ライチ光クラブ

ｻﾞｰ ｻﾞｰ ｻﾞｰ

寒い……。 何時間たったのだろうか。少なくとも1時間は歩いている、靴は雨でビショ濡れ。

何処か雨宿り出来る場所を探さないと

彼女が見つけた場所には 「立入禁止」と書かれた看板がある、廃墟を見つけた。

ホコリが酷い……結核もちの彼女には、とてもじゃないけどあまり恵まれてはいない場所だ

ﾋﾟｰ ﾋﾟｰ ﾋﾟｰ

ハッキリ言って意味が分からなかった。いや、もっと言うと初対面の人にここまで言える彼奴は頭がイッテいるのかと思った

彼はゆっくり私に近づくと、首元を㌧と叩いた。そこで、私の記憶は途切れている

何時間たっただろうか。ここは、牢獄か……。目覚めた先には無数の足。 何人居るのだろうか、ざっと数えて10本の足がある

首を叩かれたところがジンジンと痛む。

天井が異常に低い…… とにかく早く逃げなければ、そう思った時だった

ゼラ？私には理解が出来なかった。そもそも、ここの環境は非常に悪い……ホコリまみれ……砂だらけ……よくこんな所に居られるなと思うような点ばかりだった

ニコ？なんの事だろうか、そもそも私は何故ここに連れてこられたのか、色々と困惑していた

まてまて、理解が出来ない。まず、ここは何処なのだ。そもそも、この人達は誰なのか

さっきからなんなんだ、この片目野郎は。見てるだけで暑苦しい……

勢いよく頭を掴む

なんなんだ、コイツらはさっきから、勝手に色々決められているけど私は何一つ承知してない。とりあえず、逃げにければ……

ﾀﾞｯ ！！

どこまで逃げただろうか、場所が分からない……とにかく今日はここで寝ようとした、

ガシッ

誰かに腕を掴まれた気がした、後ろ、後ろにいる……だか、後ろを確認できない。彼奴じゃない……別の人だ。誰だ……分からない。

その瞬間私の意識は途切れた