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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ジェミは俺が入った部屋の扉を叩く

ジェミ

お〜い、パーカ〜

俺は扉を開けて人差し指を立てて 必死に訴える

パーカ

しっ…静かにしてください…!

ジェミ

え〜?

リコ

無事やってことは…誰もおらんかったんやね!

リアス

いるよ♪

リコ

ぎゃあ!!

パーカ

リコさんっ………!
リアスさんも…急に出てきたらびっくりしますって……!

リアス

ごめんなさ〜い。

リアスは小声で話し出す

リアス

今ね、リーブお兄ちゃんが集中してるの。

ジェミ

あぁ、だからなんだね!

リコ

そんじゃ邪魔したらあかんな〜私らスコル探しに行ってくるわ!

パーカ

俺も行きます…!

リコ

お、パーカ君もういけるんか!

ジェミ

よかった!みんなで手分けして探そ!

パーカ

はい!

リアス

いってらっしゃ〜い!

俺たちはエレベーターに向かった

 

リコ

私この階から下探すわ〜!

ジェミ

オッケー!

パーカ

お願いします!

俺とジェミはエレベーターに乗り込む

ジェミ

ありゃ!この建物25階までだ!

パーカ

それじゃあ俺は、16階から上を探します!

ジェミ

分かった!

 

15階

ジェミ

それじゃあ気をつけてね!

ジェミはエレベーターを降りる

パーカ

ジェミさんこそ!お気をつけて!

俺はエレベーターの扉を閉めて 16階に向かった…

 

ヴァル

…はぁ…………結局レオナルドも行ったか………

エアリー

………

ヴァル

…こんな時に呑気に寝ていられるな…

ピース

ザッ……ザッ………

ヴァル

…!?だ…誰か来る…
起きろエアリー…

ヴァルはエアリーを揺さぶる

エアリー

…んあ?

ヴァル

起きろ…研究員が来たかもしれない。

エアリー

あぁ!?私と勝負しに来たのか!?

ヴァル

いや…
そういうわけではないと思うが…

エアリー

勝負だおら!

エアリーは勢いよく 森の茂みを抜け出す

エアリーに続きピースも付いていく

ヴァル

くそ…勝手に出やがって…

聳え立つ研究所の前に人影が見える

だんだん近づいてくる…

ヴァル

…………!!!

ヴァル

…お前…は………!!!

キャンドル

……あらぁ〜あの時の子じゃない♡

ヴァル

何しに来た!?また腕をもぎ取るつもりか!?

キャンドル

違う違う〜そうじゃないわぁ!今度は…あ・し!

キャンドルは自分自身の 足を指さして言う

ヴァル

足…?

キャンドル

そお♡

キャンドル

4つの超能力を使う最強のクローンを作るために、あなたたちの部位を集めているの〜

ヴァル

…やはりそうだったのか…!

エアリー

今度は誰の足を狙っている!?

キャンドル

…………

キャンドル

あなたよ。

キャンドルは エアリーを真顔で見つめる

エアリー

!!

キャンドル

…水使いの子…あなたは用無しよ♡もう手に入れたのっ

ピース

ヴァル

はぁ……??お前…何を言って………

キャンドルは、後ろに隠していた 人の足を見せる…

ヴァル

!!!!

エアリー

おい……あれは………!

どう見ても…

スコルの左足だった

ヴァル

貴様…!!!よくもやったな!!!

キャンドル

やっぱり!!!あなたの弟ね!!よく似てるわぁ〜〜〜♪

キャンドル

火使いの子〜!あたくしとお相手してぇ?

エアリー

望む所だ!

エアリーは走り出す

キャンドルは左足を後ろに投げる

オオカミが駆けつけキャッチし 研究所内へ入って行く…

キャンドル

うふ♡楽しくなりそうねぇ!!!

15階

ジェミは、開けっぱなしにしていた 扉を見つけ、部屋を覗く

ジェミ

…あやや!この部屋ドックフードがいっぱ〜い!

部屋の電気もつけずに 好奇心で中に入っていく…

トコ…トコ…トコ……

鳴り響く足音 だんだん近づいてくる

ジェミ

ぎゃ!誰が来る!

咄嗟に隠れるジェミ

部屋の明かりが付く

研究員A

昨日の犬の餌やり誰だろう…袋開けっぱなしなんだけど…

研究員は、荷台にドッグフードを乗せ 部屋を出て行った

ジェミ

ジェミ

あっっっっっっぶな!!

部屋の端っこの壁を使って 天井まで登って隠れていたジェミは、飛び降りて部屋を出る

ジェミ

今度鉢合わせしたら遠慮なくぶっ飛ばしちゃお★

10階

リコ

…ラースさんが戦ってるとこ以外探したけど、見つからんな……9階探すか!

リアスは9階へ降りる階段を探す

次の瞬間

「きゃーーーー!!」

リコ

!?

リコ

…リアス…………!!

リコは進路を変え、 制御室へ向かった…

 

ライ

もう諦めたらどうだ…?貴様の体は岩のように硬いが…ボロボロだろ?

ラース

ライは不意をついて攻撃をする

ラース

ぐっ……

ラースはその場でしゃがみこむ…

近くまで歩み寄るライ

ライ

…辛いか?

ライ

当たり前だ…何故なら俺は強い…人工的に作られた超能力者だからな!

すると、銃を乱射する音が 制御室方面から聞こえてくる…

ライ

…仲間が心配か?大人しくするなら、貴様も仲間と一緒に拘束するが?

制御室

リコ

リアス!!!

リコ

!!

リコ

アクーリ…リーブさん…!!

リコはアクーリの元へ走り出す

リアス

…リコ姉ちゃ…今来ちゃ…!

リコはアクーリを縛っていた研究員を 蹴り飛ばす

リコ

大丈夫!今ほどくから!

リアス

…ダ…メ!…後ろ……!

リコ

……え?

ラース

ラース

それは断る。

ライ

何…?そんなに死にたいのか!?

ラース

…死んで当然だと思っている。

ライ

ライ

フッ…

ライ

ハハハハハハハハ!!

高笑いをしながらラースの側を離れる

ライ

喋れば喋るほど面白いな!貴様は!?

ライ

そんなに死にたい貴様には、辛い死に方をしてもらおうか…?

ラース

13階 研究犬飼育場

研究員A

…なんか騒がしくない?

研究員B

あぁ、侵入者が出たらしい。

研究員A

僕たちも処理しなくていいの?

研究員B

リーダーから何も指示されてないからいいだろ。しかもリーダーとトップ3が処理してくれてるみたいだし。

研究員A

本当?ラッキー!僕たちは研究に専念できるね!

研究員B

あぁ!餌やったら研究室篭るぞ!

ドッグフードが乗った台車を押し 研究員は廊下を歩く

(…)

(…動けね…)

(喋れねぇし…)

(痛えし…)

(暇)

(…)

(このまま研究所の中で生かされてもな… 自由じゃねぇ。死んだ方がマシだ)

(……誰か…俺を…)

エアリー

…くそっ!こいつ強すぎだろ!?超能力者でもねぇのに!

キャンドル

うふ♡あたくしは特別な訓練を受けたのよ!だから、強い♪

エアリー

くそ〜!どんな訓練か気になる!!!!!

ヴァル

落ち着けエアリー…今は倒すことに専念しろ…

エアリー

…分かってる!!

ピース

………

キャンドル

…ふふ!

キャンドルは首を切ろうとするが、 エアリーに避けられる

キャンドル

教えてあげよっかぁ??
特別な訓練を!!

エアリー

……!

エアリーの心が揺らぐ

隙を見てキャンドルは ノコギリの取っ手で顔面を殴る

エアリー

いって!!

キャンドル

話が気になりすぎて油断しすぎよ〜?

キャンドル

…ドーピングよ!あたくしが強いのは、ドーピングのお・か・げ❤︎

キャンドルは収納ポケットから 注射器を取り出す

キャンドル

…このドーピングの薬はね?あたくしが開発したものなの♡

キャンドル

定期的に打たないといけないけど、強くなれるためなら!!…めんどくさいのも我慢できるわよぉ?

エアリー

…………

ヴァル

…おい…エアリー……

キャンドル

あなたは!!超能力者だからもっと強くなれる♪
………どう?試してみないぃぃ??

エアリー

ヴァル

あ、あいつ…今…何を考えている…?(小声)

ピース

………

エアリーは

キャンドルの方へ歩いていく…

ヴァル

おい!そんなもので強くなろうとするな!

キャンドル

あなたは黙ってらっしゃい!?

ヴァル

!!

エアリーはキャンドルの前で 立ち止まる

エアリー

…一つ言っていいか?

キャンドル

どうぞぉ〜

エアリー

そんなうまい話
あるわけないだろ!!!

ヴァル

!!

キャンドル

…うふ……

キャンドル

その通り♡

ヴァル

!?!?

ブスッッ………‼︎

ヴァル

エアリー!!!

エアリーは力尽きる

その途端オオカミが研究所から 大量に出てきた…

キャンドル

…あなたたちはこの子たちのお相手してぇ?
あたくしは今から、火使いの子の右足をちょん切るわ♡

キャンドルはノコギリでエアリーの右足に歯を向ける

そしてゆっくりと動かす…

ヴァル

………

オオカミはヴァル・ピース 目掛けて走り出す…

ヴァル

………………………

ピース

…?

様子がおかしいヴァルを ピースは覗き込んで顔色をうかがう

その時…

ドドドドドドドドドドドド

突然地面が揺れ始める

オオカミが立ち止まる

ピースはよろけて座り込むが、 ヴァルは立ったまま、動かない

キャンドル

ちょっと!?切りにくいじゃなィィィィィィ!

キャンドル

…でも大丈夫よ…この電動ノコギリで何とかなるわ…!!!

キャンドルは電動ノコギリの スイッチを押し、再び切り始める

すると、オオカミの足元にヒビが入る それも1匹ずつに…

ヒビが大きくなり、やがてオオカミは 地面の下へ落ちていった…

ヴァル

地震がおさまる…

同時にピースが走り出す

キャンドル

…ふぅ…何なのよあの子ぉ!

切り落としたエアリーの右足を 生き残っているオオカミに 後ろを向いて投げる

キャンドルは前を向く

ピース

そこにはムキムキのピースが…

キャンドル

ひゃ!!!

ゴッッッ!!

キャンドルは倒れ込み、 動かなくなった

ピース

【main】 Z.island EP1

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