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【原神】時に、小さな雨は降る。

主人公紹介

【霧を晴らす風】 名前:小雨(シャオユウ) 神の目:風 命ノ星座:雨風座

珍玉の谷で暮らす謎多き科学者。 その正体は角の生えた魔神。 気分の赴くままに他国へ行き、研究をしている。 フォンテーヌに行った時に千織屋で仕立ててもらった服を えらく気に入っており、いつもその服を着ている。

nekaより幽幽娜様のイラストメーカーをお借りしました。

小雨

(ふむ⋯璃月港に来るのは久しぶりだな。)

小雨

(50年ぶりだったか?)

???

──────。

???

───?

小雨

(⋯ん? あそこに居るのは⋯)

小雨

モr⋯

???

わぁーっ!

小雨

⋯うん?

???

し、小雨さんじゃないですか〜! 久しぶりですね!

小雨

(少しからかおうとしただけなのだがな⋯。)

通行人

なんかあの人達変じゃないか⋯?

通行人

あっちの髪が紫の人⋯小雨?って人は見たことない顔だし、衣装も異国のものじゃないか?

通行人

名前は璃月人っぽいが⋯もしかして偽名とかか?

通行人

いや、単純に異国の服装が好きなだけなんじゃないか?

通行人

見た感じ⋯フォンテーヌの衣装か?

通行人

フォンテーヌには有名な服屋が居るみたいだからな。

小雨

(完全に注目の的になってるなぁ⋯やりすぎたか?)

小雨

久しぶりだな。2人とも。

小雨

鍾離は⋯財布やモラを忘れて誰かに払わせたりしてないよな?

鍾離

最近はきちんと財布を持ち歩くようになったぞ。

小雨

中身が空っぽなら意味ないだろう。

甘雨

ふぅ⋯。

甘雨

最近はきちんと財布を持ち歩くようになったそうで⋯って、

甘雨

なんで私達久しぶりに会ったのにこんな話してるんですかね⋯?

小雨

時代の流れを感じるなぁ。

小雨

鍾離もきちんと財布を持ち歩くようになって⋯。中身は空っぽだが。

鍾離

今度からはきちんと中身も持ち歩くようにするから安心してくれ。

甘雨

そういえば小雨さん、実験に一部の地域でしか取れないサンプルが要ると以前仰っていましたよね?

小雨

そういえばそうだったな。

小雨

そのサンプルが取れるのはスメールの砂漠地帯なんだが⋯。

小雨

そこに住んでいる友人に協力してもらって、無事サンプルが取れたんだ。

甘雨

そうなんですか⋯! 良かったですね。

鍾離

⋯それでは、俺は用事があるからここで失礼する。またな。

小雨

お、鍾離は用事があるのか。

小雨

あ、そうだ。甘雨。

甘雨

はい?

小雨

時間が空いてるなら、これから新月軒で食事でもしないか?

小雨

私が奢るよ。

甘雨

い、いいんですか?

小雨

あぁ。良ければその後で璃月港の紹介をしてくれないか?

小雨

もう何年も経っているんだ、港の様子も前と変わっているだろう。

甘雨

あ、ごめんなさい。午後は仕事が入っているんです。

小雨

そうか。それじゃあ食事だけになってしまうな。

甘雨

はぁ⋯でも本当にヒヤヒヤしましたよ。

甘雨

もうこれ以上からかうのは辞めてください⋯。

小雨

ははは、悪かったよ。

小雨

久々に見たらからかってみたくなって⋯な?

甘雨

びっくりしましたよぉ⋯。

小雨

悪かったと思ってる。

小雨

この食事は私の奢りだから、遠慮せずに食べてくれて構わない。

小雨

⋯のに、甘雨はサラダしか頼んでなかったよな。

甘雨

おかしいですかね?

甘雨

体重や体型はそこまで変わっていないと思いますが⋯。

小雨

いや、そうだけども⋯。

小雨

それじゃあ痩せすぎちゃうだろうよ。

甘雨

そうですか。

店員

失礼します。こちら満足サラダと海老のポテト包み揚げです。

店員

ごゆっくり。

甘雨

あ、ありがとうございます!

小雨

ありがとうございます。

小雨

おぉ、璃月港の料理は久しぶりだな。

小雨

いただきます。

甘雨

いただきます。

小雨は久しぶりに食べる璃月港の料理を堪能した。

小雨

⋯やはりここの料理は美味しいな。

甘雨

私も久しぶりに食べたかもしれません。

小雨

⋯といっても甘雨はサラダだろう。

甘雨

そ、それでも美味しいのには変わりないですから!

小雨

それじゃあそろそろ勘定をするか。

甘雨

はい。そうですね。

小雨は店員に勘定を頼み、モラを払って店を出た。

小雨

それじゃあありがとう。

甘雨

こちらこそありがとうございました!

甘雨

そういえば、小雨さんはすぐ帰るんですか?

小雨

⋯あー、

小雨

気になる遺跡があってな、丁度帰りの方向にあるからそこに寄り道しながら帰るぞ。

甘雨

そうですか。気を付けてくださいね。

小雨

あぁ。

それから数時間、小雨は遺跡での調査を終えて珍玉の谷への道を歩いていた。

すると、もう空は夕焼けで橙になっていた。

空を見上げ、随分夜が迫っていることを知った小雨は、今日泊まる予定の望舒旅館までの道を急いだ。

小雨

(この辺りは最近魔物が増えていると聞いている⋯。)

小雨

(遭遇しても喜ばしくはないな。急ぐか。)

タッタッタッタッ⋯

魔物

グルル⋯グゥ⋯

小雨

もうこんな時間帯から魔物が湧くのか。

小雨

(久しぶりに戦うには丁度いいか⋯)

そう考えた小雨は、懐から愛用している武器である槍を具現化させた。

魔物に槍を突き刺そうとしたその時───

【ハアッ!】

魔物

グル⋯ウゥ⋯グ⋯

パイモン

小雨! 大丈夫か?

小雨

なんだ、旅人とパイモンか⋯。

パイモン

なんだってなんだ!?

望舒旅館で手伝いをしてて、それが終わって璃月港に行こうと思ったの。

パイモンが「オイラお腹が空いたぞ!」って言ってたから、ご飯を食べようと思って。

そしたら、小雨が魔物に襲われそうになっているところを見つけて。

パイモン

オイラびっくりしたぞ!

小雨

⋯そうか?

小雨

私は一人でも大丈夫だったんだぞ?

⋯もしかして小雨、気付いてないの?

小雨

何に?

⋯魔物がいっぱい居るってこと。

パイモン

うわっ!? こんなに居るのか!?

小雨

ふむ⋯。

小雨

(何かが複数いる気配はしたが、魔物だったのか。)

とにかく、倒さないと!

旅人と小雨は協力し、次々やって来る魔物達を倒していった。

そして、全ての魔物を倒しきった時には辺りが暗くなっていた。

ふぅ⋯。やっと倒し終わった。

小雨

いい運動にはなったな。

パイモン

いい運動⋯なのか⋯?

パイモン

何千年も生きる魔神は凄いな⋯。

パイモン、しーっ。

あまりここでそういうこと言わない方がいいよ。聞かれてたらまずいでしょ。

パイモン

それもそうだな。ごめん⋯。

小雨

さて、私はそろそろここで⋯

そういえば、小雨はこれからどこ行くの?

小雨

ん? あぁ、璃月港に行ってきた帰りでな。

小雨

これから望舒旅館で一泊するんだ。

そうなんだ。

小雨

どうして予定を?

一緒にご飯食べたいなって思って。

パイモンが、たまには小雨とかとも食べたいな、って言ってたから。

パイモン

えぇ、オ、オイラはそんなこと言ってないぞ⋯!

小雨

⋯本当は?

パイモン

うぅ⋯めちゃくちゃ言った⋯。

小雨

今日は無理だが、今度一緒に食べよう。

小雨

私の住んでいる所まで来てくれたらご馳走するよ。

パイモン

いいのか!? やったぁ!

パイモン

旅人、次はいつ珍玉の谷に行くんだ? オイラ、出来れば明日にでも行きたいぞ!

さすがに明日は無理かな⋯。

パイモン

そうかぁ⋯。まあ仕方がないよなぁ。

それじゃ、私達はこれで。

小雨

あぁ、おやすみ。

【原神】時に、小さな雨は降る。

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