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中学校生活も慣れてきた頃
大事件が起きた。
昼休みが終わった後。 やけに教室がザワついていた
クラスの皆
クラスの皆
優
ガタン!!
愛菜
机が蹴り飛ばされた大きな音
女子達
陽菜
押さえ付けられる陽菜
周りの皆は笑うだけで 止めようとしない
優
優
優
心の底から放った言葉は まだ熱を持っていた。
陽菜
バシッッ!!
陽菜
愛菜
愛菜
女子達
愛菜は近くにあったハサミを 持ち出した
愛菜
優
碧斗
優
碧斗
ガバッ/!!
力の強い碧斗に押さえつけられて 身動きが取れない
優
愛菜
ザクッ…
その瞬間陽菜の髪の毛が切り取られた 地面にはひなの長い髪の毛が 散らばっていた
愛菜
愛菜
陽菜
女子達
バタッ
碧斗
優
目の前の光景が辛すぎて
見てるのに耐えない景色で
僕はまた何もしてやれなかった。 今度こそはと思ったのに。
それからの事は何があったか 分からない。
あまりのショックに僕は 気絶してしまった
心が苦しくてむせ返りそう
碧斗
碧斗
優
優
目を開けるとそこは保健室だった
夕方の日が差すこの部屋には 碧斗と僕しか居なかった
碧斗
碧斗
優
あの記憶が頭をよぎる
僕は陽菜が心配だ。
優
優
碧斗
碧斗にしては珍しく落ち着いている
優
碧斗
優
ギュッ…
優
碧斗
碧斗
僕を包み込むように 抱きしめる碧斗からは、温かさと切なさが伝わってきた。
優
碧斗
碧斗
優
優
優
僕は抱き締めてきた碧斗をさらに強く抱き締め返した
碧斗
碧斗
優
碧斗
碧斗
優
碧斗
碧斗
碧斗
知らなかった事実
理由が僕と知った時。とても ショックだった
優
優
心が痛い。あぁ。なんて惨めな 人間なんだ。
碧斗
優
優
碧斗
僕は急いで陽菜を探しに走った
優
探し回りすぎて息切れがする
優
陽菜
陽菜
優
ギュッ…/////
陽菜
陽菜の心からは悲しい音がした。
綺麗だった物が破壊されていく音
僕はどうしてもそんな陽菜を 守りたくなった
優
優
優
優
陽菜
陽菜
陽菜
笑う陽菜の心に空いた穴は 笑っていなかった
優
優
優
陽菜
陽菜
優
優
陽菜
陽菜
優
優
この時の彼女の言葉を 理解しきれていなかった。
安心していると消えて行く。 現実は儚く辛い