ
しかし部屋の中央にいる”それ”を見た瞬間、私の体は硬直する。
ナツキ
そこには象みたいなサイズの赤ん坊が座っていた。
コメント
18件
毎回思う..... 「紳士」とは?
ぬ
とっさの判断がなかなか(笑)