テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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鈍感BL漫画家を口説くのはレベルMAXです！

第5話 - 前に進もう

424

2024年01月06日

#司類

#冬彰

#コメディ

#大人ロマンス

#BL

あかまる🍓🐾໊

司

類、好きだ。

類

……へ？

類

ちょっと…やっぱり酔ってるだろう？

類

今のは冗談として…

司

駄目だ。冗談じゃない。

司

類、好きだ。本気で

類

え、あ…

司

可愛い、好きだ。愛してる。

類

ちょ、待っ

司

類、

類

い、一旦ストップ！！

司

む

類

ちょ…ｯｯｯと待ってね！！？

類

君が…僕のこと、好き？

司

ああ。好きだ。

類

えっと…何の冗談で？

司

冗談じゃないと言っているだろう。俺は本気だ。

司

頼む、信じてくれ。俺はお前が好きなんだ。

類

そんな……

類

えと、急に言われても…

司

返事はいらん。嫌だったら忘れてくれ。

類

嫌………じゃ、ないけど…

類

けど……やっぱり、酔ってるんだよ、

司

なら、また日を改めて言おう。

類

へ？！///

司

おやすみ、類。愛してる。

類

？！？！？！

司

…zzZ

類

え？！ちょ、え？！

類

ね…寝れないんだけど…！/////

司

ふわ……

類

あ、おはよう

司

おお、おはよう。

類

えっと……昨日のは、酔ってただけなんだよね？

司

ん？昨日の……？

司

……(；･`д･´)ﾊｯ

司

わ、忘れてくれｯｯｯ！！！！！

類

わっ

司

すまん！！言うつもりは無かったんだ！！もう少しカッコよく…じゃなくて！

司

え、えと、あの…

類

えっと……

類

…君のあれは、冗談として取っておくよ。

司

なｯ…忘れてくれとは言ったが、冗談ではないぞ！！

司

昨日も言ったはずだが、俺は本気で…！！

類

男同士なんて…やっぱり有り得ないんだよ。

司

それは…

司

…お前が振られた時の言葉だろう？

類

！

類

…そうだよ。

類

まだ、僕は忘れられないんだよ。

類

司くん、君はいい人だ。優しいし、家事もできる。

類

僕じゃなくても、君にお似合いの人はたくさんいるよ。

司

だから、俺は類がいいと言ってるんだ！

類

…ごめんね、僕は臆病だ。

司

…類、

司

分かった。返事は急がん。だが、俺が本気な事だけは、信じてくれんか？

類

……うん

司

なら、俺はお前に謝らないといけないことがある。

類

え？

司

青柳冬弥の事だ。

類

な、なんで君が冬弥くんの事しってるの…？！

司

俺の編集部の後輩なんだ。類の好きだった人だと知ったのは、昨日だがな。

司

もっと早く言うべきだったんだが…

司

…すまん、情けない嫉妬心から、俺はお前の事を隠したんだ。

類

…

司

冬弥は会いたいそうだ。類がいいなら、会ってやって欲しい。

類

僕は構わない…けど、

司

なら、冬弥に会ってやってくれ。

類

…いいの？

司

俺は構わん。類に想いは伝えたし、後は類の好きにしてくれ。

類

…分かった。

冬弥

(司先輩から連絡があって来たが…)

冬弥

(なんか謝られたんだが…何故だ？)

類

あ、と、冬弥くん…

冬弥

え？！

冬弥

る、類先輩……？！？！

類

えと、久しぶり。

冬弥

あ、お、お久しぶりです…！！

冬弥

あの…先輩！

類

冬弥くん！

類

あ…先にいいよ、

冬弥

あ、すみません…

冬弥

えっと…俺、ずっと貴方に謝りたくて。

類

謝る？

冬弥

はい。その…「男同士なんて有り得ませんよ」って言ったこと、謝りたくて…！！

類

それ…

冬弥

本当はそんな事思ってなかったんです。先輩の事は大好きでしたし、先輩も同じだと知って、とても嬉しかったんです。

冬弥

けど…父は絶対に反対するし、認めてもらえないと思い…怖くて、

類

冬弥くん…

冬弥

本当に…すみません！謝って、許してもらえるとは思ってないです。けど、どうしても伝えたくて…

類

…ふふ、なんだ、思ってなかったの？

冬弥

え？

類

当時はショックだったけど…今なら分かるよ。君のお父さん、厳しかったもんね。

類

僕が君に声をかけたのも、屋上でボーッとしてる時だったから。

冬弥

…覚えてるんですか。

類

もちろん。大切な思い出だからね。

類

君は、恋人とかいないのかい？

冬弥

え、あ、いません…

冬弥

未練がましいと思われるかもしれませんが、貴方に謝るまでは恋人を作ってはいけないと思って…

類

おや、そんな事気にしてたのかい？

類

いいんだよ。僕の事なんか忘れて、幸せになってさ。

冬弥

けど…

類

僕もさ、ちょっと幸せになろうかなって思ってるんだ。

類

随分と臆病になってたけど、そろそろ前に進まないと。

冬弥

前に…

類

好きな人ができたんだ。その人も、どうやら僕を好いてくれてるみたいでね。

類

…とっても、いい人なんだよ。

冬弥

それは…おめでとうございます、！

類

ふふ、ありがとう。

類

君も…幸せにね。

冬弥

…はい。

冬弥

類先輩、俺は貴方の事が大好きでした。

類

…ありがとう、僕もだよ。

冬弥

どうか、お幸せに。

冬弥

……

彰人

本当に良かったのか？類の事、好きなんじゃねーの？

冬弥

あ、彰人？！？！

冬弥

な、何故ここに…！！？

彰人

お前が類とカフェにいる所をたまたま見かけてさ。

彰人

しっかし、お前の好きな人って類だったんだな。

冬弥

類先輩の事知ってたのか？

彰人

おう。よく家行ってた。

冬弥

そうなのか……

彰人

んーー、お前にも叶わない恋があるとはねぇー

冬弥

叶わない恋…そうだな。

冬弥

彰人、それより原稿はどうなった？

彰人

ｷﾞｸｯ

彰人

あー、俺ちょっと用事が……

冬弥

逃げるな。俺も手伝うから、原稿進めるぞ。

彰人

う……ﾊｲ…

冬弥

(「僕の事は忘れて幸せになっていい」か……)

冬弥

(本当に…良いのだろうか)

彰人

あっ、チーズケーキ

冬弥

…原稿進めるなら、食べに行くか？

彰人

いいのか？！

冬弥

原稿やるならな。

彰人

やるやる！

彰人

ほら！冬弥！早く行くぞ！

冬弥

はいはい。

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424

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みんな幸せになってね😿

ひｯひぐｯ(( 類くんこの続きを漫画で書きそう。（？

ひっくひっくぐすん😭😭😭

あかまる🍓🐾໊

プロフィール

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