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色

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1 - 色

♥

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2020年03月11日

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私には人に色が見える力がある

例えば人が楽しそうな時はオレンジ色が見えたり

悲しそうな時は青や紫が見える

私は自分にこの力がある事を唯一の誇りだと感じていた

その気持ちを裏切るかのようにあの出来事は起こった

学校にて

(あれ?あの子)

(ずいぶんと暗い色をしてるな)

(何かあったのかな…)

(声…かけてみようかなぁ)

(でも知らない人だし…やめとこ)

廊下を歩いていると、 私と同じくらいの女の子からすごく暗い色を感じた

声をかける勇気もなく、スルーした

次の日 学校にて

(あっ!またあの子だ)

(あれ?前より色が暗くなってる?)

(んーーーー)

(声、かけてみようかな)

先生

私さーんちょっと手伝ってもらってもいいかしら

あ、はーい!

(ん…)

先生に呼ばれた私は渋々その場を去った

それからしばらく、あの子を見ることは無かった

ニュース

続いてのニュースです

ニュース

○○県✕△市、□マンションの前で自殺と思われる遺体が発見されました。

あれ、うちの近くじゃ…

ニュース

遺体は羽田茜さんのものと見られます

テレビには羽田茜さんの写真が表示された

それを見た瞬間 私はハッとした

(あの子だ!!!!)

(どうしよう私のせいで)

なんとそれは私が学校で見ていた女の子だった

(ごめんなさい!ごめんなさい!)

それから私は、誇りに思っていた自分の力を恨むようになった

そして、ずっとこう考えていた

ごめんなさい!!!

ごめんなさい!!!

ごめんなさい!!!

この作品はいかがでしたか?

104

コメント

3

ユーザー

↑それな。上手すぎ。

ユーザー

ねぇこれほんとに初めてなの…?うますぎだろ…(˙◁˙)

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