いつもと何も変わらない夏 私は、一夏だけの恋をした
※フィクション作品
女子高校生1
女子高校生2
ドンッ
と誰かとぶつかった音がして振り向くと、気まずそうに女子高校生はこちらを見ている
女子高校生1
女子高校生2
とても気まずそうに彼女達はわたしを見つめる
麗奈
私がキッと睨むと彼女達は走って逃げていった
男子高校生1
女子高校生3
男子高校生1
教室に入ると、通学路よりうるさくなる
麗奈
女子高校生3
男子高校生1
男子高校生1
こういうことを言われるのは知っていた 今までも何千何万回と言われてきたから
男子高校生1
女子高校生3
私は無言で席に座る クラスの大半が私のことを見ているが気にしない だって、しょうもないプライド守るために 群れて行動しているやつらの視線なんか気にならないから
教師1
教師1
母親
母親
女子高校生2
女子高校生2
女子高校生1
うるさいんだよ 何も知らないくせに
幼少期
秋奈
秋奈
小春
麗奈
小さい頃ノリで遊んでた秋奈と小春 でも、秋奈と小春は元々2人グループで私がその中に入っていっただけだった
奇数ということも、私が体力がないということもあり、ふたりにはいつも置いてかれていた
そんな何気ない日常のその日に、事件は起きた
麗奈
小春!
おつかいの帰り、ふたりをみつけたから私は2人の元にかけよった すると、2人は気づいていないようで、何かを話していた
小春
『ノリ悪くない?』
秋奈
麗奈
すると、やっと2人は気づいたようで、振り返ると気まずそうな顔をする
秋奈
わたしは、走って家に帰った
でも、そのときから他人を信じるのが怖くなってしまった
そんなこんなで、私は人を信じれなくなってしまった いわゆる、人間不信
私は、帰宅部でみんなより早く家に帰っている その帰り道、ある花を見つけた
麗奈
麗奈
そのヒマワリは萎れていて、今にも倒れてしまいそうだった
私は急いで家に帰って、ジョウロを持ってヒマワリに水を与えた
麗奈
麗奈
これから、毎日水をあげよう そう思うと明日が楽しみになる
麗奈
翌日
私は、どよーんとした気持ちで毎日のように学校に向かっていた
女子高校生2
男子高校生1
わざと聞こえやすく大きな声にして悪口を言われるのももう慣れたよ それも、あなたたちのおかげだよ 秋奈、小春
すると、私の前にひとりの男子高校生が立っていた 制服から察するに、同じ高校だろう
麗奈
?
?
麗奈
いくら高校が同じだからと言って知らない人に答えるわけが無いでしょう?
すると、周りがザワザワし始めた
女子高校生1
めい、だ? そんなやつこの学校にいたっけ?
麗奈
?
陽光
陽光
そうはにかむ君は、私を名前の通り陽光で照らしてくれた